ライカのビゾフレックス用レンズ、テリート200mmで最適なフードの長さを探る実験をしてみました。このレンズ、半世紀程まえに作られたレンズなので、単層コーティングなので逆光にかなり弱いと考えられます。(古いレンズは大抵そうですから・・)
前にも似たような実験を「マクロ エルマリート-R60mm」でおこないましたが、このレンズはまだ新しめなので(マルチコーティングになってる)、テリート200mmより逆光性能が良いと思われます。なので、小差しか出ませんでしたが、今回はもっと顕著に差がでるような予感がしております。
Blog!:【プロが教える】意外と知らない「レンズフード」の本当の意味。
ストロボで逆光気味のライティングをおこない(ストロボとカメラの間に、光源のハレ切り設置)、白バックで備前焼きのぐい飲みを撮ってみました。(レンズにとっては、もの凄く過酷な状況・・・)
【フード無し】
思った通りぽやんぽやんです。ハレーションバリバリ全開ですね。。
次にテリート200mmの組込みフードをだしてみましょう。4.5cmしか出ないので、屁の足しにもならなさそうですが・・・。
【組込みフード4.5cm】
やはり、屁の足しにもなってません。全く同じです。。
昔のCanonの「HOLDER FOR GELATIN FILTER」という、フードシステムを使ってみましょう。ウチにある全部のフードを繋いで約10cmの長さのフードにしました!さすがにこれで効果があると思います・・・。
【外付けCanonフード10cm】
あ〜れ〜?全然効果ないぞぉ〜
先ほどより少しは締まっるような気がしますが、ほとんどフードの効果がありません・・・・。
まずい!もうこれ以上フードがない!!
むむむむ、、、仕方ない、これでどーだ!
【外付けCanonフード+ボール紙の筒39cm】
とりあえず、梱包用のぷちぷちロールの芯に使われているボール紙のつつがピッタリハマったのでそれで試してみることに。。本来であれば、内部は黒くしなければなりませんが、時間がないので、茶色のまま・・・。
さてさて、結果は?
おーーー!やっと、ハレーションを切ることに成功!これがテリート様本来の実力!!(この距離で撮って、ケラレはありませんでした・・)
ということは、つまり、テリート200mmのハレーションの完全制圧には、39cmもの長ーいフードが必要ということになります!
このレンズで、中途半端な長さのフードをつけても、全く効果が無いということが分かりました。(過酷な逆光の状況下でですが・・)
組込みフードは、直射を遮るのに少しは役に立ちますが、屁の足しにもならない事が分かりましたしね。
現実的な話、レンズより長い39cmのフードを持ち歩くのって・・・。。邪魔でしょうねぇ・・。
でも、このテリート様が本気だしたときの絵は圧巻なので、手づくりフードを作りたいとおもいます。もちろん、この芯を使ってね・・・。(中はちゃんと黒く塗るよ!)※アービング・ペンは、フレームインするような長ーいフードを使っていたというしね・・・。
※今のレンズのマルチコーティングは、逆光にかなり強いので、このお話・・オールドレンズでの話だと、、、、参考にする程度にしてくださいね・・・。
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