【Photoshop技】色相環チャートで「色相ずらし」の理解を深めよう



↑ このデータ抜いてご自分で試すものよし

今日は、昨日の「色相・彩度」の話の補足です。
理解を深めるために、ちゃんとした「色相環チャート」をIllustratorで作ってみました。データ上の塗りだけで作りましたが、結構面倒なんですよ。。おまけとして、中心あたりにグレースケールもつけときました。

Photoshopの情報パレットの「RGB」では「グレーバランス」を数値で確認するときに使います。(RGBの数値が揃ったときがグレーということ)
ですが、「色相」 を数値で確認するには、「RGB」ではよくわかりません。

「色相」の数値を確認するには「HSB」を使います。
HSBが表示されていない場合、「情報」パレットを表示させ、スポイトマーク(赤丸)のプルダウンメニューで「HSBカラー(色相・彩度・明度)」を選び表示させます。

今回作った「色相感図」の任意の場所に、カーソルを合わせると情報の「HSB」の数値が表示されます。
この「色相環チャート」は、色相を15°毎に色を塗り、円(360°)になるように作りました。つまり、24分割ですね。また、彩度と明度はいずれも「100%」で作りました。(HSBで計測すると時折、明度が99%になることがありますが、イラレで作って画像データに変換したときにズレてしまうためだと考えられます)

で、今日は、
この色相環に、「色相・彩度」をかけてみて、「色相ずらし」とは何なのかを理解してもらおうとおもいます。

①「色相・彩度」の「マスター」の「色相」をスライドさせ、
すべての色をずらしてみた。
再生をみてください。ウソのように色が動いてますよね!? 0°は「赤」のはずだったのに、180°動かすと「シアン」になってますもん..。でもこれは、「マスター(全部処理)」を使っているってことでして、実際に写真にかけるとすべての色がズレてしまいます。なので、マスターで派手に動かして使うことはないでしょう。
ちなみに、色相を派手に動かしても、中心のグレーチャートにはなんの変化がありません。このことも軽く覚えておきましょう。
②「色相・彩度」の「グリーン系」の「色相」をスライドさせてみた。
実はこれがまさに、昨日やった「緑系」の調整です。もちろん、コレのように±180°までは、ずらしてはいませんけど。まぁでも昨日の「20°」ずらすってのも、かなり大胆ではあります。

グリーン系のみならず、他の色系統を選択してずらすことができます。ただし、色相環の隣にある近似色は分離が難しく、例えばオレンジをずらせば、隣色の赤と黄色もずれてしまうってことも起こります。(この世には、赤オレンジ黃系の色のモノが多いので、個別調整は難しいことが多い、なのでグリーン系は比較的、やりやすいのかも)

③グレーバランスを狂わせて「色相・彩度」のの「色相」をスライドさせてみた。


↑ は、WBを狂わせた原稿

あえてこの「色相環」のグレーバランスを狂わせて、色相をスライドさせてみるとどうなるのか?
色のみならず、グレーチャートの色も変わってしまいました。
つまり、「色相ずらし」を行う場合、必ずグレーバランス(WB)を合わせてからおこないましょう。ってことなのです。
今日の話は、「彩度が一番強い状態」の色相環でおこなっていいます。つまり、その色相の派手色ってことです。彩度、明度が下げていくと、世にあるあらゆる色が再現できるってことです。

例えば、人の肌の色は、色相「15°〜30°」の低彩度の高明度の色です。この「色相ずらし」で黄色っぽい肌の人を、少し紅色にして健康そうにみせることもできます。ただその場合、「-2,3°」レベルの微調整になるとおもいます。また、逆に赤ら顔の人を「+2,3°」回して調整することもあります。
くれぐれも、回しすぎるとだいたい変なことになりますので、色相ずらしは控えめに行うように心がけてください。(やりすぎると、せっかくの人の写真がカーネル人形みたくなってしまうこともありますもので、、)

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【Photoshop技】「色相・彩度」を使って「野菜の緑」をフレッシュに魅せる秘技


最初に本文とは関係ないボヤキです。
「電動アシスト暴走ママ」が「電動アシスト逆走ママ」にもなって久しいのですが、近頃では在宅ワークの影響なのか「電動アシスト逆走パパ」まで現れる始末で、車道の自転車界は、荒廃の様相を呈しています。前にもいったと思うのですが「車道逆走」は死罪にあたる重罪でしょ!? どうしてそれがわからないのか!? 新人とかいって許されることではないとおもいます。(それくらい、小学生が考えてもわかることだろ!)
それでは、本題をはじめまーす!
今日のブログを読んだ方はラッキーだと思います。なぜなら、プロカメラマンのとっておきの「秘技」をお教えするからです。

