【検証】可変NDフィルターで金環日食が撮れるのか?


2012年5月21日、全国で部分日食を見ることができるほか、九州地方南部、四国地方南部、近畿地方南部、中部地方南部、関東地方など広範囲で金環日食を見ることができます。

外部リンクより引用→2012年5月21日金環日食

地球より約1億5000万キロ離れた被写体(太陽)の手前を、約38万4千キロ離れた月が重なる壮大な天文ショーがあるようです。

このニュースをうけて、
当初「可変NDフィルターは金環日食の撮影には向かない!」という記事を書くつもりでした。

全ての可変NDフィルターは、PLフィルターが2枚重なっている構造のため、
太陽が2重(ゴーストのように)に写ってしまうからです。

今日は晴天だったので、それを立証するいいチャンスだと思い、
高すぎない可変NDのGREEN.L VariableNDXを使い、
太陽を撮ってみることに、、、、

すると、、、、、

写真はD7000(1600万画素カメラ)+200mmでの、まま等倍(100%)切り出し画像です。

あ〜れ〜〜!?まぁまぁ、撮れているじゃないですか〜〜。
もっとヒドいと思ってました・・・。

確かに右側にゴーストが発生していますが、
細かいこと言わなければOKレベルじゃないですかねぇ〜?
(シャープさにもかけますが・・・)
GREEN.Lは薄型なので、ガラスとガラスの距離が近いのが幸いし、
比較的ゴーストが発生しにくかったと推測されます。(私個人の考えです・・)

もちろん、本気でキレイに撮りたい人は、単NDフィルター(最近話題のND100000等)を使った方が良いに決まっています。金環日食命!の方はそちらをお買い求めください。

でも、このND100000フィルターは太陽撮影専用なので、他には何にも使えません。
それにもし5月21日が雨だったり、どん雲だったりしたら、、、、
と考えると、かなり思いきりが必要でしょう。(結構、お高いし〜)

で、この写真の貴重な撮影データをお教えします。

【撮影データー】
使用可変ND:GREEN.L VariableNDX 77mm ※MAX状態で使用(ND400〜1000?)
ISO感度:100
シャッタースピード:1/8000秒
絞り値:F22

使用カメラ:Nikon D7000(ライブビュー撮影)
使用レンズ:AF NIKKOR 80-200mmF2.8 D

GREEN.Lの可変NDフィルターを使って金環日食を撮るポイント!

・ISO100とF22と1/8000秒が使用可能なカメラレンズを使うこと。(最低限必要です)
・ライブビュー撮影ができるカメラを使用のこと
※一眼レフの場合、絶対に太陽に向けたときにファインダーは覗いてはいけません!
・200mm以上のレンズがあると良い。(理想は600mmほどか?)



↑APS-Cのカメラで200mmだとこんなもん(上の検証写真はコレを切り出しています)





今回の結論、、、、

高すぎない可変ND、GREEN.L Variable NDXを使えば金環日食も撮れなくはない。ベストではないけど・・・
とはいえ・・・一眼動画(開放動画)にも使えるし、お得だよね・・。

で、注意点をもう一度いいます。
一眼の人はくれぐれも太陽にむけてファインダーを覗かないように!(最悪、失明の恐れあり!)
絶対、ライブビュー撮影をしましょうね!


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※77mm径は切らしていましたが、2.3日後に入荷させます。。。(がんばります!)
※72mmは少し時間がかかるかも・・・。

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