【革新カメラ!SONY DSC-RX0とは何者か!? 】できること、できぬこと。(使用実感含む)






◯ RX0は、1インチ大型センサー搭載のデジタルスチルカメラである。(つまり、コンデジという大前提..)
スマホやアクションカムより、遥かにセンサーが大きく、画質的に解像感、階調感では有利。








◯ 換算24mmの広角単焦点カメラ。GoPro並に小さい。
極小のカメラということで、設置場所を選ばず、より自由なアングルが楽しめる。ただ、ジュラルミンボディなので、GoProと異なりずっしり感がある。また、24mmなのに歪みが少ないラグジュアリーな描写が特徴。

◯ 道具としてカタチが素晴らしい! 余計な出っ張りがなく、余計な変形をしないという機能的な美しさ。四角く直角なので、工夫さえすればいかようにも固定できるのも良。
通常のコンデジは、使用時に「にゅいーん…」と象の鼻のような鏡筒がつきでる。昔からそれがどうにも許せない。その気持を汲んでくれているよう..。(将来的には、APS-Cとかフルサイズとかも、この形になって欲しい..)









◯ ハウジングなしの本体だけで、防水・防塵・耐衝撃な超堅牢カメラ。(like Gショック)
軽くて堅牢なジュラルミン筐体。精密機械なのに、道具に気を使わず使える素晴らしき道具。








× バッテリーは、かなり持たない!と思った方が良い。
極小ボディなので仕方がないが、仕様によると、動画連続撮影=約45分(20℃)となっているものの、スマホ操作(入)にすると、その駆動時間は半分以下の約20分(20℃)となる。このカメラは動画撮影時では「スマホ操作」が基本だとおもうので、この時間を基準に考えると、プロ的には予備バッテリーが2個以上保有したいところ。ただ、「USB給電撮影」ができるので、モバイルバッテリーを繋げば、その心配は不要になる。( コンデジとして「スナップ写真」を撮るだけに使う人なら、その限りではない







◎ スマホ越えの速写性!! 起動の速さと「電源・シャッターボタン」の「大きさ・配置」が秀逸!(無音速写・簡単スマホ転送。SNSの武器になるかも..)






↑ 何も考えずに「P」「AF」でレリーズした作例。



電源SWを押すと約1.7秒(仕様参照)で起動。起動からシャッターを押しAFが作動して1枚目が切れるまで、合計約4秒と、かなり素早く撮れます。ボタンの位置に迷うことはありません。スマホの指紋認証→カメラ起動→シャッターは、4秒だと無理だと思われ。。つい待ちきれずに食べてしまう前に撮れるというレスポンスの良さは、スナップコンデジとしては秀逸でしょう。

※但し、デメリットとしては、電源SWが簡単に押せてしまうので、カバンの中で勝手に起動し、いざ使うときには「バッテリーO」なんてことも。持ち運びの際は、「写真モード」にしたうえで、「オートパワーオフ」を短めに設定しましょう。

※「自動電源OFF温度=高」にすると、起動時にいちいちウザいアラートが出て、もたもたしてしまうので、「標準」にしておくことが無難です。(写真用の人は「標準」で十分でしょう)









△ 6つの「小さなボタン」と「フルサイズセンサー」にも満たない「極小モニタ」なので、「スマホ操作」は不可欠。
スマホでリモート撮影できることはメリットですが、本体操作は小さいボタン操作なので、簡単とはいえません。スナップ写真使いの場合は、「P」「AF」にしておけば、シャッター操作だけなので気にはならないでしょう。




△ 視認性が良好ながら「35mmフルサイズセンサー(36×24mm)」より小さいモニタ。字が小さすぎて見えないよぅ。。
極小ボディだから仕方のないことですが…。(Wi-Fiパスワードが小さすぎて、肉眼でみるのは厳しかった…2.5ptくらいか?)




× RX0の動画撮影には「オートフォーカス(AF)」はありません!

プリセットフォーカス(PF)ってなんだ?って、取説をよく読むと、「遠景(1m〜)」「近景(0.5〜1m)」の2種類を選ぶ仕組み。一番万能の距離にピントを置く、、というのが、PFらしいです。つまり、AFは作動してないってこと。。7.7mmF4レンズ(換算24mm)のパンフォーカス(被写界深度)を利用してるってことのようです。(つまり、ピンアマ動画も許容ってことですね)

※「写真撮影」では、機敏な動作のAFがあります。被写体を選択し、ロックオンして追尾するAFモードもあります。




× というわけで、動画じゃ、必ず「マニュアルフォーカス」で合わせる必要がある。
動画撮影では大画面のスマホが欲しいところ(本体モニタ小さいし、)。拡大表示にし、丁寧にピントを合わせましょう。SONY PlayMemories Mobileというアプリで連携します。




△ なんとRX0には「絞り」がないという事実。つまり、開放のF4だけ!
これだけ小さいのですから、仕方はないのですけどね…。このため、「シャッタースピード(SS)」と「ISO感度」の組み合わせで、明るさを決定することになります。(Pモードも、Mモードも…)





