「四六判白ケント紙」は真ふかん(料理)撮影の「レフ板」を兼ねることができる



今日のお昼ご飯用に作った担々麺。たまに作る私の数少ないレパートリーの一つです。

いちお、できあいのものではなく、市販の生の中華めんを使って、肉味噌、スープも自家調合して作ってます。もちろん、鶏がらスープの素や練りごまなど、市販の調味料も使っていますけどね。

あ、そんなことはどーでもよく、
今回の主題は、真ふかん料理撮影のセッティング(ライティングも含む)のご紹介 です。


セットの前図はこれ!

ライティングは、弊社人気商品 美しい光の撮影照明キットの1灯ライティングであることがわかります。


ただ、付属のスタンド使用では高すぎるので、キット関連商品の 26cm横棒 を単体で使い、地面べた付きの位置に配置しています。


問題はこの真ふかんポジションにカメラを固定すること。実はこれが難しいわけなのであります。

なので残念ながら、真ふかん固定をする機材がどーしても必要 となります。

今回は、撮影用コピースタンド(リンクは同等品/弊社取扱外品) を使用。縦レールの土台板の固定を、通常使用の方法ではなく、逆付けにして使用。土台板に「おもし」を乗せて倒れないようにしています。(よっぽど小さい被写体以外は、ほぼほぼ逆付けで使っています)

このコピースタンド、簡単に垂直に上下調整ができるのが最大の特徴。

センターポールを横に出せる三脚で真ふかん固定をする方法もありますが、上下調整するのに大変手間がかかるという欠点あり。(例えばコレ!← ただオススメというわけではないので注意)また、横棒三脚では、上下調整だけではなく、脚が邪魔になりライティングがやりにくいというデメリットも。

つまり、日常的に料理真ふかん撮影をされる方は、コストがかかってもコピースタンドを導入をされることをオススメ します。(真ふかん撮影効率がぜんぜん違いますよ)
※縦レールよりも、さらに高さが欲しいときには、逆付けしてテーブルに乗せて使える。


真ふかん固定の話をダラダラと解説してまいりましたが、実は今回のキモはここから。

四六判白ケント紙 をこのように曲げて使うと、
「白背景」と「(大きな)レフ板」の2つの役割になります!
合理的でしょ?ちなみに、このレフ(ケント紙立ち上げ)がない場合、丼の影が激しく出ちゃいます。(&担々麺のコントラストも上がる)

ただただ、このことを伝えたかった記事なのに、カメラ固定方法のくだりが思いのほか長くなっちゃってごめんなさい。



最後にお役立ち情報。
四六判白ケント紙(もしくは代用品)の入手方法は以下過去記事を読んでね。
過去記事:近所で商品撮影用背景紙(四六判の白紙)を入手できるのか?


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

Amazon
LPL デジタルデータスタンド(撮影用コピースタンド) DS-5 L18185


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リチウムボタン電池(CR2032)を疑え!



これ、ソニーカメラ用の「ソニー RMT-P1BT ワイヤレスリモートコマンダー」。Bluetoothでリモートレリーズできるやつですね。三脚固定が多い、私の撮影には欠かせないものです。

実はこの個体は4個目。まぁ、最初の2個は紛失したので我がが悪いんだけど、3個目は故障でこれを買い足しました。

ここのところ撮影で使うと、最初はレリーズできるのですが、そのうちレリーズできなくなりまして、そのたびにカメラを再起動するとしばらくは復活しますが、すぐにまたレリーズできなくなる、ということの繰り返し。カメラマン的には、最大級のストレスです。


電池がへたったかな?と思い。電池交換を試みます。有名百均のダイソーで販売している「CR2032(3個入りで100円)」のストックに入れ替えてみました。

※ちなみにこのコマンダー、リチウムボタン電池のCR2032(3V)、1個で駆動。 ※ボタン電池についての過去記事があります。(→意外と知らないコイン型電池CR20XXの真実



新しい電池に交換すると、

5回ほどは正常にレリーズできるのですが..
そのあとまたまたレリーズ不良。。(‘jjj’)


またコマンダー故障か?それともカメラの故障か?といろいろ疑い出します。
試しにVLOGCAM用に持っている、シューティンググリップ で試すと、正常に連続してレリーズできます。つまり、カメラ故障ではない、ということですね。コマンダー故障となると同じモノを5個も買うことになる。。。(そんなアホらしいことはできたら避けたい..)

最初はレリーズできるのに、連続してるとレリーズできなくなる…。
ん??これは、もしかして….

と、ここである可能性に気が付きます。


3個100円の安物のボタン電池は、連続使用で電圧が落ちるのでは?

そこで、一流メーカーのパナソニック CR-2032 に入れ替えてみました。

すると、
連続でも問題なくレリーズできるようになりました!!

単三アルカリ(1.5V)の場合、少々品質が悪くても持ちが悪いくらいで問題なく使えたりするのですが、極小電池で3V生み出すリチウムボタン電池ですから、わずかでも品質が悪いものには問題があるってことなのかな?それにBluetoothは、かなり電圧を要するってことなのかもしれません。


てか、こんな基本的なことに気がつくまで、こんなに長い時間がかかるなんて、ほんとバカですね。。。

リチウムボタン電池駆動のディバイスは、
故障を疑う前に電池の質を疑え!
です。。。(反省..)

Amazon
パナソニック CR-2032/2P 2個パック


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カテゴリー: プロカメラマンに役立つ話。 | 1件のコメント

ポップコーア3×6 は、プロが使うレフ板の基本!



今日はこの白い板の話。

ポップコーアという商品名で、発泡スチロール板の両面に上質紙が貼られたボード のこと。(フォームコアとかミラーコアとかとも呼ばれている)

スタジオ撮影でレフ板 として使われます。プロカメラマンの間では、これを通称「カポック」ともいったりします。
※正しくは、カポックとは「全発報スチロール製」の板のこと。ムービー撮影の照明部の人はこれを(全発泡製)をよく使う。
全発泡スチロール製なので端から簡単に「発泡カス」がボロボロ落ちるという欠点があるため、写真関係では、表面が上質紙のポップコーアを使うことが一般的。(上質紙は被写体の写り込み対策にも有効)


撮影では、ポップコーアの一番大きなサイズの「3×6(サブロク)を主に使います。

「3×6」= おおよそ 90×180cm というサイズのことです。(91×182cmなど、微妙に異なることもある) 「だいたいタタミ1畳」と覚えると良いでしょう。

「3×6ポップコーア」は、縦に使うと全身人物撮影のレフ板として役に立ちます。理想をいえば、さらに大きい「4×8(ヨンパチ)(1220×2438mm)」のサイズのレフ板が欲しいところですが、残念ながらポップコーアには4×8サイズは存在しません。このため、やむなく「3×6」を使うわけです。(ホントは最低でも身長+30cmくらいの長さが欲しいのね)


ポップコーアはあくまで消耗品。使っていくうちに端がかけたり汚れたり黄ばんだりしてきます。ある程度使い込んだら買い替えが必要になってきます。

私の場合、ポップコーアを新調するときには、必ず「2枚」買います。

一枚は「3×6」のまま、もう一枚は「90×90」「45×90」「45×90」に、定規を使いカッターでカットします。


つまり、「90×180」「90×90」「45×90」「45×90」を用意しておくと、人物撮影、ブツ撮影、たいていの撮影で事足りるとおもいます。

また、小物ブツ撮り用として、別途 秘伝のレフ板(スチレンボードB4) を用意しておくと完璧になります。




【ポップコーア3×6は、どこで買えるか?】

ウチの近所のホームセンター(ロイヤルホームセンター)では、5mm厚と7mm厚が売っていました。

しかしながら、いくつかのホームセンターパトロールの記憶でいうと、売っていない方が多いという印象。建材系が充実してるホームセンターほど、無いことが多いようにおもいます。

東京だと、渋谷のハンズ(旧東急ハンズ)にはありました。

通販でもあるにはあるんだけど、モノがでかいだけにそれなりの送料がかかることが多いようです。なので、とりあえずお近くのホームセンターに電話で取扱いがあるかを確認してから、お車で買いにいってください。

ちなみに、3×6の大きさのまま使うなら、強度がある「7mm厚」を選ぶのがベター。カットを前提にするなら、軽くて扱いやすい「5mm厚」でもいいかも、ってとこです。

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ポップコア3×6 厚さ7mm




【車載の工夫】
ハイエースのように大きな荷物を積めるお車をお持ちの方は難なく運べるでしょうけど、コンパクトカーでは、積めてもギリな可能性が高いでしょう。




そこで、写真のように車載の工夫をしました。まぁ、なんとかして天井にくっつける、という原始的な方法です。(ポップコア自体はとても軽い)

ポイントは、中央あたりを伸び縮みするスタンドや突っ張り棒で天と地を突っ張って、走行中絶対落ちてこないように固定することが重要です。

なお、この方法を真似する場合は、自己責任でおこない、安全に十分に留意して、絶対に事故のなきようにお願いします。

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