「AI Nikkor 45mm F2.8P」の人気の理由はビジュアル系だから?



今日は、珍しくニッコールレンズのお話。ふだん本ブログではレンズの話といえば、ライカかツァイスばっかですもんね。
さて、この薄ーーーいレンズ(∞の厚み17mm)は「AI Nikkor 45mm F2.8P」というMFのレンズ。新品ではもう売っていません。
このレンズねぇ….たいへん人気が高く、中古価格は新品時より高くなっているわけなのです。



NikonF3につけてみると、ドーム型専用フードがあってもなくても、確かにかっこいいわなぁ。なんか、一気に玄人感が出る感じかもね。
ある意味「ビジュアル系レンズ」なんじゃないかしら。。


でもね、Fマウントカメラじゃないミラーレスカメラにつけると、マウントアダプターがぶ厚いから、ウスウスなパンケーキ感が出なくなっちゃうのね。。。
それを知らずに、買って自分のカメラにつけてみて「あれ?イメージしてたのと違う…」ってことになりかねません。やっぱ、このレンズはFマウントカメラにつけてこそ、ビジュアルの力を発揮するのではないかとおもいます。

で、どんな写りか知りたくない? んじゃまぁ、フォーカスを1mに固定して、4段階の絞りで撮ってみたものをみてくださいな。





ご覧の通り「描写は硬め」。まぁ、これも含めたテッサータイプのレンズって、そんなもんですけどね。
逆を言えば、やたらシャープに結像するって感じかな。私の場合、細かいテクスチャーのものを、ごまかさずに全部写しこみたいって時にのみ使っていたかもね。なので、開放で使うレンズではないのではないかとおもいます。ボケがキレイとか、そんなんじゃないから。
ってことで、やっぱ、ニコンFマウントカメラで使う「ビジュアル系レンズ」という言い方は、あながち間違いではないかもしれません。

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