結局、撮影用大型LEDライトってどれくらい明るいの?



$有限会社パンプロダクト|デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

ほとんどの皆さんは、いっぱいLEDがついている、大型LEDライトの実物をご覧になられたことはないでしょう。
気になるのは、本当に使い物になるか?ってことだと思います。
つまり、どれくらいの光量が、くるのか・・でしょう。
そこで、LED197(パルサー型)・LED500A・LED1000Aの光量を比較してみました。

カメラの設定は、全て次の通り・・
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撮影値固定 絞り:F5.6 シャッタースピード:1/30秒 ISO感度:400 ライトと背景紙の距離:1m
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※ちなみに、写っている背景紙の幅は2.7m。

で、結果は次の通り。(測定場所は中心の一番明るい部分)

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【LED197】 露出計での実測値→FULL:F5.6 1/2 最小:F2.8(調整幅2絞り半)
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【LED500A】 露出計での実測値→FULL:F8 1/2 最小:F1.4(調整幅5絞り半)
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【LED1000A】 露出計での実測値→FULL:F11 1/2 最小:F8(調整幅1絞り半)
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とにかくこの、LED1000Aは、思ったより明るいです。
前にも述べましたが、HMI575wを少し離れたところから照射したような感じです。
で、どうやらこの明るさは、キノフロ40W×4より明るいみたいですよ。

でも、LED1000Aが、調整幅があまり無いことが分かりました。
調光量を換算すると、調整幅は 100%~37.5% ですよね。
だから、とにかく大光量が欲しい人向けです。

少し驚いたのは、LED500Aが、調光性能が良いということ。
調整幅5絞り半!とは凄い。
調光量を換算すると、調整幅は 100%~3% ですよね。
まぁ、ただ、こんなに暗くする必要がある場面は、多くはないと・・
でも、一応、褒めておきます。

LED197Aは、やはりLEDの数が200未満ですので、パワーの面では、
他2機種には及びません。
しかし、800gの軽量ボディーと、正円形照射。今までの照明機材と形が似てるので、
違和感無く使える。使い勝手はあるでしょう。(調整幅は 100%~19%)

参考までに、撮影関係の方には、おなじみのアイランプも、同じ条件でとってみました。

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【アイランプ フラット250W】 露出計での実測値→FULL:F8 1/2
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フラットタイプのアイランプで、撮影してみたのですが、中心部に光が集中しているのですね。
均一な光の面積は狭いようです。LED197Aの方が、均一光量の面積は広いようです。
これで分かったことは、一番明るいポイントの光は、アイランプ500W(計算上)とLED1000Aが同等だということです。
しかし、均一光量の面積が、LED1000Aのほうが、遥かに広いです。

今までのタングステンライトは、スポット系を使うと、ディフューザーに離れたところから、
照射する使い方が一般的でした。

一方のLEDライトでは、照射範囲が広いため、ディフューザーによせて使うことが可能となります。
だから、光量的には十分だと予想できます。

熱もでないので、よせても危なくありません。
熱もでないので、被写体に負担も少ないです。
光がありすぎても、調光可能なので、ライト替えをする必要もありません。
しかも、デイライト。。

今回の3機種それぞれ使い勝手もあるでしょうが、
特にLED1000Aは、プロの現場でも、かなり使えるでしょう。


“プロ用大型LED照明機材”が気になって夜も寝むれない!

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