ボトル(円筒形ブツ)のキリヌキ写真に、正しくつながったハイライトを入れるプロ技



ワインボトル(円筒形ブツ)天板 に置いて、「レベルアングル(水平) 「キリヌキ用の正面正体写真」 を撮ってみました。この時、「垂直に立てたサイドライト」 を使います。


左が撮ったママ写真。右が「キリヌキ写真」。
切り抜いたら、よく見えるよね。問題なさげに思えますが・・・・。


あ゛ーーーーー!!よく見るとこれはあかん!
天板の映り込みがバッちく見えるよね。


映り込み問題を解決するために、天板に黒布 を敷いてみました。


黒のおかげで、天板の映り込みは消えました。
これくらいで、OKでいいんじゃねーの?


でもですね、せっかく、ボトル上部の美しい形のハイライト なのに、ボトル下部のハイライトが足りてない感がありませんか?
しかも、最後は、尻切れとんぼ。ゴニョゴニョとごまかしてる風 だし・・・・美しいとは言えない。。
どーしたらいーんだ?


実は、
天板にボトルを置いて撮る方法が間違っていたのです!
この方法で続けていても、下が途切れたハイライト問題は絶対解決しません。

ここから正解をいいます。
三脚のセンターポールについている「直径50mmのアッパーディスク」をスタンドに取り付けます。


同じモノ(アッパーディスク)じゃなくても構いません。
要は ボトル底辺より少し小さい円形の台 にボトルを置いて固定することです。(大きな台に置かず、宙に浮かせて撮影するということ)


成果物は見事、
ボトルの円筒形部全面に、正しくつながった「並行なハイライト」 が入りました!


宙に浮かせると、天板の映りもありません。それより肝心なのは、
ボトルの上下の中心に、ライト(面光源)の中心があることなんです!(ライトの高さを少し下げて調整)

この位置関係でないと、ハイライトは正しく繋がりません。さっきみたいに天板があると、天板より下からの、ライティングは不可能ってことが問題だったのです。


①②③を並べてみると、
下までつながったハイライトの写真③が「正しく美しいボトル写真」であることがお分かりになるとおもいます。
※ハイライトが、並行かつ正しくつながっていないと、円筒形を表現することができない


図にしてみました「円筒形のハイライト概念図」


ところで円筒形ブツは、ボトルに限ったものではありません。
例えば、リップ・マスカラなど多くの化粧品は「円筒形」です。正面正体に撮る場合、やはり「底辺面」からはみ出ない固定の仕掛けが必要です。(長ねじなどで工作が必要)
そして、ブツの天地より長い四角い面光源を垂直に立てて照射すると、平行かつ、つながった正しいハイライトを入れることができます。


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