今回は、
人物撮影1灯ライティングで、被写体と背景の距離を変えて、背景濃度を調整できる
という話をします。
使うライトは、昨日と同じく ソフトボックス2灯の縦連結 です(フロントよりサイド光)。2灯使っていますが、合体しているので1灯とみなします。ライト構成と作り方は、昨日のブログ をお読みください。
なお、背景紙は「薄いクリーム色(淡い有彩色)」を使います。
人物撮影1灯ライティングで、被写体と背景の距離を変えて、背景濃度を調整できる
という話をします。
使うライトは、昨日と同じく ソフトボックス2灯の縦連結 です(フロントよりサイド光)。2灯使っていますが、合体しているので1灯とみなします。ライト構成と作り方は、昨日のブログ をお読みください。
なお、背景紙は「薄いクリーム色(淡い有彩色)」を使います。
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被写体とライトとカメラの関係を保ちつつ、
被写体と背景距離のみ変えて撮り比べて みましょう。
被写体と背景距離のみ変えて撮り比べて みましょう。
みなし人物の後頭部から背景紙までの距離を、
40cm – 60cm – 80cm – 1m と「20cmづつ」変えていきます。
40cm – 60cm – 80cm – 1m と「20cmづつ」変えていきます。
「被写体・ライト・カメラ」の距離を測りながら移動し、背景距離以外はなるべく同じにしました。
結果を並べてみました。
被写体-背景距離が遠くなるに従い、背景濃度が濃く(暗くなる)なります。被写体が背景距離と離れると、その分ライトも離れてしまうので濃くなるわけです。考えてみれば当たり前の話ですけど、「被写体の立ち位置」を決定するのに重要なこと なので、しかと意識してほしいです。(背景が明るいのがよいのか?暗いのがよいのか?)
それと、背景紙があまり近いと「被写体影が背景に落ちる(0.4mの右側には濃い影がある)」ので注意が必要です。わざと被写体影を落とすこともありますが、画面端とかにできるので、撮影時に見逃しちゃうこともよくあるので注意しましょう。
※あと距離が近いと、光に近い側と遠い側に濃度差ができます。
今回はかなり淡い有彩色背景を使いましたが、背景紙の彩度が強いもしくは濃度が濃い場合で同じことをやると、もっと印象が変わります。つまりもっとシビアになってくるということだと考えてください。
また、白やグレー(無彩色)では、濃度だけが変わってきます。(白 → グレー / グレー → 濃いグレー)この場合もまた、濃度が濃いグレーを使うほど、濃度変化が激しくなります。そして、うんと離すと「黒」に近づくわけですね。
被写体-背景距離が遠くなるに従い、背景濃度が濃く(暗くなる)なります。被写体が背景距離と離れると、その分ライトも離れてしまうので濃くなるわけです。考えてみれば当たり前の話ですけど、「被写体の立ち位置」を決定するのに重要なこと なので、しかと意識してほしいです。(背景が明るいのがよいのか?暗いのがよいのか?)
それと、背景紙があまり近いと「被写体影が背景に落ちる(0.4mの右側には濃い影がある)」ので注意が必要です。わざと被写体影を落とすこともありますが、画面端とかにできるので、撮影時に見逃しちゃうこともよくあるので注意しましょう。
※あと距離が近いと、光に近い側と遠い側に濃度差ができます。
今回はかなり淡い有彩色背景を使いましたが、背景紙の彩度が強いもしくは濃度が濃い場合で同じことをやると、もっと印象が変わります。つまりもっとシビアになってくるということだと考えてください。
また、白やグレー(無彩色)では、濃度だけが変わってきます。(白 → グレー / グレー → 濃いグレー)この場合もまた、濃度が濃いグレーを使うほど、濃度変化が激しくなります。そして、うんと離すと「黒」に近づくわけですね。
えー最後に、細かいセット組みの話を一つ。
T字棒で縦つなぎをすると緩んでくるので、ヒモサポートをすることをオススメします。(たまに中心ナットを締め込んでください)
T字棒で縦つなぎをすると緩んでくるので、ヒモサポートをすることをオススメします。(たまに中心ナットを締め込んでください)
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