「新・ノブ考。」ライトスタンドの「ノブ」について、あらためて考える。



$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

あなたのノブは、本当にそれで良かったのか?

「ノブ」とは、ライトスタンドや照明機材の「ダボ接続部等」に使われている、
手で回して機材を固定するねじのことです。別名「つまみねじ」ともいうそうです。


今まで「ノブ」について、ほとんど語られてきませんでした。
しかし、機材にとってこのパーツはとっても重要だと、私は考えています。
だって、ここがダメならしっかり止まらないんですよ。。。
ダボがくるくる回転しちゃう・・・なんて困ったことにもなりかねません。


そんなワケで、
今回は「ノブ」にフィーチャーしてみました。。

どんなノブが使いよくて、どんなノブがダメなのか?・・考えていきましょう。
まずはどのようなノブがあるのか見ていきましょう。

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(1)三角ノブ
RDSと記されています。今は懐かし「龍電社(現 東芝ライテック)」の「通称グリーン足」のノブです。
※知ってる人は相当古い。。
古い機材はこのノブをよく使っていますよね。
力が入りにくいカタチをしていて、非常に回しにくいです。
そして、手が痛いこともあります。

(2)三枚凹みノブ
これは三角ノブの進化型じゃないですかね?
指を入りやすくしたようです。
しかし、親指・人指し指・中指をこのカタチにすると、手がつりそうになります。
しかも、三角ノブより端が鋭角になったので、手の腹で締めようとすると、当たって手が痛いです。

進化しようと思ったんだけど、失敗したんですかね。
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(3)四枚凹みノブ
さらに進化しようと試みて四枚にしてみたようです。一時期流行ったノブです。
親指・人指し指・中指を3凹みの所にフィットさせると、なんだか不自然です。
やはり手になじみません。
しかも、さらに尖ってしまったので、角に手が当たると激痛が走ります。
一見カッコ良さげですが、こんなバラのとげのようなカタチにするなんて、、危なすぎます。
寒冷地でスタンドのノブを締めようとすると、力が入らないうえに、
痛くて死にそうになります。

デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

(4)円型ノブ
手には優しそうなカタチをしていますが、つるつる滑って全然力が入りません。
大きなものなら、まだマシなんですが、
小さいモノになると本当に締付けができないんです。
それが証拠に、写真のノブにはラジオペンチで回した痕跡が・・・。

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(5)二枚羽根ノブ
近年ではコレが主流になってきました。
2枚の羽根を人指し指と親指だけで操作します。
テコの原理で軽くキュッと締付けることができます。
2枚羽根はある意味、正解だとも思います。

羽根が大きければ、軽い力で締め付けることができます。

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(6)S字二枚羽根ノブ
最新型です。二枚羽根ノブが進化しました。(コレは進化成功です!)
S字化により、指に馴染み、締付けやすく力がちゃんと伝わります。
テコの原理で軽くキュッと締付けることができます。
「S字二枚羽根ノブ」は理想的なカタチの1つですが、尖っている問題(あぶない)と、羽根を大きめにする必要(小さいと力が必要)があります。

どうしても大きめになるので、使える場所が限定的になります。
だから、スタンダードではないと考えています。



■理想のノブのカタチを求めて・・
$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

唐突ですが、これは、私が日常で使っている箸です。
この五角箸はとても指にフィットして、もの凄く使いやすいです。
今では、たまに四角箸を使うと違和感を感じます。

東京「曳舟駅」近くの大黒屋・竹田さんが、この五角箸の生みの親です。

大黒屋さんの説明を引用させていただくと
「人間工学的に箸を持つ三本指が奇数の五角面に収まり、
箸を正しく持つ指を導き、五角の角度がものをしっかりとつまむ五角箸」

と記されています。

参考リンク→大黒屋江戸木箸

「指は5本で奇数なのに、偶数である四角箸か丸箸しか無いのがおかしい!」
当時、営業だった竹田さんは職人さんに五角箸の製造を依頼したところ、
五角は技術的に難しいらしく、作ってはくれなかったそうです。
納得ができない竹田さんはその後、ご自分が職人になり五角箸を完成されたそうです。

最近では、飲食チェーン店でリターナブル箸が普通になっていますよね。
リターナブルでも「五角箸」も見か
けますが、おそらく大黒屋さんのコレを真似をしたものと思われます。(パクリ疑惑)
※5年以上前からこの箸を使っていますが、そのときは他にはありませんでした。



panproduct.特選M6ノブ(五枚花型)
$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

つーワケで、、(ん?)
なんとも大胆にも「ノブだけ」を販売してしまうことを思いついてしまいました。。
(いつものことですが・・・)

ノブがダメなだけで、ダメ機材に成り下がっている機材も多いかとおもいます。
そんなダメ機材を復活させるために、良いノブに付け替えませんか?

