世界一の「レバニラ定食」の写真を目指せ!「美しキット2灯」作例、日本唯一のレバニラ専門店らしいよ。


一ヶ月ほど前のこと。埼玉県の「清瀬」で仕事で「レバニラ定食」を撮る案件がありまして、撮った写真がこの写真です。 ※ 複数の読者の方に情報の間違いをご指摘を受けました。。なので打ち消し線を入れさせていただきました。清瀬は埼玉ではないそうです。埼玉県様には大変ご無礼をいたしました…。いや、清瀬様にご無礼を….。どっちに謝ればいいのかわからない..というパラドックスに..。いずれにしても、間違いをご指摘いただいた方々には感謝いたします。

「えーー? レバニラ定食を撮るのになんで清瀬までいかないといけないの?」ってのが、依頼を受けた当初の素直な感想。。ですが、編集者曰く「日本唯一」のレバニラ定食専門店とのこと、、えーそれ、なんなん的に思いましたが、ま、これもお仕事。夜遅く、西武清瀬駅に行ったわけです。

お店に入り、おおよその照明のセットを組み上げ出てきた「レバニラ定食」を見て驚きました。。確かに、今まで見たレバニラ定食とは明らかに違うその神々しい姿。なんだなんだ、って感じです..。

一通り、撮り終えたところで、そのレバニラ炒めをいただくと……..ビックリするほど美味いんです! 私の知っているレバニラの常識を覆覆されました。試食なのに、箸が止まらなくなるほど…………。

これは世界一のレバニラ定食の写真を撮らなければ! って思いになりまして、もう一度出来立てのヤツを撮らしてほしいとご主人に無理をいって、再度作っていただきした。

で、撮ったのがこれ!

SONY α7RII [ ISO100 1/30sec ] + LEICA SUMMICRON-R35mm [ f5.6 ]
世界一かどうかはわかりませんが、ま、美味しそうでしょ!?(出来立てなので、湯気もちゃんと写っております)

そりゃそうです、本当にびっくりするほど美味しいんですからね。

で、ライティングは、先ほどからお見せしている現場写真の通り、「 美しい光の撮影照明キット 」を「 T字棒 58 」を使い、メインのトップライトを作り、もう一つの「 美しい光の撮影照明キット 」を、編集者がモニタを見て、良いところに私が手持ちで「後方サイド」から照射し「純正赤外リモコン」でシャッターを切るといったことをしました。狭い店では臨機応変に手持ち照明するという判断が必要です。(なので、リモコン的なレリーズは常に用意しています)

ストロボで照明された写真にはない「優しさ」が写っているようにおもいます。(バッファリンかよ..)

埼玉の清瀬ってとても遠いところですが、この「レバニラ定食」を食べるためにだけでも行ってもいい価値があると、、、、、本当におもいます。(← マジでオススメ! まだ dancyu (ダンチュウ) にも、バレてないようですし…)

↓ 2019.5.7 現在「折スタ バージョン」のみのご提供です

美しい光の撮影照明キット

 T字棒 58

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SONYα9 だけ「他のミラーレス機」と根本的に違うってのわかってる?(フルサイズ機において今のところ..)


最近「フルサイズ・ミラーレスカメラ」が流行っているようですが、当然本ブログの読者の皆さんなら、その意味をわかっているとおもいます..。

が、ここであえて声を大きくして言いたいことがあります!

現在の販売されている多くの「ミラーレスカメラ」は、極端な言い方をしますと「ミラーと光学ファインダー」を廃して「液晶ビューファインダー」に付け替えただけ、ってことを理解されていらっしゃるでしょうか!?

つまり、ミラーレスにしたら、フルサイズ一眼レフより「良い写真」が撮れるかっていうと「ぶっちゃけ、変わりません」ってのが、私の答えです。

とはいえ、ミラーが動いてない分、ブレが少なくなったり、ファインダーで仕上がりをみながら撮れるので、暗い写真になる失敗がなくなったり、フランジバックが短くなったから、多くの昔の他社製レンズが使えたり、メリットはあるにはあります。(光の速度で見える光学ファインダーよりシャッターが押すタイミングが遅くなるというデメリットもあり)

ですが、ファインダー構造が変わった(+フランジが短くなった)だけでは「革命」がおこるような変化はありません。
なので「ミラーレス」ってのが、どーしても気になってしまって、今にも買い替えそうになっている「フルサイズ一眼レフユーザー」の方は、焦って買い換える必要はないように思います。(新規フルサイズカメラ購入をお考えの方は、ミラーレスは良いと思う)

多くのミラーレスはそうではありませんが、現在一つだけ「革命」をおこしたカメラがあります。
それは「SONY α9」です!

