微細な白のコントロール(数字を合わせればいいわけでもない)



RAW画像編集ソフトでは「ニュートラル ホワイト(純白)」を指定する「WBスポイトツール」があります。そのスポイトでクリックしただけで「純白」にホワイトバランス(WB)を調整するといった便利なコマンドです。(今回はCaptureoneProを使用)
TOPの写真①は白背景(ペーパー)撮影しました。白背景左部に「WBスポイトツール」で白指定したものです。
指定した場所のRGBの数値をみると当然「R=242 G=242 B=242」と揃っています。(0〜255の”256階調の数字”で表示される)
つまり、これがWB合っている世界と考えていいのでしょうか!?


ちょっと待ってください。この写真では白い水着も写っています。そこも白ですよね!?水着の白を使うとどうなるか?

写真②は水着の白でWBを調整したもの。なんだか、黄色っぽい。。
①と同じ背景の数値をみると「R=245 G=242 B=235」です。かなり青の量が少ない。それで黄色っぽく見えたわけですね。ん?でもこれはどーゆことなのか?

純白と思われていた水着は、本当は少し青かったってことなのです。


で、写真③は「WBスポイト」で白背景(①と同じ場所)を調整した後、手動で色温度設定の数値を「300K」下げたもの。つまり、少しWBを青くしました。
※背景数値「R=242 G=241 B=246」

このように、中居はだいたい白を青くして調整するのが好みです。白の値をほんの少し青く調整することで、白がより白く抜けよく見えると考えるからです。特に印刷物では刷られる紙色が生成りぽいことが多く、青く調整することは絶対だと考えます。(少しでも黄色っぽくWB調整するとヤニっぽい絵になる)


①②③を並べてみました。並べると違いがよくわかりますよね?ほんのちょっとの数値の違いで、ここまで差がでちゃうわけなんですよ。
なので、WB調整は大切です・・・がぁ〜、グレーチャートとかで「数値をびったり合わせても正解ではないこともある」ということ。そこ過信しないように。。。最終的に「白に見える」ことこそが大切だと私は考えます..。

それを踏まえた上で、私は表現に応じてWBをわざと狂わせたりもします..。(WBが完璧に合ってる写真ばかりじゃ、つまらないものですよ..)

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