ルネ・マグリットの作品を彷彿とさせるこの写真、実はクリップオンストロボの「ハイスピードシンクロ」という手法で撮られたものです。
カメラはフルサイズ一眼レフのNikonD810。縦走りのフォーカルプレーンシャッターで、フラッシュ同調シャッタースピードスピード(最速)が1/250秒です。※フルサイズ機はだいたい1/250秒のものが多いです。(縦走りが主流。横走りは最近では聞かないなぁ)
つまり、1/250秒以上のシャッタースピードでは、ストロボが使えないということになります。夏の日中ではISO64でも、相当絞らないと1/250秒以下にはならないですよね!?ストロボを使い空を青くしたかったら、極端に絞らなければならないでしょう。(おそらくF11とかF16とかになってしまう)
今回D810につけてるレンズは、ライカ エルマリート-R24mmF2.8。折角のライカレンズ、なんとしても開放(f2.8)で使いたいです。しかも夏の空を青くしたい!という、わがままを叶えてくれるのがハイスピードシンクロという仕組みなんです。
絞りがF2.8のまま、空を青くするには1/1250秒のシャッタースピードが必要です。しかし、この露光にするとストロボ光がなければ、ひまわりが完全に影になってしまいます。
ひまわりを明るくするために、ストロボ無しで、1/80秒にしてみました。案の定、空は真っ白に飛んでしまいました。
ハイスピードシンクロをするためには、各メーカー用のハイスピード対応のストロボが必ず必要です。Nikonのカメラでは、SB-900とかSB-910などの、純正スピードライトの上位機種。Canonのカメラでは、580EX・580EXII・600EXなどの、純正スピードライトの上位機種が必要になります。Nikon、Canonのカメラでは、サードパーティ製のクリップオンストロボもありますが、対応していないカメラの機種や機能が限定されてる場合もあるので注意が必要です。
(弊社では、CanonカメラにハイスピードSync対応ラジオスレーブ Godox CellsII + Godox AD360 or Godox V850でハイスピードシンクロが可能です。※いずれもCellsIIが必要)
ハイスピード対応クリップオンストロボだけでは、カメラのホットシューに直接つけることしかできません。(カメラから離すことができない)カメラからストロボを離したい場合に必要になってくるのが、ハイスピード対応ラジオスレーブです。弊社ではNikon専用(YN-622N)とCanon専用(YN-622C)のものがございます。ハイスピード対応のうえに、TTL調光にも対応いるので撮影が楽ちんになります。
ちなみにTOP写真は、YN-622Nをハイスピード対応ストロボ(非純正)につけて、カメラから離して、手で持って向日葵正面から照射し撮影しました。
ハイスピードシンクロ(〜1/8000秒)にも対応!i-TTLラジオスレーブ”YONGNUO YN-622N(ニコン専用)”売場
ハイスピードシンクロ(〜1/8000秒)にも対応!E-TTL対応ラジオスレーブ”YONGNUO YN-622C(キヤノン専用)”売場
ハイスピードシンクロに対応していないストロボやラジオスレーブを使うとどーなるのでしょうか!?ちょっと見てみましょう。
1/250秒までは同調しておりますが、1/500秒になると半分幕切れしてますよね?1/1000秒では、ほとんどストロボの光と同調していません。ハイスピードシンクロ対応じゃないフツーのストロボやラジオスレーブだと、こうなるのでした。。。
ぼちぼち、夏も終わりの予感・・・。向日葵さんも元気がないかんじだもんね・・。
【本日のオマケ】
TOPのハイスピードシンクロ作例写真をクリックすると、NikonD810のフルピクセルデータが表示されるそうな・・。(エルマリート-R24mm開放写真だし・・)じっくり見てケロ・・・。
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