ここんとこ、アマチュアの皆様のみならずプロの方まで、正しく理解していないようにおもいましたので、今日の記事を書くことにしました。

今日の検証では、一般のフルサイズミラーレス機代表としまして「SONY α7RII」と、革命をおこしたとのたまわっている「α9」を次のような比較をしてみました。

【カメラをパン回転をしながらレリーズしてビルの写真を撮る!】

α7R2 と α9 をムービー三脚につけ、軽くパンしながらほぼ同時にシャッターを切り、以下の条件で撮画像を比較してみましょう。

・カメラの設定は同じ。ちなみに「SS=1/100秒」・手ぶれ補正=「切」
・いずれも「50mmレンズ(ミノルタMDとライカ-Rだけど、比較には影響ないでしょう)

なお、今回は「α7RII」と「α9」を、RX0用のオプションで売られている SONY レリーズケーブル VMC-MM2 でつなぎ、ほぼ同時シャッターを実現しております。(マルチ・マイクロUSB端子を備えているSONY製カメラだったら、だいたい使えるとおもいます)


【フォーカルプレーンシャッター(機械式物理シャッター)で比較!】

はい、ご覧の通り、写り方に差はありません。これは「デジタル一眼レフ」のシャッターと同じ、メカシャッターです。フィルムの時代から35mm一眼レフは、この仕組みのシャッターです。

メカシャッターを動かす撮影では革命はおきません。ですが、多くのミラーレスカメラは、このシャッターが正式なシャッターとされています。


【電子シャッター(サイレント撮影)で比較!】

はい!「サイレント撮影」ができる一般的なミラーレスの電子シャッターでは、そんなに速くない動きでも、このように、ひん曲がってしまいます。いわゆる「ローリングシャッター」ってやつですね。聞いたことあるでしょ?
こちらは、逆パンでの撮画像。
特に大きなセンサーのフルサイズ機では全部をスキャンするのに、それなりに時間がかかるためこのようにひん曲がり現象が起こります。

ちなみに一般的な使い方で、人物の顔が振り向く瞬間に撮ると、お顔がひん曲がることがあります。その程度の速度でもなっちゃうわけですね。

なので、α9以外のSONY機の場合、電子シャッターを「サイレント撮影」と表記します。つまり「シャッターの音を出しちゃいけないときだけに使う臨時モードだよ..」ってことであって「正式なシャッター」として認めていないのです。

電子シャッターが搭載されているミラーレス機も、ほぼ「正式シャッター = メカシャッター」なわけです。(NikonでもCanonでもそぉ。) メカシャッターを使う限り「一眼レフ」とあんまり変わらんって、話になっちゃうわけなんです。。

【ミラーレスを超えた革命的な進化はα9のみ!】(今のところ..)

パン&レリーズ比較写真では「α9」の話は一切しませんでしたが、撮画像は違和感なくフツーだとおもわれることでしょう。メカシャッターで撮ったのと、変わりませんもんね。(ビルの垂線が斜めになっているのは、上にあおったアングルだからです)

α9では「サイレント撮影」という表記はなく「電子シャッター」と記されています。つまり「正式シャッター」として認められている証拠だとおもいます。モデル撮影のために装備された「電子擬似シャッター音」が鳴らせられるのもフルサイズ機では「α9」だけです(無音にもできます)。「サイレント撮影」で擬似音つけちゃうと「サイレント」じゃなくなり本末転倒になってしまうからでしょうね。(α7IIIやα7RIIIでは、擬似音ありません)

ちなみに私中居は、α9を発売日から使っておりますが「ストロボ同調撮影以外」で「メカシャッター」は全く使っていません。だって必要ないですもん。

SONY様が開発した「フルサイズ積層型CMOSセンサー」が「電子シャッター」に革命をおこしたわけですね。ざっくりこのセンサーの仕組みを説明すると、撮影データを小分けにしブロックごとにすぐ裏に取り付けられたメモリに一旦蓄積させ、プロセッサーに流していくというもの。(通常はセンサーをスキャンしたデータが、順番にプロセッサーに流していくので渋滞してローリングしちゃうのです)

メカを動かさないおかげで「20コマ/秒」とか「1/32000秒」などの、とんでもないことができるようになったというわけです。

詳しくはここ読んで → α9 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

だらだらといっぱい字を書いてしまったので、皆さんちゃんと読んでいないでしょうから、

電子シャッターをまともに使えるのは「SONY α9」だけ!(今のところ..)

