そこで今回、動画から切り出した写真というものは、どのくらいの大きさの印刷物に耐えられるか? を考えてみたいと思います。
ミラーレスカメラの動画機能は、現在では「4K動画」がスタンダードになっています。「4K動画(UHDTV)」の記録ピクセルは「3840×2160px」。つまり、829万画素(アスペクト比 16:9)の静止画を切り出すことができるということ。
TOP写真は、4k動画(フルサイズカメラ+24mm)から切り出したものです。(クリックすると、オリジナル記録ピクセル画像が表示されます)
これで「3,840×2,160px」に「700万画素相当(7MP)」の写真ということになります。
Nikon D1Xが530万画素機(5.3MP)でしたから、それを軽く超える写真が切り出せるということになります。(単純にピクセル数だけで比較するとですが..)

つまり4K切り出し画像は、
「雑誌片ページの半分掲載」は余裕だったのです!
(ピクセル数だけでいうとですが..)
私だって、本当は写真をちゃんと撮りたいと思っています。なので、こんなやり方はイヤに決まっています。だけど、「動画 > 写真」となった時、写真撮影専用の時間が十分いただけるとは限りません。ですので、このような「4K切り出し」の限界を予め知っておくことは大切だとおもいます。
・ 動画撮影時の「シャッタースピード」はある程度、「速くする(ex.1/125sec)」必要があります。
ただし速くしすぎると「動画」の動きがカタカタするようになってしまいます。
この塩梅は、ご自分で調整してください。
・ 切り出し写真は、三脚固定したカメラで撮影した動画でないと、ブレた写真になる可能性があります。
・ 動画モードは写真モードより、高感度性能が悪いです。(ISO感度をあげると荒れやすい)
全ての写真が動画でまかなえるわけではありません。表紙や見開き、はたまた大型ポスターなどでは、写真撮影が当然必要でしょう。今回の話は「A5より小さな掲載が小さなの写真」についての話です。また、動きの速い被写体にも適していません。
それを踏まえた上で、動画&写真の撮影計画を作ってください。
※予めご自分で事前に試されることを強くオススメします。
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