斜ふかんアングル、リアル・ドロップシャドーの塩梅検証



すみません、今日は東京12チャンネルモードでやります。

平べったい被写体は、少し浮かせて撮影することがよくあります。(平べったいものじゃなくても浮かせることもある)
被写体を少し浮かせることにより、影が太り、優雅なグラデーションのドロップシャドーを演出 することができます。

ただ、やみくもに嵩上げをすれば良いというわけではありません。何事にも「塩梅」というものがありますからね。

そこで、直径8cmの金彩漆器の豆皿 をご覧の小さなアクリルプレートで嵩上げをし、どのくらいが適当なのかを探っていきます。


0mm(かさあげ無し)から、20mmまで試してみましょう。


なお、今回は、俯角45°の斜ふかんアングル での検証です。
このアングルだと、「逆トップライト」になるため、被写体手前側に影が伸びやすいこと をあらかじめ承知しておいてください。

それでは、結果を一気におみせしましょう。どーぞ。







くれぐれも今回は、8cmの豆皿  を 45°斜ふかん&逆トップライト で撮ったものであることを忘れないでください。 

例えば、最大嵩上げの「20mm」のは、平べったさが全くないように見え、まるで高台盃のように思ってしまうんじゃないですかね?つまり、ウソ、もしくは誇大です。だから、20mmはあり得ません。さらに10mmあたりも怪しいですね。

私の独断の結論を申し上げますと、
この場合の 正解は「3mm」 だとおもいます。5mmも行き過ぎかなぁ..という感想。

今回の場合、手前に影が伸びるものなので、ほんのちょっとのかさあげで十分だとおもいます。0mmと比べると、ラグジュアリー感が上がってますもんね。このほんのちょっとのさじ加減で、写真の印象は変わるものなんですよ。

例えば、被写体が7寸皿(21cm)の場合だと、3mmじゃ足りないでしょうね。被写体の大きさにより、上げる高さも変えなきゃいけません。その場合でも、ほんのちょっとリッチにしちゃえば良いんですから、その感じを覚えておいてください。(上げすぎると違和感が出ますから、控えめにね)

で、すっかり忘れていましたが、2019年にも同じ豆皿で、真ふかんでもやってる記事がありました。(なにしろ4000近い記事書いたから、忘れちゃってること多し)

あらためて自分でも読んでみましたが、真ふかんだと3mmじゃ足りなく、もっとあげた方が良さそうですね。アングルによっても、ドロップシャドーの塩梅は調整しなきゃいということもわかりました。つまり、どのくらいの厚みのものをかますかは、あなたの裁量にかかっている といえるでしょう。(ここで厚みを覚えても無駄かも..)

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