せめて、これだけ覚えておくと良いでしょう。α9は、プロ的には撮れる写真も変わりますよ。

おまけ【ミラーレス機の搭載センサーまとめ】

SONY α9 = ◆積層型センサー & ◆裏面照射型センサー
SONY α7RIII = ◆裏面照射型センサー
SONY α7III = ーーー

※「裏面照射型センサー」とは、ざっくり言うと「暗部に強くレンジが広い」センサーのこと。SONY製カメラでは、α7RII(2015年発売)から採用されている。

センサーだけを寿司盛りのグレードに例えると → α9 =【松】/ α7RIII =【竹】/ α7III =【梅】


フルサイズミラーレス、他メーカでは、
Nikon Z6,Z7 = ◆裏面照射型センサー(D850から採用)
Canon EOS R,RP = ーーー

ってな感じです…

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「開放動画撮影」に必要な可変NDフィルターにフードをつける画期的な方法を発見!


動画の雲台に取り付けられているのは「SONY α7R2」。レンズは「ライカ ビゾ用レンズ テリート200mm/F4」です。このレンズの「フィルタ径」は「58mm」。
「ステップアップリング 58-67mm(弊社取り扱い外品)」を装着し、
GREEN.L Variable NDX Filter 67mm(可変NDフィルタ)」を装着。これは、かつて弊社取り扱いがございましたが、残念ながら現在では「在庫切れ&終売」です。

動画撮影では「シャッタースピード(SS)を速く」すると、動きが「カタカタ」してしまうので、写真撮影のように自由に速いSSが使えません。その結果、晴天などの明るい現場では必然的に「絞り」を絞る必要があります。せっかくの「フルサイズ一眼動画」なのに、開放絞りが使えないなんて、勿体無いですよね..。そこで「減光」するために「可変NDフィルター」が必須となります。

ただ、この「可変NDフィルター」は2枚の偏光ガラスが装着されている仕組みのため、逆光(ハレーション)にめっぽう弱い!なので、是が非でもレンズフードをつけたいのですよ。(特に私が使っているようなコーティングが弱い昔のレンズでは、なおさら..)

ですが、フィルター前に簡単にうまく装着する方法がなかったわけなんです。

で、今回の動画撮影の準備中に「Canon ゼラチンフィルターホルダー(旧製品)」に「GREEN.L Variable NDX Filter 67mm(可変NDフィルタ)装着可能ってのを発見! 急いで新宿の量販店に駆けつけ、必要な径からの「→67mm」のステップアップリングをゲットしてきたしだいです。(弊社ではない径のステップアップリングでしたもので…)

Canonのフィルタホルダは、フードリングをスクリューでつないで任意の長さに調整できる仕組みです。が、この方法で止められるのは、フィルター前面の2mm足らずを咥えるため、安定的ではありません。とりあえず止まっている程度の固定です。200mmなら6〜7枚つなぎがケラれない妥当な枚数だとおもいますが、それなりに重くなってしまうため3枚までにとどめておきたいので、延長は「黒ケント紙」で作った筒を足しました。
今回発見の「可変NDフィルターフードシステム」は、一つのレンズだけの対応ではありません。
次にカメラに装着したのは「ライカ ズミクロン-R35mm(E55)」=55mm径。
新宿量販店購入のステップアップリング55-67mmを使い、同じく、GREEN.L Variable NDX Filter 67mm(可変NDフィルタ)を装着。
そして「Canonフィルタホルダー」をつけます。35mの場合、フードリングは「1枚」です。2枚つけるとケラれますよ。
90mmレンズ(ライカ ズミクロン-R90mm E55)だとこぉ。フードリングは「3枚」です。(55mm径)
50mmレンズ(ライカ ズミクロン-R50mm初期型)だとこぉ。フードリングは2枚です。

50mmの話はこの後も続きます。テキストの解説なしに、写真だけで理解を深めてください。

というわけです、とにかく肝心なのは、
レンズのフィルター径を「67mmに変換」し、GREEN.L Variable NDX Filter 67mm(可変NDフィルタ)をつけると、Canon ゼラチンフィルターホルダー(旧製品)が装着できます!ってこと。

ただしこの方法では、通常の半分くらいの厚み(2mm足らず)にしか挟めないため、完全に固定されておらず振動でも外れる危険性あり!

この注意点があるにしても、この方法は複数の画角のレンズで可変NDフィルターにフードが、容易につけられることは、実現場では役に立つであろうと考えます。

※Canon フィルタホルダーは、旧製品のためオークションなどで中古品を入手する必要があります。(GREEN.L NDX67mmも..かも..)

その他の径の 可変NDフィルター 総合売場

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓

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