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「ノブさえ良ければ、良い機材なんだけどなぁ~」
「ウチのノブは回すと痛い!」
「ノブに力を入れづらく、ちゃんと機材の固定ができない√」
「ノブを無くしたり、壊したりしてスタンド等が使えなくなった!」
「カッコイイノブを付けて、機材のドレスアップをしたい!」


って方に最適です。

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【商品名:panproduct. 特選M6ノブ(五枚花型)】

良さげなノブのサンプルをいくつか取り寄せ、機能面を検証してみました。
回しやすさ、を追求した結果、
この「五枚花型」が回しやすく、いろんな機材に適応できることが分かりました。

デザイン面でも気を使いました。
黒系機材にさりげなくマッチするワンポイントの白丸が、
あなたの機材にフレッシュな印象をあたえてくれます。
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■ところで、ウチの機材につくのかなぁ~?

スタンドやアンブレラホルダー等接続系機材に採用されている
ノブはM6(Φ6mm)のねじ径がほとんどです。
ただ、たまに1/4インチねじを使っている機材もありますから、それを見分ける必要があります。
百円ショップでノギスを購入し、あなたの元ノブのねじ径を測ってみましょう。

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× 6mmを少しでも超えていたら、1/4インチねじの可能性が高いです。残念ながら不適合(1/4″=6.35mm)
○ 6mm未満であれば、M6ねじです。(約5.8mm)

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M6ねじであれば「panproduct. 特選M6ノブ(五枚花型)」は使えます。
あとは元ノブの長さ(X)を測ってください。(ねじ部の付け根から先まで)

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

補足として、元ノブねじが最初から適正な長さでない可能性もあります。
接続機材を固定した状態のねじのアソビの長さは2~3mmが適正です。
長くても短くても良くありません。
ノブを変更する時、上記のことを考慮して長さを決定してください。
※スタンド締め付け部のノブの場合も、締付けた状態で見てください。

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【ノブ購入のポイント】
1. M6確認:自分の機材のノブのねじ径を測りましょう。(百円ショップでノギスを買う)
2. 必要な長さを決めましょう。(元ねじが適正であれば、そのままの長さを適用してください)
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最後に、取り扱うノブのねじの長さですが、
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9mm・11mm・12mm・13mm・15mm・17mm・22mm・27mm・M6ノブナット
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をご用意しました。
使いそうな長さの辺りは1mm刻みでご用意しております。
きっと、あなたのお望みのノブの長さも見つかることでしょう。

ノブ素材は、衝撃に強く摩耗性にすぐれたポリアミド樹脂製の66ナイロンを使用しています。
ねじ部は三価クロメート製。いずれも生産国は日本です。


で、、
弊社で取扱い商品でも、機能強化のために一部採用いたします。
それに伴い、以下の商品に商品名改訂・価格変更があります。
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「16-17mmダボ・メスメスアダプター」→「16-17mmダボ・メスメスアダプター HG」
「パン棒付アンブレラホルダー完全キットBL-D2」→「パン棒付アンブレラホルダー完全キットBL-D2 HG」
「1WAY式アンブレラホルダー完全キットBL-D」→「1WAY式アンブレラホルダー完全キットBL-D HG」
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※HGはハイグレードのつもり。。

この後、売場にに並べておきます。
お手軽単価を見ていってくださいな。





“panproduct. 特選M6ノブ(五枚花型)”売場

カテゴリー: 接続系機材の世界, ねじ類 パーマリンク

2 Responses to 「新・ノブ考。」ライトスタンドの「ノブ」について、あらためて考える。

  1. かつ のコメント:

    うちでもこの花形M6ノブをRDSのスタンドの補修に使ってます。
    いま探しているのはM5のメネジノブ、Fiilex P360EXのキットスタンド用です。
    M5サイズは取り扱いが少ないんですよね。

    • 中居 中也 のコメント:

      この花形ノブにはM5版もあったように記憶しています。それにナットを入れれば、よろしいのでは?あ、スペーサーが必要かもですが。

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