むかーし使ってた PENTAX SPOTMETER V を見せてあげる(と、正しい使い方を解説)







35年ほど前に買った反射光式露出計 ペンタックス スポットメーター5型 です。もちろん新品で買いました。知らぬ間にこんなにも熟成していました。

フィルムの時代、主に使っていたポジフィルム(リバーサルフィルム)は、とりわけ露出がとてもシビアで、すぐに「黒つぶれ」「白飛び」を起こしていました。そうならないように、被写体そのものをスポット的に測るメーターです。(TTLメータのようなもの)


ファインダを覗くとこんなかんじ。
ほこりやカビがひどいですね。

白背景を覗いた様子なので真っ白ですが、実際にはカメラのファインダーと同じ。
真ん中の丸の部分の被写体の濃度を測ります。


実はこれで測った値がそのままカメラの設定にするものではありません。
セコニックやミノルタの「入射光式露出計」で、そこにある光の量を測り、その値をスポットメータの側面にある、ダイヤルリングの値の三角印に合わせます。

被写体の様々な濃度をこのメータで確認し、赤枠内の1から10の間に納まっていれば、黒つぶれ、白飛び、がない状態、ってことを確認するためのものです。(18%グレーの紙をターゲットにして測ると入射光式メータと、ほぼ同じ値がでるおもいます)

ムービーのカメラマンアシスタントチーフは、セコニックとスポットメータを両方携行しており、入射光式メータの値を設定し、黒つぶれ、白飛びがあったら、照明技師さんに相談して聡明を修正していくという使い方をされてました。(カメラの値を1/3暗く、、とか微調整もやってました)

ただこのメータちょっと大きいという欠点があり、後継機のVI型ではデジタル数字表示になり、小型化されました。(V型はチーフの人が持ち歩くにはでかすぎた)
VI型は小型化した分、このダイアルリングがなくなり、1-10の数値が読めなくなり、使いにくくなったと個人的にはおもいます。(ムービチーフの方は、それがなくても頭の中で計算できるのでしょう)

まぁとにかく、この反射光式メータは、入射光式メータの補助的な役割で使うのが正しい使い方 だとおもいます。

デジタル撮影では、このようなシビアなメーターを使わなくても、すぐにプレビューできちゃうので今は不要のものかもしれません。(トライアンドエラーを数回おこなえば正解がわかるもんね)

あ、でも、ゾーンシステムを目指す人には、スポットメータは必須のものかも、、とかも考えます。


今日の写真は、昨日の撮影台 を久々に使いましたが、やっぱ便利かも、、っておもいましたわ。。。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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