「26cm横棒」が妙〜に短い理由



美しい光の撮影照明キット をトップライトを組むことができる 26cm横棒 ですが、実はこれ、一般的に流通している商品ではなく、わざわざ弊社で作ったものなんですよぉ。。。

「なるほど、そーだったんですね」
「でもこれ、いくらなんでも短すぎるような気がするんですが・・・・」

良いご指摘です。そーなんです。こんなに短い横に突き出る棒機材がなかったので、わざわざ作るしかなかったのですよ〜。
それでは、なぜ妙〜に短いのか?


プロの世界では、トップライトを組むときは「ブーム」という機材を使います。ブームは、横に長く突き出すことができます。

横に照明機材を突き出すとなると、かなりの強度が必要になります。だから一般的なブームは頑丈にできており、ゴツく重いです。機材装着の先端はブームの自重も加算され、安定させるために、逆側にウエイトをつけてバランスを取らなければならなくなります。ウエイトをつけるのでブーム全体は更に置くなります。それを支えるためには、頑丈なスタンドが必要になります。頑丈なスタンドですから、それなりに重いです。。。。。※写真のブームは、ブーム機材の中でも軽微な類です。

とまぁ、通常のブーム機材を使うと、どんどん大げさなものになり「重いうえに場所をとるもの」 と化していきます。

ここで整理しましょう。美しキットのヘッド部分(ソフトボックス+高演色LED電球) の重さは「1kg弱」と、さほど重いものではありません。さほど重くないものに頑丈なブームを使う必要があるでしょうか?

ただ、軽めの1kgの照明といえど、突き出し量が長くすると、先端にそれなりの負荷がかかり、上記のような悪循環の渦に巻き込まれてしまいます。

実は私、前々から「50cmのライトだったら、その半分の25cmテーブルから突き出せれば、トップライトはできちゃうじゃん」と考えておりました。突き出し量を短くすることで先端の負荷が減り、軽微なスタンドでも耐えられますし、正しく使えばウエイトも不要 です。

美しキットの場合、照明ヘッド部が1kg弱。スタンド+横棒で約1kg。つまり、トップライトを組める機材の総重量が2kgという、トップライトシステムとしては、とんでもなく軽量な機材となるわけです。カメラ機材と合わせても電車移動が十分可能な重量で、プロとしても大変ありがたい機材なのであります。

横棒を短くすると、携帯便利というメリットだけではありません。
小さくセットを組んでいるおかげで、狭いスペースでもトップライトが組めること。 これはビギナーの皆様にとっても、何よりの朗報ではないでしょうか!? それに全体が軽いので、ビギナー様でも扱いやすいでしょうしね。


思った以上に文章が長くなっちまいましたが、
横棒を自社で作らければならなかった理由、そして、棒が妙に短い理由をおわかりいただけたでしょうか?
※この横棒がなかったら、こんなに簡単に(かつ安価に)トップライトを組むことができない、ってわけなのであります。

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)


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