HASSELBLAD Carlzeiss Distagon F 50mm f/2.8 T* の無駄話。



これまで私中居は、ほぼほぼライカレンズを使っておりました。ところが最近、スタジオ撮影(ライティング撮影)では、ライカ以外のとあるレンズを使うことが多くなってきました。
そのレンズがこれ!

ハッセルブラッド カールツァイス ディスタゴン F 50mm F2.8 T*
(HASSELBLAD CarlZeiss Distagon F 50mm f/2.8 T*

本来、私はツァイスレンズは好みではありません。しかしながら、これはハッセルブラッド2000FC用に、ツァイス社が本気の本気で作った特別なツァイスレンズということを知っており、どうしても見過ごせませんでした。

※通常のハッセルシステムではカメラ本体にシャッターなく、レンズ内にレンズシャッターが搭載されているのだが、のちにカメラ本体にフォーカルプレーンシャッターを搭載した2000FCシリーズを発売。レンズ内にシャッターユニットを入れる必要がなくなったので、本レンズを含む「Fシリーズ専用」のレンズが生まれた。シャッター組み込みという制約がなくなったので、ツァイス社は思う存分、理想のレンズを作ることが可能となる。
※残念ながら、2000FCはすぐ壊れる耐久性がないカメラだったので、プロには全く普及しなかった。

気品がありモノの形を歪めない恐ろしく正確な描写。このディスタゴン50mmF2はスタジオ撮影に向いており「コマーシャルレンズ」といえるとおもいます。ライカ党の私を屈服させた唯一のレンズでしょう。(あ、もう一本、同じFシリーズレンズの「プラナー110mmF2」にも屈服しました..)


さらにいうと、これは「6×6」用のレンズなので撮画像は大きな絵が結像しており、その大きな絵の真ん中の美味しいところだけを「35mmフォーマット」で使うわけですから、贅沢の極みなわけなのであります。(例えると画像の大トロ部)

でまぁ、今日は、このディスタゴン50mmF2のネットで調べても出てこないようなニッチな情報をお届けします。とはいえ、内容は無駄話だから、流してもらっていいですよ。


非マクロレンズの50mmレンズとしては32cmまで寄れるってのは、あんまり聞いたことないですね。

撮影最短距離

32cm
レンズの長さ

無限時(∞) = 約11cm
最短撮影距離時(0.32m) = 約13cm


「絞りリング」の他に、絞り込み専用のレバーがあります。この仕組みを「プリセット絞り」といいます。設定した絞りに一発で絞れるので、開放でフォーカスを合わせてから、撮影絞りにする場合、とても便利です。


このレンズ以外でもハッセルレンズは通常「5角形絞り」。絞り羽根の枚数を減らして、回折現象を起こりにくくしていると思います。(円形絞り理想論を捨てたと考えられる..)

フィルター径 = 86mm


50mmレンズのクセに常識外に重いです(MAとフードをつけると1.5kgほどになります)。しかも、開放値F2.8と、聞いたことないくらい暗いです。

レンズの重さ = 1,242g


通常のハッセルレンズはレンズシャッター。本体のシャッターを押せば、レンズ内のレリーズされる仕組みです。そのため、カメラのレリーズ用のカムで連動する仕組みがあります。また、本体のフィルム巻き取り動作で、レンズ内のシャッターがチャージできる連動カムも搭載されています。

しかーーーし!これは、フォーカルプレーン用カメラ(2000FC)で使うための専用レンズ。この仕組みは全く必要ありません。てか、そもそも中にシャッターはありませんから。

おそらくですが、このパーツをわざわざ作るのもコストがかかってしまうので、ハッセルレンズの既存のパーツを流用したのだと思っています。


最後に、レンズのスケール感がわかるように、マウントアダプターを介して、SONYα7RIVにつけてみました!

でかっ! こりゃ、レンズにカメラをつけているって感じだね..

あらためていいますが、このレンズは35mmカメラで標準レンズとされる50mmレンズ。バカでっかくてクソ重いMFレンズです。しかも開放値F2.8ととても暗い。。(フツーの50mmレンズだと、F2より明るいのが主流)

一見これを使うのは非合理的に思えますが、私が使っているのにはちゃんと理由があります。
写真という成果物が、全ての50mmレンズを超越して写りだから、バカとかクソでも使い続けるわけなのですよ。。。(クリエーターは、結果が全てではないかと..)

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