追悼、西郷輝彦さん



歌手で俳優の西郷輝彦さんが、2022年2月20日(おととい)ご逝去されたことを、昨日のニュースで知りました。報道を通じて療養中であられることは存じあげておりましたが、てっきり良くなっておられるものだと思い込んでおりました。そんなこともあり、突然の訃報に接し、信じられずとても驚いております。

実は10年ほど前、西郷さんを撮影させていただいたことがありました。西郷さんは大スター様にも関わらず、とてもフランクに接していただいたことを思い出します。しかし、ポートレイト撮影では、知らず知らずに湧き出てきてるのであろう”圧倒的な存在感”を醸し出されます。結果、凛とした立ち姿のポートレイトができあがりました。(明治座の方にとても気に入っていただいた写真でもあります)


西郷さんは新しいテクノロジーがお好きのようでして、Macに関してはオタクレベルの入れ込みようだと伺いました。AppleCEO(当時)のスティーブ・ジョブズが亡くなった直後(半月前)ということもあり、インタビューの長い時間をMacの話に費やされたおぼろげな記憶があります。(本文では少しふれられただけで、ほぼ割愛されていますが..) Appleの話題を楽しそうにお話をされている西郷さんは、失礼ながら無邪気な少年のようにもみえました。(ホント、若々しい印象..)


西郷輝彦さんには、この時一度しかお会いしたことはございません。ただ、この素晴らしいポートレイトの記憶とともに私の心に深く刻まれています。差し出がましいとは思いましたが、このときの感謝の意を表すために、本記事を認めさせていただきました。

西郷輝彦さんのご冥福を心よりお祈りいたします。安らかにお休みくださいませ。

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色背景撮影の落とし穴



ブツ撮り初心者の方は「白背景」をつかいましょう。と、このブログでは何度もいってきました。色背景を使うと、ブツ撮りはすごく難易度が高くなります。今日は、その難しくなる「原因の一つ」をお話をします。

撮影台に色背景紙を敷いて撮影するとき、思いもかけないことがたびたび起きます。


色背景を敷いて、俯角45°の斜ふかん撮影をするとします。ご覧の「逆トップライト」「真トップライト」「フロントトップ(気味)ライト」で、それぞれ被写体のハサミを撮ってみました。


今回は被写体を見るのではなく、背景色に注目 していただきたい。
ライトの位置によって、背景の色がかなり変わることがわかりますよね? 逆トップの奥からグラデーションもキレイでよいのですが、使用背景色の見た目の色とは、全然違う印象です。

まぁ、背景色ですから正確な色がでなくても良いといえばそうなんですが、「この色の背景にしたい」と思って選んだ色がイメージと違うと、、、って案件もあるかもしれません。

で、実は背景紙の色に近く表現されているのは「真トップ」〜「フロント・トップ」なんです。(本当はもっと濃いピンクの見た目)逆トップで薄くなってしまうのは、紙のテカり があるから。基本的に、色は順光であればあるほど、ちゃんと発色します。

実は、このライト位置の問題だけではなく、露出によってもかなり色は変わってしまいます。でも、被写体合わせに露出を調整しますから、背景色は成り行き任せにするしかないのです。


色を変えてみました。それでも同じことが起こっています。被写体中心にライトを考えると、この場合、「少し逆」くらいがハサミの素材が一番”映える”と思います。ということは、必然的に背景色が淡くなっちゃうわけで、もっと濃くしたくてもできないのであります。(例えば今回の場合、結果オーライと考えることもできるけど)

色の濃度や彩度によっても、このことは変わってきます。ですので、プロですら撮ってみないと背景色が分からない、という高難度の問題なのです。

色背景を使うときは、
選んだ背景紙の色が、そのまま出ることはほぼない! と考えるべきだとおもいます。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

ちなみに今回の被写体のハサミは、プラス はさみ フィットカットカーブ フッ素コート SC-175SF ホワイト/グレー です。これねー、紙を切るにはサイコーではないかな!? 切れ味使いやすさいずれも、とても秀逸。もっと高いのとか何種類か使ったけど、そのうちコレしか使わなくなる。テープの糊がつきにくいし、耐久性抜群。たまにテープの糊を掃除しさえすれば、永遠に使えそうにもおもう。そのうえ、安いし、自信をもってオススメできるハサミです。



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カテゴリー: LEDライト機材, 【ブツ撮りの基本】(EC事業者様必見!), プロ用LED照明機材, 商品撮影初心者向けLED | コメントする

ライトと別にディフューズする理由は?



昨日の記事 で、試作品として作った小さなディフュザー枠(60×80cmくらい)ですが、小さすぎるので実用にはムリかなぁとおもっていましたが、弊社にある小さいテーブルの短辺が60cmだったことをおもいだしまして、もったいないので今日の記事に利用するというせこい方法を考えつきました。(ご覧の通り、テーブル横に2本のポールを立てるとちょうどまたげるサイズでした)

そんなわけで、試作DF枠(トレペ張り)を使って、上写真のようなセットを組んでみました。美しキットのソフトボックスの付属DFを外した状態です。
ところで、ソフトボックスのDFのままじゃ、どうしていけないのか? 別ディフュザーを使う理由は? などの疑問が聞こえてきそうなので、そのへんの話をサクッとしていきます。


まずはくっつけちゃったパターン。これはソフトボックスの付属DFをつけたのとほぼ同じ状態。結果もほぼ同じと考えていただいていいでしょう。


写真の仕上がりはというと、悪くないんじゃないですかね? つまり、ソフトボックス単体でもこのレベルの写真は撮れるということになります。


次に、ライトをDFから離しました。距離は20cmくらいかな。ソフトボックスの50cmに対して、このDF枠の短辺は60cm。ちょっとしか変わらないです。こんなことで果たして差が出るのか??


ん? 確かに優雅になった気が….。
それでは、並べて比べてみましょう。


おおおおおお!かなり違うぞ!!
簡単にいうと、
ライトとDFを離した光で撮った被写体は上等に写る。
ってことです。(透過ブツのビー玉じゃなくても、あらゆるモノが上等化します)

こうなった理由の一つは、光源とDFが離れたおかげで、DFで光の芯が拡散され(ぼやけ)、DFになだらかな光のグラデーションができたから、といえます。なだらかな面光源のグラデーションは優雅な光を生み出し、モノを上等に見せる効果があるということですね。


もう一つの理由は、やはり 光源面が広がったこと。 です。みりゃぁわかりますよね。 

こんなにちっぽけなDFですら、ライトと別で使うと光を上等にする効果がある のですね。さらにいうと、DF枠がもっともっと大きければ、さらなる上等な光を目指すことができるということですから。(大きければ、さらに滑らかな光のグラデを有した面光源を作ることができる)

ソフトボックスの光のままでも、それなりにキレイに撮れますが、さらに被写体を立派(上等)に写したいのであれば、大きな別ディフュザーを使うという手法は間違いないとおもいます。(私がDF枠妙ににこだわってるワケが、少しは分かっていただけましたかな?)


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

1350 鷹爪クランプ

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