さて、TOP写真の野菜の写真は、確か8年ほど前に撮ったものです。かなりいーかんじに撮れているでしょ!?
でもね、でもね、この写真を「Photoshop(CC 2021)」でチロっと処理するだけで、さらにフレッシュな写真にできるのですよ。今日は「緑」の調整をすることにします。緑がよくなることで、野菜はフレッシュに見せることができるってもんですから。
それでは、今日はその技をお教えすることにしましょう。

「レイヤー」パレットから、「調整レイヤー」の「色相・彩度」を選びます。(今日の話、単なる「色相・彩度」でもいいけど、やり直しが容易な「調整レイヤー」を使うほうがベターと判断しました)

「プロパティー」パレットをみると、「色相・彩度」が表示されています。(以前のVerでは「属性パレット」だったような記憶があります)
で、デフォルトでは「マスター」になってるプルダウンメニューを下げて、、、

「グリーン系」を選びます。続けて、一番左の「スポイトツール」を選択し、

画像の緑の部分(調整するターゲットカラー)をクリックします。この写真の場合、チンゲンサイの葉っぱが良いですかね。
すると、一つ前の画像の黄色矢印のスライダーが少し動くとおもいます。また、ターゲットの色相がピッタリの場合は動きません。でも、今回はここは何も触らないので、動いても動かなくても気にしないで続けましょう。(このスライダーの説明は難しいので、今回は割愛します) 

ここからは、緑色の調整。「色相」のスライダーを「+20」動かしました。今回、効果がわかりやすいように大げさめに調整しました。

【豆知識 : 色相環とは?】「赤-黃-黄緑-緑-シアン-青-紫-ピンク-赤(再び)」と、色の配列を360°の円形に配列するという考え方。つまり、今回「+20」調整したということは、20°調整したことになります。(図は大雑把な概念図。正確ではありません)

「豆知識」はわからなくても構いません。
でまぁ、これが「調整済み写真」ね。緑が変わったの分かりますか? 最初の写真忘れちゃったかな?
これでどーだ!!
より緑になって、新鮮感が増々でしょ!?

※今回わかりやすいように、かなり「あざとめ」に緑にしました。
今回の色相ずらしの秘技は、特にサラダなどの料理写真で威力を発揮します! あと、新緑の森などを強調するのにも役に立つかな。ただ、やりすぎは注意ね。やりすぎると、造花のように偽物に見えちゃいますから。(やりすぎると色が破綻することもあります)

なお、緑の場合「彩度」を上げるより、「色相」を青側にずらすほうが、緑感が増す効果が高いとおもいます。(彩度は上げすぎると、色飽和しちゃってヘンになっちゃいますから)
余談ですが、今回の逆、つまり「マイナス」側にずらすと、緑が黄色っぽくなって鮮度を落とすこともできます。(やるやつはいないだろうけどね..)

色相ずらしの技の注意点としては、まずは「ホワイトバランス」が合っていることが必須。WBがズレているとうまくいかないことがありますから、ご注意を。

テリート様(ライカ テリート200mm)で「箱入り野菜」を撮ってみたピョン。

↑ この写真の8年前のオリジナル記事。撮影方法も書かれています。こんときの調整は雰囲気持たせるために、WBをずらして「ウォームトーン」に仕上げています。この目的がイメージ写真だったからね。。。

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「光源とディフューザーの距離」と「光源面の大きさ」の関係、スケルトンイメージ


昨日は、「50cmソフトボックス」の皮を剥いで嬉しがっていましたが、今日はそれを使って面光源の話をしてみます。
これがこのソフトボックスの「50×50cm」の面光源のスケルトンイメージです。(スケルトンのほうがわかりやすい..と考えたのね)
これ以降は、通常の状態、つまり、フツーに布がついているって想像をしてくださいね。
光源がディフュザーに近ければ「50×50cm」ですが、、、
光源とDFの距離を離せば「120×120cm(面積比6倍弱)」の大きな面光源にすることができます。ただ、光源面が広がることに伴い、光は暗くなってしまうこともお忘れなく。。
1灯じゃ、さすがに「120×120cm」はしんどいですね。1灯では90×90cm(面積比3倍強)ほどが限界かな…。
ちなみに今回はわかりやすい用にスケルトンモデルですが、通常の布がある状態のほうが、無駄な周りに光が漏れたりしないうえに、内側の銀布で光の増幅効果があるので、圧倒的に良いとおもいます。

というわけで、「光源とDFの距離」と「光源面の大きさ」の概念をスケルトンモデルを使って説明してきました。それをくっつけたGIFアニが、更に分かりやすいかもということで、最後に貼りました。。(←これだけで良かったんじゃね?)

50cmソフトボックス(E26ソケット一体型折畳式)

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