420円でLEDボックスライトを作って、商品撮影ライティング講座 with Z96


$有限会社パンプロダクト|デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

台風の最中、100円ショップ(100均ちなみにキャン★ドゥ)で、良いモノを買ってきました。
今回は、撮影初心者でも分かる、小物商品撮影などに役立つボックスライトの作り方と
その使い方をご紹介します。

購入したものは次の通りです。
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食パンケース・アルミホイル・両面テープ・白い厚紙
計420円也。安くあがりました。

※その他、セロテープと布粘着テープ、ハサミ・カッターご用意ください。

この「食パンケース」の大きさ・素材が丁度良い。見つけた瞬間ピンときました。
で、ここからは工作の手順です。(サイズ:約238×150×高さ164mm)

アルミホイルをケースに合わせて、適当な大きさに切り、
両手を開いて、優しく叩いて、軽いシワをつける。(アルミホイルはすぐ破けるので注意)
シワをつけることによって、拡散効果が生まれます。

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両面テープをケースの内側に張り、そこにアルミホイルをギラギラの方を表にして4面に貼る。(上の写真の赤い線を参考)

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食パンケースの底に100個クラスのLEDライト(ここではZ96を使用)を、布粘着テープでしっかり固定します。※SW部を避けて貼って下さい。
で、蓋(乳白)をつけて、セロテープで固定したらLEDボックスライトの出来上がり。

次にレフ板を作ります。
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買ってきた白厚紙(ここでは、394×274mm)を半分に折るだけ。
これで自立するようになります。

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今回の商品撮影に必要なもの

・白いテープル(もしくはテーブルに白ケント紙を貼ってもよし)背景は白が基本です。
・デジタルカメラ
・三脚
・作ったLEDボックスライト(LEDライト含む)
・作ったレフ板
・商品(撮るもの)


0. あらかじめ「ストロボ発光禁止」にします。

ホワイトバランスは「プリセットWB(マニュアルWB)」を設定する。
ボックスライトの光源に向けてセット!
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※カメラによってその設定の仕方が異なるため、使用カメラのマニュアルをご覧下さい。
※分からなければ、AWB(オートホワイトバランス)に設定してください。

1. 商品をおいて構図を決める。(三脚で固定必須)

2. 部屋の室内灯を消し、LEDライトをつける。(昼間の明るい部屋は避けましょう)

3. モニターを見ながら、商品がキレイに見えるところを探る。

4. 良ければシャッターを押す。

5. 撮った写真が良くなければ、ライトの位置を変えてまた撮る。

【キレイに撮るポイント】
ライティングのポイントは、画面に入るギリギリまでライトを商品に寄せましょう。
モニターで確認しながら、ライトがフレームに入ったら少し離す。という作業を癖づけてください。
初心者の方は、照明が遠すぎる傾向にあるようです。


で、これを使ったらどう写るかと、多少のHOW TOを以下でお見せします。

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小型機器をLEDボックスライトで撮ってみた(トップ光例)
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ルミックス GF-1+20mm
ISO400 プログラムオート(±補正あり)

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基本のトップライト(上から下を照らす)です。
やや、奥気味から照らしています。
手前右にレフ板を使用。(レフ板もギリギリまで近づけましょう)

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氷結(円筒物)をLEDボックスライトで撮ってみた(サイド光例)
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ルミックス GF-1+20mm
ISO400 プログラムオート(±補正あり)
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円筒形のものは、サイド光(横からの光)が良く合います。
真横から照らしているのではなく、今回はカメラ方向から45°程のところから照らしています。
ボックスライトの蓋面を垂直にしましょう。(上写真の通り)

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スイーツをLEDボックスライトで撮ってみた(食品撮影例)
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ルミックス GF-1+20mm
ISO400 プログラムオート(±補正あり)

商品の真上より少し奥から照らします。
食品系の場合、やや左奥から照らすのが、プロが良くやる技です。
光の逆側にレフ板をおきましょう。
あまり逆すぎると手前が暗くなるので注意です。
上の写真のライトの位置を参考にして下さい。

どうでしょう。みずみずしいスイーツの写真になっていませんか?
ちゃんと照明すると、このように美味しそうに写るのです。
いちお、ダメな例(部屋の照明そのままで撮った)をお見せします。



アマチュアの方が撮ると、よくこんな感じになっていますよね?
折角ですから、キレイに撮ってあげた方が、ケーキも喜ぶでしょう。

で、今回は丁度良い、食パンケースを見つけましたが、
乳白の蓋がついてるのは、そんなに多くはないでしょう。
代替案もあります。

まずは、この食パンケースの様な大きさや形が似ているほぼ透明な容器を買って下さい。



同じように、内側にアルミホイルを貼ります。
乳白蓋の替わりに、レジ袋を2枚重ね(もしくは3枚重ね)を、セロテープでピンと貼ったら出来上がりです。
これでも同じように使えます。

このように、カメラを三脚で固定しさえすれば、照明は手持ちでモニターを見ながら、
キレイに照らすところを見つければ良い訳ですから、できそうでしょ?


光が目に見える、LEDライト機材は、決してプロユースだけではないです。
初心者でも簡単キレイを実現できる、お気軽な照明機材だと思います。
(動画も撮れるしね!)

あ、ちなみに光源のZ96は、販売ページにて、絶賛発売中です。






“Z96″が欲しくなってきちゃった人!

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