初心者向け商品撮影術(機材編):道具は何が必要なの?


$有限会社パンプロダクト|デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

初心者でも、キレイな商品写真を撮るためには何が必要か?
照明機材売り場で、いろいろあって悩まれたことはありませんか?
今回はワンランク上を目指した、初心者向け商品撮影術(機材編)を考えていきたいと思います。

まずは絶対必要なものはコレです!
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? デジカメ(できればイチガン+標準ズームキット)
? 三脚
? 光
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【デジカメ】
デジカメは、どのようなものがよいかというと、
ワンランク上を目指すなら、一眼レフを選びたいものです。

エントリーモデルの標準ズームキットは、最近ではかなりお安くなっているようです。
で、この標準ズームは各メーカ力を入れて作っているので、安価なのによくできています。
お好きなメーカー・機種をお選びください。

【三脚】
次に必要なものは三脚です。
ワンランク上の商品撮影では、必ず三脚をつかいましょう。
で、選ぶポイントは、全高が150cm以上のモノが使いよいと思います。
※予算が潤沢にある方は、カーボン製が軽くて扱いやすいです。

【光(照明)】
照明機材は何がよいでしょうか?
選択肢は次の通り
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1. タングステンライト(電球・アイランプなど)
2. 蛍光灯
3. LEDライト
4. ストロボ
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それぞれの特徴はというと、

「タングステンライト」
○ 照明具合が目に見えるので分かりやすい
○ 動画にも使える
○ 安い
○ 光量がかなりある
× 電気代が高い
× 熱い(やけどの危険性あり、危ない)
× 落とすと割れる

× 寿命が短い

「蛍光灯」
○ 照明具合が目に見えるので分かりやすい
○ 動画にも使える(ちらつきが出る場合あり)
○ やや安い
○ 太陽光色の高演色型のモノもある
○ 電気代はそこそこ安い
○ 蛍光灯RIFAなど、便利な機材が存在する
○ 寿命がそこそこ長い
× 1つでは光量は少ない
× ソケットなどを含めると、重くなる
× 大きい
× 落とすと割れる


「LEDライト」
○ 照明具合が目に見えるので分かりやすい
○ 動画にも使える
○ ほとんど熱を持たない(危なくない)
○ 電気代が安い(電池で駆動可能)
○ 太陽光色の高演色
○ 寿命がやたら長い(50,000時間)
○ 落としても普通は割れない
○ 軽い

× やや高い(今では。そんなに高くないのもある)
× 光が少ない(数を多く搭載しているのは明るい)

「ストロボ」
○ 小型で光量が多い(簡単に光がまわる)
○ 電池でも使える
○ 太陽光色で発色がよい
○ 撮影に便利な機材が多数存在する
× 照明具合が目に見えないので、初心者では分からない
× 動画では使えない


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タングステンライト(電球)は火傷をするほど熱くなる点が大問題です。
周辺機材も、燃えない素材などを使う必要があり、撮影機材全体が重くなってしまいます。

蛍光灯はそれほど熱くならないのですが、
本体とソケット部で、かなりかさばるし、重さも重くなります。
壊れやすいのも欠点です。(実際よく壊す)

プロなら(写真撮影のみの場合)ストロボが一番楽でしょう。
しかし、瞬間光のため、分かりにくく、専門知識が必要なので初心者には向きません。
そのうえ、動画も撮れません。

他ライトの欠点を解消しているのが、LED照明機材でしょう。
軽いので取り回しが楽です。
欠点をいうと、LEDライトの周辺機材が、まだあまりないということかもしれません。







ということで、
小型LEDライトを使って、初心者にも使えそうな機材をアレンジしてみることにしました。

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主人公になる機材はストロボ用の機材である、写真電気工業(SD)のソフトライトBOX 50×50cmを使用します。

外部リンク:→SD ソフトライトBOX 50×50cm

「可燃素材なので、ストロボ以外にできません」と書かれていますが、
LEDは発熱がほとんどないので、全然使えますよ。むしろ、モデリング付きのストロボの方が熱くなります。

この機材とLEDを使って、光が見えるキレイな照明機材にしていきます。
光源は小型LEDライトのHDV-Z96を使用します。(LED100個クラスがいいでしょう)
Z96を固定するために、「CineArmKit-2」「しっかり止まる、堅牢アンブレラホルダー」を使います。
(別途、ライトスタンドをご用意ください)

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ソフトライトBOXの芯棒をギリギリまで引っ込めます。

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「しっかり止まる、堅牢アンブレラホルダー」の傘穴に、ソフトライトBOXの芯棒をギリまで差し込みます。
LEDライトZ96のカメラねじ穴に、「シネアームキット2」を取り付けて、ソフトライトBOXの正面から差し込み、「しっかり止まる、堅牢アンブレラホルダー」のアクセサリシュー部に固定させます。

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上の写真のように組み込みます。

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↑内部の様子は、こんな感じ。
あとは、ソフトライトBOX付属のディフューザーを取り付けて出来上がり。

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これでLEDソフトボックスになりました。ちゃんと上下に角度をかえることができます。

では、早速使ってみましょう。
サラダを写してみました。

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テーブルの奥側にスタンドをたてて、ライトを下フリにします。
カメラ側からみると奥から手前にライト照らす感じですね。
光の逆側には、レフ板(白いボール紙)で陰を和らげています。
50×50cmの光源面なので、このくらいの大きさのモノは余裕にカバーできています。

次にもう少し大きいものを撮影してみます。

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35cmほどのバケットです。
この大きさまでは、むらなく照明があたってますよね。
サラダのライティングより、ライトをモノの真上からあてるようにしました。
スタンドだけでは、その位置にライトを固定することができないので、
手で持ってライティングしました。

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このときあると便利なものは、カメラのリモコン(オプション品)です。
三脚でカメラアングルを決めて固定されているので、カメラの近くにいる必要はありません。
自ら照明係をし、リモコンで押せばシャッターをきることができるようになります。

今回組上げた、ソフトライトBOX+LEDは、かなりの大きさのものまで、キレイに撮ることができます。
以前にご紹介した420円ソフトボックスも、簡単にキレイに撮れますが、
撮影物の大きさが小さいものに限られます。
そこそこの大きさのモノを撮るには最低コレくらいの光源面が必要になってきます。

→過去記事:420円でLEDボックスライトを作って・・・

なお、ご紹介した SDソフトライトBOX 50×50は取り扱いがございません。
写真電気工業さんでお買い求めください。


「LEDライトHDV-Z96」
「しっかり止まる、堅牢アンブレラホルダー」
「シネアームキット2」
は、取り扱いがございますので、売場にてご覧ください。





“Z96″売場

“しっかり止まる、堅牢アンブレラホルダー”売場

“シネアームキット”売場

カテゴリー: F&V Z96, 頃合いの良いアンブレラホルダー, 撮影術, アーム パーマリンク

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