日清の「ますたに」はどこまで本物に近いのか!?忖度なしの感想を述べました



冷やし中華の麺を買おうと近くのスーパーにいったら、「ますたに」のチルド麺を発見!「生めん」タイプの「2食入り」と書かれています。値段をみてみると、500円弱とかなりお高め。この手のラーメンは、だいたい2食入りで300円くらい。逆にこの強気価格が気になります。名門の日清さんは品質に自信あるから、この強気価格はないのでは!? 急遽、冷やし中華から変更し、これを買ってきたわけです。

というのは、何を隠そう私中居は、京都市左京区北白川に生まれ、小学生まで育ちました。で、生まれて初めて食したラーメン屋のラーメンは、北白川小学校学区内の、この「ますたに」なわけです。(おそらく小学生に入るか、入らないかの時期が初めて..)つまり、中居のラーメンジャッジの基準は「ますたに」よりうまいかどうか!?という、「世にも高いレベルのラーメン基準(のちに大人になってそうおもうようになる..)」になっちまったわけです。(この辺りに住んでいる人は、皆そうなんだろうね..)

今では、年1食べられればいい方ですが、ずーと食べていたわけですから、「ますたに」の味を忘れることはありません。魂に刻み込まれている味なのです。

というわけで、日清さんには大変申し訳なくおもいますが、スーパーで売っていた「ますたに」の再現性を、リアルガチでレポートしたいとおもいます。もちろん、日清さんへの忖度は一切なし。感じたまま、私なりに正しく情報を伝えたいとおもいます。


生めんタイプのストレート細麺で2分くらい茹でろ、と書かれています。ぴったり2分茹でました。


250ccのお湯の中に「液体スープ」を入れて溶かす、だそうです。ここでワンポイント!関西以西のラーメンをつくるとき、東京の水道水で作っては、西系ラーメンの再現はできません。なぜなら、東京は「硬水」で関西以西は「軟水」だからです。(福岡のラーメン屋さんが、東京に出店しても同じ味にはならないのは、このためだと中居は考えている)

というわけで、今回は少し贅沢ですが、「KIRIN アルカリイオンの水」を沸かして、スープを解くことにしました。


半ねりの液体スープを投入!
スープの色はますたに同じといっていいでしょう(粘度はかなり違う)。ただ、ここであることに気づく。
この時点で、「ますたに」の匂いとぜんぜんちがーう!
やはり、世に溢れている有名ラーメン店の冠を背負ったラーメンと同種なのかぁ!?(買う時にその疑念はあった..)


落ち込だところで、時間とともに麺が茹であがる。ざるで湯切りをしスープの中に投入。ラッキーなことに冷蔵庫に「九条ねぎ」があったのはせめてもの救い。チャーシューとシナチクはないので、仕方なく茹で卵も添えて、一応の完成。(本物のますたにでは、オプションでも「茹で卵」は存在しない)

匂いは違うが、この時点でたべないという選択肢はない。まずは、スープを少し飲んでみる。
んー????????完全ではないものの、「ますたに感」が少しあるーーー!意外でした…。。。。。
たいていの名店ラーメンシリーズでは、通常この「感」すらない。なので、日清さんは、かなり頑張ったと思われます。
続いて麺を食べる。やや黄色味がかったストレート細麺。これはほぼほぼ、ますたにを再現していると思われる。(とはいえ、チルド麺なので、、完全ではない)

そのあと、スープを全部飲み干しました。



【日清のますたにの中居の評価】
麺はかなり再現性が高い。スープの匂いが違うものの、再現性の評価は「62点」。通常は50点を超えることはないので、なかなかのハイスコアといえるのではなでしょうか..。


ただ気になったのは食べ終わってからの「後味」。口の中に雑味が30分以上残る。これが、かなり気分が悪い。本家「ますたに」は、鳥だし、濃厚醤油(やや甘め)、表面に背脂チャチャ(日清のは背脂はない)。そう聞くとくどそうだが、女子でもスープを全部飲み干す人が多く、全然くどくないし、「塩味」の尖ったかんじも全くない。それに食べ終わってからは、後味は「スー」とどこかに消えていき、雑味は一切残らない。

【日清のますたにを上手に作るコツ】
・九条ネギは必須!(別の青ネギではダメ)九条ネギを入れないと50点以下になる。
・関西以東の人は、水道水ではなく、軟水系の水を使うこと。(立ち食いソバのお汁が濃い色の地域が目安)
・本家では、丼の底に「辛み」が入っている。なので、丼底に「一味」などを入れると再現性が上がる。



ちなみにですが、東京にある「ますたに」は本家とはあまり関係ないらしいです。味は似ているものの、何か根っこが違う気がします。(本家を知っている人なら、必ずわかるくらい違う..なんかしょっぱいし…)


ここからは、本家「ますたに」情報。お店は京都の「銀閣寺道(白川今出川)」近くにあります。哲学の道の疎水(川)の延長戦上です。夏には疎水周りに木が生茂るため、お店は見えなくなります。


今出川通りからみて、疎水の向こうの細い道ある小さなお店なので、少し発見が難しいかもしれません。ただ、最近は、この小道に人が並んでいるので、それが目印かもしれません。(この時は奇跡的に一人も並んでなかった..)


メニューはこれだけ。迷うことは、まずありません。


これが、本物のますたにのラーメン(中華そば)。スープの表面一面に背脂が広がっているため、麺が見えない。写真とる時、麺を少し見せないとね。。。
私はいつも「並の麺固め、ねぎ多め」とオーダします。ねぎ多めは、スープを隠す勢いで九条ネギが盛られます。なお、「ねぎ多め」の料金はかからないです。(京都のラーメン屋では一般的かな..)


【総論】
たとえ、再現性が90点を出しても本物ではありません。95点でようやく本物に近づいたってことでしょう。料理って、90点からの追加の1点は、本当に難しいことなんでしょうね..。

でまぁ、私に「日清のますたに」をもう一度買うかと問われると、
「もう買いません!」と迷いなく答えます。
※お安い「マルタイの棒ラーメン」でよし!です…なお、本家ますたにの写真は2019年8月のものです。

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓
shop-top

nomi

new-blog

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・

facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct

↓ 現在、配信を自粛中。


 

カテゴリー: 特別番外編 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください