別ディフューザーは枠(フレーム)に貼ると超便利!



いつもの弊社商品「美しい光の撮影照明キット」を使ったライティングセットです。

ただ、いつもと違うのは、付属ディフュザーを外して、別ディフューズしてることですね。
別ディフューズすることにより、50×50cm → 90×84cmに面光源が大きくなったということ。

面光源が大きくなるということは、より優雅な光 になるということなんですぅ〜。

で、その別ディフュザーを適正な位置に配置するにあたり、ディフュザー枠に貼る と、取り回しがよくなるのです。


その「ディフュザー枠」は市販のものがあるとは思いますが、あったとしてもとてもお高い。それに案件に応じた大きさが必要なので、”自作”が基本となります。

要は四角いフレームを作れば良いだけですから。

今回は20年ほど前に買ったアルミ角パイプ(16mm)を使いました。(かつては渋谷東急ハンズに売ってたもの。現在入手困難)

同じようなものが入手できない場合、角材でもできなくはないです。例えば、こんなふうに..


ディフュザー枠作成の話に戻ります。
システム具材として売っていたこのアルミ角パイプには樹脂製のジョイントパーツもあります。まぁ、それ(L字ジョイント)を組み込みプラスチックハンマーで叩いて組み込みます。


組み上げた枠(フレーム)に両面テープを貼ります。この両面テープの過去記事

貼ることは当然、剥がすことも考えてることがポイントです。(強粘着だと次回使用で剥がすのたいへん)


ディフュザー材として今回は、比較的安価な トレペ(幅841mmロール) を使いました。片辺の両面テープにロールを押し付けて貼りつけ、


ピンと張りながら逆辺に貼り付けます。(平面性を保つことが重要!)


不要な部分をカッターでカットして、


出来上がり!
枠に貼ると、設置が容易になるうえに平面性が保たれます。
ディフュザーとしては理想の状態といえます。


ディフュザー枠のセッティングは本当に楽!
だって、ご覧のサイドトレペだったら、立てかけてるだけですもんね。

ブツ撮りの定番ライティング、トップライトでも、四隅にヒモを通して、どこかに引っ掛けて宙に浮かせる、とか、、、ハンガーラックを利用して「天トレ」にするとか、まぁ、トレペそのままより遥かに扱いやすくなるんですよぉ。
※フレームの中央に穴をあけボルトを通すと2点ドメ(スタンド2本等で..)ができ、さらに便利になります


この時の被写体は組み紐。
50×50 → 90×84cmとは。面積比を換算すると3倍以上に面光源が広がったということになり、より優雅な光 になったということです。

さらに大きな面光源が必要なときでも対応可。とにかく「枠を組む」というのが、プロカメラマンが常套手段かもですね。
そーいや、以前、2mほどある焙煎機を撮ったときには、現場で大きな枠を3つ作りました。→ その過去記事

ってか、このレベルの大きさの枠だったら普通はムービー隊の照明部の仕事かも。私とデザイナーの二人だけで作ったら、そりゃぁ1日仕事になりますわな。。


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「学校の一日2024(動画)」期間限定公開!(1週間だけ)



去年(2024)の5月に撮った動画の公開です。
※都合により1週間限定とさせていただきます。

ワンオペで10数年作り続けてきたアレですね。(このブログ読者が知ってるていでお話しています)

この時、遅ればせながら初めて絵コンテなるものを作って構成を考えました。(つか、それ当たり前だろ..的な)

今回、音を頑張ってます。そのあたりを気にしつつ、ご視聴していただければ幸いです。


【機材情報】
カメラ : ソニー α7RIV(三脚固定) / α7CR(手持ち)
レンズ:LEICA SUMICRON-R35mm / SUMICRON-R50mm / SUMICRON-R90mm / CarlZeiss FE Distagon50mm F2.8(HASSELBLAD)
録音 : 主に ZOOM M3 + ZOOM F2(ラベリアマイク)

演出、撮影、録音。選曲、編集は、すべて私一人。ただ、もう10年以上ワンオペスタイルでやっておりますもので、それなりに慣れてきました。

今回はカメラ上の ZOOM M3 はとても役に立ちました。編集時に音を同期させる手間はありますが、音に悩んでいるスチールカメラマンの人にはおすすめです。(さっき見たら、知らん間にえらい値段が上がってて驚く)

えーー1週間程度でリンクを外しますので、くれぐれもお早めにご視聴ください。

あ、あと、京都や大阪で安価な動画を作りたい方のご依頼お待ちしております。(できることは限られてますけど..)

