被写体に カメラが写りこんじゃう問題 の回避方法(王道です)



反射物など写りこみ素材の被写体(ブツ)にカメラが写りこんでしまうことって、よくあることだとおもいます。ちょっと困りますよねぇ。さて、そんな時、どうすれば良いのでしょうか?

ズバリ! カメラ写りこみ問題の王道の回避方法 をご伝授いたします。

上の写真は、最も厄介な写りこみブツ代表の「凸面鏡」。いわゆるコーナーミラーです。通常は極端に斜(はす)から見ないかぎり、自分の写りこみから逃げられません。凸面鏡じゃぁ、とにかく厳しい条件と思っちゃいますよねぇ。

でもね、頭を切り替えると、さほど難しい話ではないんですよぉ。
じゃあ、さくっとやっつけちゃいましょう。


はい! 被写体の角度を変えずに、カメラの写りこみを完全に回避することができました!
念のため申しあげますと、画像修正など後加工は一切しておりません。
それでは、いったい、どーやったのか?



正解は、
離れた場所から、望遠レンズで撮影する。
でした。(400mm使用は、極端な例ですが..)

な〜んだ、と思ったそこのあなた!これでもれっきとした「カメラ写りこみ回避」の王道の方法なんですよっ!


ライティングするブツ撮りでもみてみましょう。
レンズが短いと被写体に近くなり、その結果、カメラにまでライトが照らされて明るくなってしまいます。

一方の望遠レンズでは、カメラがライトから離れ、カメラを暗く することができます。(ライト照射域から離脱できる)
※レンズの先端がわかり良いように、黄色テープをつけている


暗くなったカメラは、反射物(シェーカー)のシャドー(黒)にいれると隠しやすくなります。また、離れることによってより、単純にカメラの写りこみが小さくなることもメリットです。(さらに長いレンズを使うと、もっと有利になる)

望遠レンズに替えて被写体からカメラを離すと、カメラ自体の写りこみを小さくすることができ、目立たなくする効果がある。
(条件によっては写りこみから完全に逃げることができることもある)

また、被写体をライティングしている場合は、ライト照射域からカメラを離脱することができる。(写りこみの影響を抑止できる)

えーーーー、これで「望遠レンズで被写体カメラ写り回避」は王道っていってたこと、納得していただけたでしょうか!?

↑ 今回は「手作りユポDF」を使用しています

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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アナログ時計の文字盤がダサいことに耐えられない自分に気づく(この分野じゃBRAUN一択!)



2年ほど前に寝室に小さな目覚まし時計が欲しいとおもいネットで探してみて、ピンとくるものを見つけることができませんでした。とはいえ、時間がわかるものが必要なので、当時Amazonで1,500円で売っていた、ADESSO 電波目覚まし時計 を購入しました。(電波じゃなくても良かったんだが、最近は電波のやつしか売っていなかったりする)実際に送られてきた商品をみると、掲載写真に少々騙されたってことが判明します。(この件に関してはのちほど..)

すごく気に入っているものではないですが、手頃な価格と小さな時計という条件では他に選択肢がなかったので、2年の間、「時間を知る道具」及び「目覚まし時計」として使うことになります。

そして、最近になってこの時計に不具合が発生。電波で合わせる機能が狂ってしまって、まともな時間を示さなくなりました。マニュアルで時間を合わせても、自動で電波で合わせようとしてしまい、意味不明の時間になってしまいます。もはや、時計として役割を果たさなくなりました。こんなものにコストをかけたくないけど必要なものではあるので、再びネットで手頃な価格のものを探してみることにしました。(2年経ってるので良いのあるかもだし..)

少しだけ期待はしていたものの2年前とほぼ同じ、やはり条件に合いそうなものがありません。しかも同じ時計の値段をみてみると、



倍の約3,000円に値上げされていました。これを再び買うのにこの値段はないなと思い、


妥協して、百均(ダイソー)目覚まし時計 を、110円で購入しました。それがこの時計です。スーパー妥協な選択ですが、とりあえず使ってみることにしました。

そもそも、110円で目覚まし時計が売っていることがすごいことなんですよ。機能はちゃんと果たしますし。だからこれでいーじゃん、って心の中で戒めます。

でもね、でもね、そこで気がついたんですよ。。
私はこの文字盤のダサさには、絶対、耐えられない! ってことに…。

なんだか 自分の時が汚されてる気分 に苛まれます。私は高級腕時計には全く興味がないですが、腕時計好きな人の気持ちが少しわかった気がします。嫌だったら見なきゃいいじゃん..ってわけにもいかない道具ですもんねぇ。。
※文字盤がダサいうえに秒針のチクタク音がする。でもまぁ、その音は我慢できるとしても、ダサい問題にはやっぱり耐えられないです。



