Nikon D1X(2001年発売)とD810(2014年発売)にライカ エルマー65mmをつけて撮り比べをしてみました。








倉庫の中から、こんな懐かしいカメラが発掘されました。

デジタルカメラ時代を切り開いた先駆的カメラの「NikonD1」。その発売から、わずか1年半ほどで、新型の「D1X」が発売されました。2.6px機(D1)から、5.8px機へと、一気に倍の粒に進化したやつです。(電子的にかなりズルしてる粒の増やし方なんだけどね..)

私の初めて買ったデジイチは、Nikon 初代D1でした。(既に手放しているので、手元にはない..) 奇跡的に残っているこの2台目に買ったこのD1X。

折角ですので、使ってみることにしましょう。














高精度なマウントアダプターを介し、ライカ ビゾ用レンズ エルマー65mmをつけて試し撮りをしてみることにしました。

1168 《高精度》ビゾII&III型-Nikon Fマウントアダプタ















16年前のNikonデジイチにエルマー様(ELMAR65mm)をつけると、このような出で立ちになります。












ついでに、最近のNikonのデジイチのD810と撮り比べをしてみましょう。尚、レンズは同じレンズを使用します。(D850じゃなくてゴメンね〜。尚、今後も導入予定は全くなし!)














だいたい同じ条件で天板の上の「梨」をRAWで撮り、同じ処理でCaptureOneProで現像します。但し、D1X=DXフォーマット(APS-C) D810=FXフォーマット(フルサイズ)ですので、全く同じという比較はできません。(同じような構図で撮ろうと思うと、被写体までの距離が変わる)



16年前のカメラの実力は如何に!!!!













RAW現像は、それぞれ「ホワイトバランス」を「背景白」でスポイト(合わせた)だけの「スルー現像」です。(アンシャープマスクだけ、同じだけ入れてる..)

驚くことに「D1X」の方が、圧倒的に「柔らかい描写」なことが分かりました。 低画素な分、一つのセンサーの窓が大きいので、レンジが深いんでしょうね。。ただ、D810には、「シャープさ」にはかないませんよね。。ま、D810はローパスフィルターがついてないので、当たり前かもしれませんが…。

次に、同じRAWデータで、コントラストを高くしてみましょう。(CaptureOneのコントラスト →30/50 に変更)













やっぱり、コントラストをいじっても、D1X方がレンジが深いですよね!? 比べるとD810が固く見えます。。 沢山の粒(px)が必要ではない撮影では、プロレベルで、今でも十分使えるカメラといえるのではないでしょうか!?

16年経っても、さすがNikon様のフラッグシッププロ機!って感じスね!














とはいえ、4Kや8Kが使われる時代。。画素数ってのも大切な要素ではあるんだよね。。逆を言えば、高画素にしつつも、この程度の「階調差」に抑えられてることも、D800やD810を開発された方々の努力があってのことでしょうね(スペックに表れないけど、スゴいことだと..)。













D810とは「画素差」ほどモニターの大きさも違うことに気が付きました。

ところで、当時、こんな小さなモニター(見にくく、低解像度)、でど~やって「確認」していたんですかね!? (露出はヒストグラム頼りだった記憶がございます…)

※このD1Xのバッテリーは、全部ヘタって死んでます。たまたま、専用ACアダプターがあったから、今回奇跡的に蘇りました! また、2GBのカードは使えましたが、4GBのカードは認識しませんでした。。。時代を感じますよね…。







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One Response to Nikon D1X(2001年発売)とD810(2014年発売)にライカ エルマー65mmをつけて撮り比べをしてみました。

  1. imajin のコメント:

    面白い記事ですね
    Web系ならD1xも現役・・・でしょうか

    当時はまだフィルム撮影の感覚が残っていると思うので
    こんな小さなモニターでも「写ってる」ことが確認できるんでずいぶんと安心出来たことでしょう

    自分の私的イベントなど、仕事外でカメラを使うときに
    あえて撮影直後のプレビュー再生をオフ設定で使ってみたりします

    一杯やりながら後からそれらをみると、予想外の絵があったりしてフィルム時代みたいで楽しいですよ

    商売から少し外れていますがそんな貴殿の記事も楽しいです

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