待ち望んでいたものが、やっと入荷しました。
その名も、FaderND。
NDとはNeutral Densityの略です。
減光させたいときに使うフィルターです。
カメラを三脚で固定し、NDフィルターをつけて減光させて、スローシャッターにするのが一般的な使い方です。
例えば、滝を撮ると、全景は止まっているに動いている滝がブレて、糸のような表現になります。
また、超スローシャッターで、街で人を消したりする特殊効果にも使えます。
でも、これはただのNDフィルターではありません。
その減光量を無段階に可変できるのです。
今までは、減光させたい具合によって、ND2・ND4・ND8とフィルター自体を変えていました。
これは一枚で、ND2相当~ND400まで無段階に可変という画期的なものなのです。
一眼動画においては、明るい場所でレンズの開放が使えます。
減光量がバリアブルできるため、とても便利に使えるでしょう。
で、そのFaderNDが2種類はいってきました。
いずれも、その仕組みは2枚のPLフィルターを回転させて、
減光量を調整できる仕組みです。
とりあえず、下の動画をご覧ください。
こんな感じです。不思議ですよね?
TiANYA XS-Pro1 Digital

特徴:ND2~ND400可変式。厚みが14.5mmほどあり、操作しやすい。77mm用は、前に86mmのねじ山がきってあり、フードなどに対応している。16mmレンズまでケラレがないことを確認済。
GREEN.L Filter dHD

特徴:ND2~ND400可変式。厚みは9mm強と薄め。16mmレンズまでケラレがないことを確認済。
で、この2種のfaderNDの色の偏りを調べてみました。
フルサイズカメラに80mmレンズをつけて撮影しています。
上の写真は、一番軽めのND2相当(-1 1/3EV)の比較です。
TiANYA XS-Pro1 Digitalは、ややイエロー(Y)に偏っています。
GREEN.L dHDは、イエロー(Y)に偏りがある上に、グリーン(G)にも偏っていますね。
2枚のガラスを透過するため多少の偏りがあるのは、性質上仕方のことだと思います。
WBをあわせて使うと、割り切ったほうがよいでしょうね。
次にND400(-9EV)付近です。
少し色が淡くなったのは、シャッタースピードが2秒になったので、カメラのノイズリダクションが効いたせいと考えられます。
減光の差で、どちらの製品も極端に色が変わることはないようです。
次にワイド系レンズを使って周辺光量の落ち方を調べてみました。
35mmレンズを使い、背景紙を撮影しています。
上はND2状態の比較です。
フィルターなしと、周辺光量の落ち方は、そう変わらないのが分かります。
-5EV(ND32)あたりまでは、周辺光量の落ちも同じような結果がでています。
で、ND400(-9EV)ではどうでしょうか?
ゲ!なんか変な文様が、でちゃいました。。
2枚のPLフィルターが交差して干渉した文様ですかね・・・。
80mmでは、ND400でも大丈夫だったのに・・・。
変な文様が出ないために、広角系レンズでは-5EV(ND32)以下で使用されることをオススメします。
まぁ、でも考えてみたら、そんなに暗くする場面って少ないので、
現実的には問題はないんじゃないでしょうか?(ND2・ND4・ND8が一番使いそうな値)
(ND400は日食の撮影などに使われるが、日食を撮るのには、2重になるので向いてない。)
欲しい人が多そうな商品なので、
この2種類のFaderNDフィルター77mmを、早速販売することにしました。あると便利だから「72-77mmステップアップリング」もおつけして販売します。
売場にて値段を見ていってくださいね。
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※Amazonでは、GREEN.L VariableNDX 77mm「ステップアップリング」はつきません。