そもそも、私が小さな目覚まし時計を欲しくなった大元の理由は、過去の経験からよるもの。
30年近く前、イタリアのミラノで仕事を終えた私は、せっかくだからそのまま帰らず、一人で列車でベネチアに行くことにしました。ベネチアの駅の案内所で当日の宿を探してもらい、サン・マルコ広場の近くの安宿を紹介されました。そこはシャワーと寝るだけの簡素な宿。日本からの飛行機内で買った安い腕時計(SWatch)は持っていたものの、飛行機の時間に遅れないためにはアラーム付きの目覚まし時計が必要ということに気がつきます。(宿には何もない)というわけで、ベネチアの商店街の雑貨屋でトラベル用の小さな時計を買いました。(それ1種類しか取り扱ってなかった)値段は確か2000円-3000円くらいだったとおもいます。(当時のイタリアの通貨では、140,000リラとかかな?)※これは、スマホはおろか携帯電話も所持していない時代の話です。

その後、日本に持ち帰ったその時計は、テレビの横にちょこんと置き、ある我が家のメイン時計となります。決して派手なものではなく、なんてことない時計は生活の中に溶け込んでいきます。15年ほど使っていたのですが、よく落としていたりしたので、そのうち壊れて捨ててしまいました。

実はその時計のイメージで買ったのが、2年前購入の電波時計なのです。結果、まぁ、全然気に入っていませんでしたが…。(しかも2年で時計機能が壊れる)


そんなわけで、ダサい文字盤の目覚まし時計に耐えられず、とうとう買ってしまいました。
BRAUN Black Classic Travel Analogue Alarm Clock
です。

これはおそらく、私がベネチアで買ったものの後継機。BRAUN製であったことは確かだから間違い無いです。大きさもこれくらい。ただ、ベネチア購入品は、ボディーカラーが「グレー」でした。(文字盤色は同じく黒)ボタン類が少し変更されたくらいで、全体の印象は変わりません。さすが骨太のドイツ・デザインですよね。

箱を開けてこれを初めて見た時すごくハッとする自分がいました。「あーー、求めていたものはこれだこれ。なんか、見てるだけで痺れる感じはなんなんだろう..」
ベネチアで買った時はそれほど感動しなかったけど、使っていくうちにわかってくる「何げないかっこよさ」がありますね。こーゆーデザインこそ、すごく高度なんだろうなぁ。

なにはともあれ、これで私の時間が汚されずに済みます。。。
※2年前、安さにかまけて他の時計を激しく後悔。。。


せっかくなので、3つの時計を比べてみることにします。
大きさが全然違うことがわかります。一番小さいのはBRAUN製です。そして、最小なのにBRAUNが一番時間の視認性が良いようにもおもいます。


横から見ると、スマートなBRAUNの完成度が高いことがよくわかります。本物はBRAUNだけじゃないですかねぇ。ちなみにBRAUNはTravel用に徹しており、操作面のつまみ類(ギア状)は全く出っ張っていません。(持ち運んでも容易に壊れない)


寝室を想定し、暗い場所で見るとどうなるか?を再現してみました。「2年前に買ったもの」と「BRAUN」を比べています。

2年前のものは、時針・分針が全く見えません。対して、BRAUNはちゃんと針が見えるので、時間を認識することができます。針が見えないということは、時計が持つ最重要な役割(時を知る)が果たされていない ことになります。

本記事冒頭で2年前のものが「掲載写真に少々騙された」と申しましたが、Amazon掲載写真では「白い針」に見えたことです。で、現物の時計を見ると針は「ミラー仕上げ」。これは最悪です。なぜならば、白い板が反射しない限り「黒」になってしまうから。実際使っていて、天井の室内灯をつけないと、全く見えませんでしたもん。(内蔵のライトもあるが、点けてもミラー針は見えないという無能ぶり…)本質を考えずに、プロダクトデザインしたらこーなるよ、という失敗のお手本かもしれませんよね。


こんな需要のない話を長々としてしまいましたが、
内容のポイントは、この2つだけ。

1. 小型の目覚まし時計は、BRAUN 一択だとおもうこと。(絶対オススメ!)
2. 中居はダサいアナログ時計を使うことは、絶対できないこと。(健康を害する)


中居はこーゆー性分に生まれたのか、後天的になったか知らないけど、百均の時計が気にならない人への憧れはあります。そっちの方が幸せ度は高いんじゃないかなぁと思いますし。。まぁ、逆をいうと百均の時計の文字盤が許せないからこそ、カメラマンという因果な商売をやってるといえるかもしれません。。。。
※日本の時計メーカが、いまだにこーゆー誠実なプロダクトをどうして作れないんだろうか?(特に文字盤デザインを真剣に考え抜いて欲しい..)





でまぁ、自社宣伝もしなきゃいけませんので、今日のセット写真を貼ります。以上、


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【微速度動画】終わらない自転車パンク修理という悪夢..



昨日の夕方、冷たい雨が降る中、自転車でラーメン屋にいきました。すごく美味しいとか、そーゆーなんじゃなく、このあたりじゃ「まし」レベルのお店、消去法で選ぶしかありません。(おいしい店はこのあたりになし..)

