カメラ(α7RIV)の階調表現能力を簡易に調べてみる



今日も動編集で明け暮れていました。が、今取り掛かってるやつは、ほぼほぼ完成、、といっても良いところまできました。(ただ本日重要な間違いが発覚し、土曜日にそのカットだけ再撮です..)

でまぁ、今日も編集作業ついでに思いついた内容。自分のもってるカメラ(ソニーα7RIV)階調表現能力 を調べて見ることをおもいつきました。最近では「■■ストップ」と呼ばれてるヤツです。


そのやり方は至ってシンプル。露出を変えて白い紙を撮るという原始的なやり方。

ちゃんとしたレンズをもっていないので、シャッタスピード(SS)を1段づつ変えて撮る方法 にしました。


照明は同じのまま三脚固定のカメラで、SSを変えて撮ります。
撮影後、白い紙の真ん中(同じ場所)を短冊状に抜き出し(コピペ)、並べてみましょう。※写真は合成イメージ。ホントに紙を切り出すわけじゃないからね。


結果はご覧の通り。
RGBの数値でいうと、0〜255までの階調が表現できるのが、このカメラでは 12EV(段)ということが分かりました。

ただこのカメラ、1/8000秒以上のSSがないので、ここまででしか調べれらませんでしたが、1/8000は「RGB値 = 1」なんですよぉ。つまり、もう一つ「RGB=0」というのがあるので、もしかしたら、13EVなのかもしれません。(ちなみにSS1/4が素抜けの白。RGB255ってこと)

しかしですねぇ、ソニーさんのHPには、α7RIVは「約15ストップ」と書かれているんですよぉ。まぁ、13までは分かるとして、あと2段とは、、、なかなか考えにくい気がします。(このやり方のほうが怪しいんだけど..)

まぁ、アンセル・アダムスの「ゾーンシステム」という手法ですら11段ですから、優秀ではあるとおもうんです。

でも、この結果は、本気のゾーンシステム成功例には到底かなわないとおもいます。
ゾーンシステムは、何段分描写できるか?というより、「階調のなだらかさ」を重要視しています。この結果では、1/5000より速いSSでは、なだらかではありません。これじゃぁ13段でもアンセル・アダムスさんにはきっとダメ出しされちゃいますよね。(特に1/500-1/1000にトーンジャンプが見られる)

とはいえデジタルカメラが進化したおかげで、ここまでの階調表現が可能となったわけで、フィルム撮影バライタプリントに肉薄してきたことは確かかもしれません。

最後に重要なこと。ゾーンシステムを成功させるのは、ただ事じゃなく難しいわけなのであります。達人レベルでないと絶対できません。かつて、私もチャレンジしたことがありますが、、道が遠すぎて断念しちゃいました。。だから、ちょっと階調感が怪しくても、なんにもしなくても簡単にここまでの階調の恩恵を受けられるデジタルカメラはありがたいわけなんです。

興味がある方は、お持ちのカメラでも、今回のやり方を真似て調べてみてください。12とか13とかいくのかな?


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One Response to カメラ(α7RIV)の階調表現能力を簡易に調べてみる

  1. 寝太郎 のコメント:

    面白い実験ですね。
    今回のメーカーがどのような測定方法で公称値15ストップとしたのか分かりませんが、レンズを通さないセンサーのみの感度なのかも知れないと思いました。公称値に届かなかったのや、トーンジャンプはレンズが要因かもしれませんね。

    Canon からSONYにシステムを乗り換えた時に、主力で使っていいた5Dm2と新品のa7Sm2に同じY/Cプラナー50mmF1.4をつけ、シャッタースピードを変更してラチチュードテストをしました。被写体は室内で三脚固定結果は暗さに強いはずのa7Sm2の方が1ストップ劣っていて、結果的に黒潰れしやすいa7Sm2、白飛びしやすい5Dm2となりました。レンズが同じなので純粋にセンサーの性格だと思います。

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