Amazon
ZOOM ズーム M3 ステレオショットガンマイク


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乳白アクリル透過ライティング商品撮影(真ふかんキリヌキ)



昨日、透明アクリル製の小物 の撮影を行いました。

ガラスやアクリルなど「透過ブツ」と呼ばれるものの撮影は難易度が高く、商品撮影ビギナーでは手に追えないと考えます。それどころか、プロカメラマンでもそのスキルを持ち合わせない人には、できない人も多いのではないかともおもいます。

とても難しい「透過ブツ」は「乳白アクリル板」の透過光を背景にする方法 が一般的です。今回は「乳白アクリル透過」のセッティングを詳しくお伝えしていきます。


透過ライティングは、内部にライトが仕込める深さ30cmの「箱」が必要です。

今回は、いつの間(40年ほど前から?)にか我が家にあった年季の入った牛乳コンテナを利用しました。


そのままではケースの激しい黄色で色被りするので「A4コピー用紙」を内張します。そこに薄型のポータブルLEDライト(以前弊社で取扱があったもの)を上向けで固定します。(1/4インチのねじなどを使用)



ライトを点灯させるとこんかかんじ。。

なお、今回、LEDライトの光源を仕込みましたが、クリップオンストロボなど小型ストロボを使用することもできます。ただストロボを使う場合、底面まで白で完全に内張する必要がありますが、(ストロボの反射で底の反射も影響するため)


かつてポジフィルム用に使っていたビュアー(ライトボックス)の乳白アクリル板(2mm厚)を捨てずにとっておいたものを透過台に利用します。


フツーは持ってないとおもうので、それより大きいヤツを張っておきます↓
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アクリル乳白半透明2×320×545mm A032-2S


牛乳コンテナの上に乳白アクリル板をのせると、
あらまぁ、というくらいピッタンコ。長年このケースをとっていたのには意味があったんですね。

これで準備完了、ではなく、プロはもう少し追い込みます。


今回の被写体より、2回りほど大きくした罫(型紙)をイラレで作りプリント。それを黒ケント紙に重ねて、


罫に合わせて、カッターで中抜きします。


中抜きした黒ケント紙をアクリル板の上に固定して出来上がり。
※撮影台のレベル(水準)も厳密に合わせる必要あり


ふかんカメラセットとの全図はこぉ。
ちなみに以前、ご紹介した、撮影用コピースタンド(リンクは同等品/弊社取扱外品) を使用しています。


今回の被写体を置くとこんなかんじ。

この黒マスクには、
被写体のエッジに黒を写し込む効果(輪郭がはっきりする)まともにレンズに受ける光のハレ切り(不要な光を軽減) の2つの役割りがあります。とても面倒な作業ですが、この一手間で仕上がり品質が格段に上がります。


この透過ライトとは別に、
上から 美しい光の撮影照明キット を照射して(本ページTOP写真参照)、撮影した本番写真がこちら!

で、これはキリヌキ用原図。さらにキリヌキ処理を施すと、


キリヌキ後、素抜けの白に上に配置。
フォトショで「ドロップシャドー」をわずかにかけています。

この後、同じ形のものを20数個、淡々と撮影をこなしました。セットを1mmも動かさず、被写体を全く同じ位置に置くと、最初にキリヌキで作ったパスが流用できるので、合理的作業が可能です。

でもね、この「全く同じ位置に置く」という作業がなかなか厄介でして、、だって、小さいものなので1/10mm動かす精度がないとうまくいかんのですよぉ。。まぁ、やってみりゃわかります。。。(指がプルプル震えるし..)


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