それはさておき、ラーメンを食べ終わって、家路に向かおうと自転車に乗ってみたところ、様子がおかしいことに気づきます。後輪がパンクしており、空気が全抜け状態。

本来であれば、すぐ直したいところ。しかしながら、冷たい雨が降っており、自宅の方が距離が近い。「明日、事務所にいって直すべか、」となり、自転車を押して帰宅することにしました。(1km強)


実はこの後輪は、2ヶ月前にパンクをしパッチを貼って修理したものです。外側のタイヤは年一交換するのですが、このチューブはえらく長持ちで4年近く持っています。(2ヶ月前のパンクが初トラブル)

まぁ、そんなこともあって、今回は ストックしていた新品のチューブに交換 することにしたのです。


↑ チューブ交換の様子(微速度動画)

今朝、自宅から事務所まで転車を押してきました。(2km強)
すぐさま、チューブ交換の作業をします。まるごと交換ですからさほど手間ではありません。50分ほどの作業で交換作業は終了。※交換の際、タイヤの外側・内側の触診と目視で念入りに異物チェックをしました。

午前中にチューブ交換が終わって気分はスッキリ! ただ、今日に限って「メイン携帯」を家に忘れて来ておりまして、、、、でもまぁ、自転車が復活したわけですから、自宅まで行くのも面倒ではありませんので、新品チューブチャリで携帯を取りに帰ることにしました。

自宅から携帯をピックアップ。すぐさま、自転車で事務所に向かうつもりでした。  ん?つもりでした。。。とは、なんぞや?

このあと、
通常では、おこりえない事態に見舞われてしまうのです。


果たしてその通常ではおこりえない事態とは!?


わずか10分の走行で、替えたばかりの新品チューブがパンクしているという…謎の事態が発生。。。。

いやいやいや、今替えたばかりの新品チューブだよねぇ。交換作業に落ち度があったとは考えられないし。あ、でも、そういえば、今、自宅に来る途中の坂(昨日工事が終わったばかり)で、後輪が小石のようなものを踏んで、ブチッという音がしたよね。ちょっとだけ、嫌な感じはしたけど、そーゆーことってわりといつも起こるしね。やっぱ、交換作業になんらかの不手際があったのか?俺のせい?俺のせいなの??

混乱していたのでしょうか、このようなことが頭をよぎります。
ともかくパンクしているのは事実ですし、事務所まで戻らなければ….。
と、パンク自転車を押して2km歩きます。(今日だけで4km以上押している…)


↑ パンク修理の様子(微速度動画)

事務所に戻り、すぐさまタイヤを外してチェックしましたが、交換による不手際ではないことが分かりました。空気を入れてチューブを探ってみると、バルブ近くの外側に鋭利なものが刺さったような小さな穴を発見します。
つまり、何かが刺さってフツーにパンクをした、ようです。。きっと、自宅に戻る途中の坂での「ブチッ」が原因である可能性が高いようにおもいます。

もう一本、新品チューブのストックがあるのですが、これは今替えたばかりの新チューブ。さらに新しいのと交換、とは考えられません。意地でもパッチで修理をしようと決めました。(100均のパンク修理セット)

パンクのパッチ修理は、ゴムのりを塗った上にパッチを貼ってハンマーで叩いて圧着という作業。しかし、今回の穴はバルブの近く。パッチを貼る居場所は、ハンマーでたたけない場所が少しだけかぶってしまう不幸。。。

しかし、そんな悪条件でも、なんとか1時間ほどでパッチ圧着のパンク修理をやり遂げました。

サクッと終わるはずのチューブ交換がこんなに長引くとは思いませんでしたが、とりあえず一安心。まぁ、こーゆー日もあるよなぁと思いつつ、このブログを書くために、微速度撮影した写真を動画に起こす作業をおこないます。

記事素材のまとめが一段落したところで、なにげに自転車の様子を見てみると…。


えと、、、またまたタイヤの空気が抜けておりまして、、まさしくパンクという状態。もはや、なんでやねん。という気力もありません。。。。深い底なし沼に嵌ったような気分で泣きそうです。。


三度チューブを外し、パンク修理の基本の「空気漏れチェック」をします。すると、修理箇所から空気がブクブクと漏れてきました。つまり、私のパッチ修理が不完全ということになります。

さきほどは、この基本の漏れチェックを端折って作業を完了してしまいました。このことだけは「己のせい」です。疲れてきたときほど、基本に忠実、そして慎重にことを進める強い精神力が必要です。(まだまだ鍛錬が足らんのでしょう…)


漏れのあるパッチを引っ剥がし、再度新しいパッチを圧着します。バルブの近くなので圧着ポイントが難しいですが、よくよく考えて慎重に作業をおこないました。

その結果、空気漏れはなくなりました。。(このあと、しばらく経っても漏れはありませんでした..)


こんどこそやっと、終わらないパンク修理という悪夢が終わったようです。。

タイヤに空気が入ってる。そんな当たり前のことが、これほどありがたいと感じたことはありません。タイヤに空気があれば自転車を押さずに乗ることができるのですから。「自転車に乗れる幸せ」は、それすなわち「自転車を押さなくていい幸せ」でもある。ということに気付かされた一日でありました。。(結局、丸一日かかり。。ほんと、疲れました..)



えー、ちなみに今日の微速度動画は、入り口の建具に、このような機材で固定されて撮影しました、とさ。

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