今回は、1灯真トップライトの背景濃度コントロール のやり方。つまり、トップライトと背景の配置の調整で、背景の明るさだけを調整 する方法 をお伝えします。
上写真のように面光源の真トップライトを組みます。白背景までの距離は、ライト尻から35cm。これが今日の基準です。
上写真のように面光源の真トップライトを組みます。白背景までの距離は、ライト尻から35cm。これが今日の基準です。
基準のセットで撮った写真がこちら。
※今回は、床面と垂直面を分離させていますが、ペーパーでアールを作って、床面と垂直面がつながった状態でも、同様の濃度調整ができます。
背景を除いた、セット全体を、背景に寄せてみました。
すると、被写体のライティングそのままで、背景だけを明るくすることができました。
次のセット全体(背景は除く)を背景から遠ざけてみました。
お察しのとおり、背景だけを暗くすることができました。
それぞれの結果を、比較しやすいように並べてみるとこぉ。
背景紙距離の調整によって、白い背景紙が、淡いグレー・濃いグレーにすることができるということですね。
逆から考えると、なるべく、背景を白(明るく)にしたいときは、
背景をなるべく寄せろ ってことになります。
教訓としては、このように被写体を置く位置によって、背景の濃度が決まってしまいますから、
背景のことも考えつつ、被写体配置を決定するように心がけましょう。 ですね。
背景紙距離の調整によって、白い背景紙が、淡いグレー・濃いグレーにすることができるということですね。
逆から考えると、なるべく、背景を白(明るく)にしたいときは、
背景をなるべく寄せろ ってことになります。
教訓としては、このように被写体を置く位置によって、背景の濃度が決まってしまいますから、
背景のことも考えつつ、被写体配置を決定するように心がけましょう。 ですね。
ここからは「ちなみに..」な話。「被写体のライティングはそのまま」という要件をちょっとだけ逸しても良いなら、こんな方法もあります。
基準の「1」を例にします。真トップライトを上にあげてみましょう。今回は14cm上げてみました。
基準の「1」を例にします。真トップライトを上にあげてみましょう。今回は14cm上げてみました。
被写体へのライティングが変わってしまっているというズルをしていますが、前後の距離を変えずに、背景を少しだけ明るくできました。
このソフトボックスは、内部の光源(高演色LED電球)の光をディフューズしている構造になっており、照射範囲は上図のようになります。境界線付近は光源の光の角度が薄いためグラデ状の暗くなります。ライトを上にあげると暗いグラデの境界もあがり、背景を少しだけ明るくすることができるという理屈です。(高くなった分、背景と離れてしまい光が減光してしまいますが、光の角度が厚くなる増光の効果のほうが上回るので明るくなります)
ライトを高く上げる方法のほかに、ライトの角度(水平)を背景側に少し振り、照射境界を上げて背景を明るくするという方法もあります。
ただ、いずれの方法(ライトを高くする・振る)も、被写体のライティング自体を変えてしまうものなので、「ほんの少しの調整」でごまかすときにのみの方法だと考えてください。
ライトを高く上げる方法のほかに、ライトの角度(水平)を背景側に少し振り、照射境界を上げて背景を明るくするという方法もあります。
ただ、いずれの方法(ライトを高くする・振る)も、被写体のライティング自体を変えてしまうものなので、「ほんの少しの調整」でごまかすときにのみの方法だと考えてください。
【まとめ】
1灯ライティングは「被写体照明と背景照明を兼ねている」と心せよ。
1灯ライティングは「被写体照明と背景照明を兼ねている」と心せよ。
26cm横棒 (50cmソフトボックス用)
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