× コンデジのクセに最短撮影距離50cmとあまり寄れない。
本来コンデジって、すごく寄れるではないですか!? でもRX0は全然寄れません。 恐らく象の鼻みたいに鏡筒が伸びないからでしょうね。(←やむなし…)

ただ、50cmであれば手を伸ばしての「自撮り」ができますし、24mm相当の広角レンズですから、いー感じに写ります。










× SDカードは裏表どっちでも入ってしまう。下手すりゃ、少しナナメに入ってしまい、抜き出すのに苦労する。
SDカードの表面(ラベル側)が外で正解です。その逆にも何ごともなく入ってロックします。その場合、カメラに怒られます。ナナメにはいると難儀することになるので、差し込みは丁寧にしましょう。


※ 「カード端子カバー」は着脱式。フタを無くさないように注意!!!
このフタは紐のようなものでぶら下がっていますが、軽い力で引っ張ると簡単に離脱します。完全に閉めている場合は心配ないですが、フタをぶら下げた状態で持ち運ぶと、知らぬ間になくす可能性が大きいです。「締めるならちゃんと締める」「開けるなら、フタをぶら下げずに本体から外して大事に保管する」ことが大切です。SONY様のオプションをみても、ここだけはフツーには売っていないようなので十分注意しましょう。(フタなくなると防水とかじゃなくなるよ!)


△ HDMIで外部レコーダーと繋げば4K録画可能。
逆を言えば、カメラ本体だけだと、画質重視の観点から、動画性能は「FHD60pカメラ」と考えるべき。(120pだと、pxが少なくなる) 小さい身体で、無理をせず身分相応という美しき謙虚さではないかと、












◯ 底には金属製のしっかりとしたカメラねじ穴(1/4インチねじ穴)を保有。本体の左右のど真ん中に配置。
当たり前のセオリーですが、こうなっていないコンデジは多数存在します。



◯ 高速連続撮影16コマ/秒のアンチディストーション電子シャッター
ハイエンド一眼レフを超える連写性能。(昨日のヤツ見てね



△ 高感度性能は期待したほどではない。
うーん。α9のを見てるからねぇ。。コンデジだから、こんなもんで優秀なんでしょうか?



◎ ピクチャープロファイルS-Log2対応、豊かな階調表現の動画撮影可能
豊かな階調表現のプロ仕様の動画撮影。なぜか、α9には、まだ非搭載なんだよねぇ。。(編集時にプロファイルをあてる必要あり。この話、ビギナー向きではない..)


◯ ハイフレームレート(HFR)240,480,960fps撮影可能。
ハイスピード(再生時スローモーション)動画撮影可能。ただし、fpsが多くなるほど、画像は劣化。どこまでFHDで実用レベルか!?

※ HFR撮影とは、HFRスタンバイさせた後、シャッターを押す瞬間から後2秒間(スタートトリガー)、もしくはシャッターを押す前2秒間(エンドトリガー)、HFR記録がおこなわれる。(スタートトリガー・エンドトリガー選択) ※2秒間というのは「画質優先」の場合。




今にも台風くるような、暗い天気で撮影したので暗く、いずれにしても、ノイズ多め。やはり、240fpsが「解像感」及び「ノイズ」が許せるレベルかなぁ。(本動画にはないですが…) 条件によっては、480fpsもギリ使えるかなぁ。いずれにしても十分な明るさが必要。(960fpsは明るくも解像感不足が否めない..)










得手不得手はあるものの、映像の可能性を広げる革新的なカメラであることは間違いなし(↑ 普通はヘーキで新品のカメラをこんなことできないよね?)。私的には、買って良かったと、心から思っています。(私的にはBuyNow!)

RX0が届いてから3日経ってないので、試したいことがまだまだあります。普段、フルサイズのα9やα7RIIを使っていますので、画質的には遠くに及ばないことはわかってます。(そりゃそう..)ただ、この小さな物体は道具としての可能性は、まだまだ広がること感じてます。また、アクションカムのGoPro3やSONY FDR-X3000ユーザーでもあるので、その画質の差も踏まえても、RX0は新たなジャンルを切り開くフロンティアなるのではないでしょうか!?



一番気に入っているところ、コンデジなのに起動しても「にゅいーん」って像の鼻のようにならないこと。あれって、普段の形と変わって、不安なんだよね。。(鼻のところが、繊細そうで触らないようにする。机の上に置くときだって、気をつけるし…) トランスフォームしなくて普段通りの形のまま使える道具の方が安心できるよね? 起動も早くAF早いし、コンデジ的にはすごくいいです。。。






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2 Responses to 【革新カメラ!SONY DSC-RX0とは何者か!? 】できること、できぬこと。(使用実感含む)

  1. ニコ爺のヒデ のコメント:

    こんばんは、明朝は台風一過の晴天になりそうですね。
    小生は60代も後半に入ったD500使いのジーサンですが、貴サイトはフツーのカメラ雑誌や
    Webサイトにはない視点での記事に、いつも楽しませて頂きまして有難うございます。
    さて例によって重箱の隅をつつく様な話で大変恐縮ですが、少々気になったもので・・・
    「胴鏡?」→鏡胴か鏡筒になりますので、以後よろしくお願いしますね。
    https://kotobank.jp/word/%E9%8F%A1%E8%83%B4-478750

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