接続系機材の世界/応用編 調整可能な被写体固定装置



$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

久しぶりのディープな接続系の世界の話題です。
今回は「応用編」なので、少々難しいかもしれません。(覚悟してください)

この度、ゴルフクラブのヘッドを撮影することになりました。
グルフクラブって、固定が難しいんですよね。
クラブヘッドを上に向けて撮ることが多いのですが、
上は重いから、ちゃんと固定しないと、すぐにクルッと下に向いてしまいます。

その対策として、こんな機材を購入したのですが、、、、

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

確か1万円以上したと記憶してるんですけど、これは全然ダメダメです。。
可動部のハンドルを思いっきり締付けても言うことを聞いてくれません。
使うことを考えてないですね。。
厳しいことを言うようですけど、本当のコトだから仕方ありません。

そんなワケで、トップ写真のセッティングを考えてみたわけです。
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【弊社取扱い商品】
・16mmオスダボ・ねじ付「棒」Bo30-50cm
・蟹バサミ型強力クランプ(カニクラ)×2個
・真鍮製16mmスピゴット
・PIKAPIKAシリーズ 超クランプ(販売準備中)
・PIKAPIKAシリーズ UZUMASAヘッド(販売準備中)
・ステンレス製六角穴付Φ1/4″カメラねじ(M)
・ステンレス製六角穴付Φ3/8″太ねじ(M)

【他社取扱い商品】
・コピースタンド(複写台)

【その他】
・1/4″ボルト
・3/8″ナット
・アルミ製ステー
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★複写台はワンタッチで上下移動ができます。
★「カニクラ」でしっかりシャフトを固定し、シャフト軸の回転調整します。
★「PIKAPIKAシリーズ UZUMASAヘッド」で、シャフト角度を調整できます。
★「棒」Bo30-50cmの中程の止めねじで水平軸の調整ができます。


★尚。照明セットと写り込み対策のために、
複写台から棒を突き出して、少し距離をとってます。

完璧です!
以前使っていた固定機材とは雲泥の差です。

ちゃんと、位置を角度を調整可能で、ちゃんと止まります。
カット数が多い場合はこんな機材は必須ですよね。
(但し、ゴルフクラブのヘッド撮影の場合ですけど・・・)

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

アルミステーには3/8″のねじ穴が切ってあります。(自作)
スピゴットの3/8″側をそこにねじ込んで、裏側から3/8″ナットで締めつけているので、回転はしません。
1/4″ボルトでしっかり、カニクラを固定しています。

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

販売準備中の「PIKAPIKAシリーズ 超クランプ」の止めねじで棒のダボを止めてみたところ、
固定にやや不安があったので、Φ1/4″カメラねじ(M)を使います。

ココは可動する必要のない部位で、少しでも動いては困ります。
締めねじより、レンチ等の工具で締付けるねじの方がしっかり止まるので、
ねじを外してカメラねじ(M)に交換します。

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

販売準備中の「PIKAPIKAシリーズ UZUMASAヘッド」の大きなハンドルの締めねじがついているのですが、
同じように、Φ3/8″太ねじ(M)を取付けて、レンチでしっかり締付けます。
棒との接続部は全く動かなくなりました。

このように、撮影時に「可動させたい部位」と「固定する部位」を考えながらねじも替えた方が良いですね。

今回のセッティングは「ゴルフクラブのヘッド撮影」に特化したのもので一例です。
ブツ撮影の場合、位置・角度調整がちゃんできて、ちゃんと固定できる装置はあると飛躍的に作業効率があがります。
コレが無いと、カット数が多い場合は2倍3倍の撮影時間がかかる可能性もありえます。

ゴルフクラブじゃなくとも、「角度調整可能な被写体固定方法」を考えてから撮影に望みましょう。
「接続系機材」の知識があると、きっと解決できるはずです。

で、今回初登場の
「PIKAPIKAシリーズ 超クランプ」
「PIKAPIKAシリーズ UZUMASAヘッド」は、
現在販売準備中なので、少々お待ちくださいね。。。


2011.11.10※これらは現在でも販売されておりません。あしからず・・・

その他、今回登場の他機材のことをあまり知らない方は、
ブログカテゴリー: 接続系機材の世界
をたどってお読みください。

尚、今回の機材は下記「接続系機材売場」に置いています。興味のある方は売場へどうぞ!






“接続系機材達”が集う売場を見てみたい!

カテゴリー: 接続系機材の世界, カニクラ。, , ダボ・スピゴット類, ねじ類 パーマリンク

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