自然光でブツ撮るには、事前に「欲しい光の方向」を考えておくべし。



これは、現在編集作業をしている動画のための素材として撮ったブランクノートの写真です。


床に置いて自然光だけで、真ふかんで撮っただけなんです。
 とまぁ、言葉で記すと簡単な撮影みたいにおもえます。実際、作業自体は簡単は簡単ですが、こんな撮影でも「ある見極め」を間違うと、うまくいかないこともあるんですよ。

自然光を使った撮影では、セッティングをする前に考えるべきこと があります。
それは、被写体にどの方向から光が欲しいか? ということです。

今回は、白背景に白いブランクノートを真ふかん撮影…という、ペラペラで味も素っ気もなくなりがちな設定です。ですので、美しい影を作って出来るだけ立体感を出したかったという思いがありました。完成写真(TOP写真)をもう一度見ていただくとわかると思いますが、真左からの光 になってます。


光の方向が決まったら、現場の状況を見て、左から光がはいる方向に被写体を配置します。そして、影にならない位置に三脚を立てて、真ふかんポジションにカメラを固定しました。

プロなら、この正解の配置は、意識せずとも経験上の感覚だけでおこなえます。
しかし、全く考え無しにやってみたら、間違うこともあります。

撮影途中で配置の間違いに気づきやり直す、というのはまだマシです。時間と手間がかかってしまうだけですからね。その場で間違いに気づかず、夜になってから気づいても後の祭り。意図しなかった方向からの光の写真で「仕方なし」とするか、明日になって「再撮」するかになります。

そんなダサいことにならないように、撮影作業前に欲しい光の方向を考えるクセ をつけて欲しいです。

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