「開放バカ」にならないための「大人の絞り」の選び方


フルサイズカメラの醍醐味は、スマホにはない「背景ボケの空気感」だということは理解できます。

でもね、でもね、でもね、
くれぐれも、ここの読者の皆様は「開放バカ」にならないでくださいね。
なんのために「絞り」が存在しているのか!?よくよく考えて欲しいのであります。
その被写体、状況に応じた「適絞」ってあるとおもうんですよね。
なんでもかんでも考えなしに「開放」でとってしまう人のこと

そこで今回は、絞りの理解を深めるために、次のような条件で比較検証をしてみました。

・フルサイズカメラ使用(SONY α7R2)
・開放値F2.0の50mmレンズ使用(ライカ ズミクロン-R50mm)
・このレンズの「撮影最短距離(50cm)」に被写体(弘前産りんご)を配置
・被写体から背景までの距離、おおよそ2m。
・以上の条件で、f2.0(開放)、f4.0、f5.6、f8.0、f11、f16(最大絞り)の写真を比較。
それでは、一気に「全絞り」の写真をご覧ください。
※左がノートリミング写真、右が被写体拡大画像
確かに「開放のf2」では、背景のガヤガヤしたものがボケてくれて、主題(被写体)が引き立つように見えます。ですが、拡大画像を見ると、主題のピントも浅く、りんごのアウトラインまで、背景に溶け込むようにボケてしまっています。

「f8以上絞る」と、りんごのアウトラインがクッキリ見えて主題がよく説明できています。ですが、その反面、ガヤガヤとした背景が見えすぎる感も否めません。(それに「f11以上」だと「回折現象」がでてしまい、かえって不鮮明な画像になる)

これは私の好みですが、この状況では「主題がある程度クッキリ」と「背景がある程度ボケ分離」の「f4.0」を選んでしまうとおもいます。(これが正解というわけではない..)

今回は、近距離ピンの撮影でしたが、1m、3m、5m、∞、によっても「絞りの選び方」は変わります。また、「ガヤガヤした背景」ではなく「無背景(白バックなど)」でも、選択する「絞り値」が変わってくることでしょう。(さらにレンズの焦点距離によっても「適絞」は異なる)
「絞り」は、絞りすぎず、絞らなすぎず、必要最低限のピンが合う、ほど良きところで..なんです。(難しいけどね..)

とにかく本ブログ読者の皆様は「開放バカ」にならずに「大人の絞りの選択」をしていただきたいとおもうしだいなのであります。(選択した結果が「開放」だったら、それはそれでよし..)

美しい光の撮影照明キット

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「美しキット×2」で照明した「対談写真」が掲載されていました


去年の年末に撮影した「 例の対談撮影(過去記事) 」が、先週発売の雑誌に掲載されていました。
「対談シーン」や、
「ポートレイト」の照明に使ったのは、
いつもの「 美しい光の撮影照明キット 」を、横にくっつけて2機並べたものです。「1m × 0.5m」の面光源になるため、様々な撮影案件で活躍してくれます。
この時は「 T字棒58 」を使い、ライトをスタンド1本に集約しました。
集約したスタンド1本は、素早いライトの移動を可能とします。ただの手作りの棒ですが、私にとってはなくてはならない「便利道具」となっています。

 T字棒 58

美しい光の撮影照明キット


50cmソフトボックス(E26ソケット一体型折畳式)

039|撮影用大光量50W 高演色LED電球

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ライカ ズミクロン-R50mmによる「組写真」作例


これらは、ライカズミクロン-R50mm(初期型/1cam)を使って撮った「ただのお散歩写真」です(カメラボディは、SONY α9)
5枚の「組写真」に仕立てましたが、それなりにつながっているでしょ?

でも、どうしてつながってみえるのでしょうか!?
それは一応テーマを持って撮影し、テーマに沿って選んだ写真だからです。そのテーマとは、、といってもたいそうなものではありません。

この日は「冬の低い太陽の光」が気になっており、それに反応して何も考えずにシャッターを押していたので、一応つながる組写真になったのだとおもいます。なので、仮に天気の違う別日に撮った写真をここに混ぜると、浮いた感じになってしまいつながり感がなくなるとおもいます。

で、そういわれた後に、もう一度、上の写真を見ると「光を意識して見てしまう」でしょ? それが作戦です。
だから光を意識させるようなタイトルをつけると意識誘導の補助になるとおもいます。そうですね、
良いか悪いかはともかく、例えば「めきの」とか、ですかねぇ…

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