スタジオ撮影では「ライト前ハレ切り」が必要なこと多し!



美しい光の撮影照明キット(+ 26cm横棒」のやや逆トップライトの撮影です。
でも、、いくらなんでもこのままじゃ、レンズにハレーションをモロにくらっているので良くないです…。



今回の使用レンズは「ライカ ズミクロン-R90mm」。このレンズには「埋め込み式フード」ついておりますがちょっとしか出ないので、特にスタジオのライティング撮影では、屁の足しにもなりません。(外付けでも純正レンズフードは短すぎるものが多い)


で、埋め込みフードは使いましたが、その他の対策を何もしないまま撮った写真がこれ。一見フツーにちゃんと写っているように見えますが、どーでしょうか?(後ほどお答えします)


次に対策として、ライト側に「ハレ切り」を用意しました。横棒を使い、水平ラインを正しく出した黒ケントで、ざっくりと「ハレ切り」をしてみました。


う〜ん。。①と何か違うのか!?(これも、後ほどお答えします)


最後に、カメラの構図に入らないギリまで、ハレ切りを下げてみました。さて、どーなるか!?


ん?ちょっとだけシャープになったような…。


はい!お待たせしました。
分かりやすいように3枚の被写体中心部を並べてみました。
③だけが黒に締まりがあり、よりシャープに写っていることが分かると思います。つまり、①と②は「ハレーションが入っているので黒が霞んで見えるのです!(②も十分ではない..③のように完全に切る必要がある)

このように、フレアーなどが明らかなエラーが見えなくても、
気がつかないうちにハレーションが画像劣化させていることが良くあることなのです。※③を真ん中にしているのは、比較しやすいよう配慮したため。

以上の理由で、プロは「ハレ切り」の重要性を理解しているので、細心の注意を払ってハレーションが入らないようにしているのです。


ところで、どーやってハレが完全に切れていることを確認すればいいのでしょうか!?




ハレ確認は、レンズの前玉を見れば一発で分かります!(ライトが写ってたら、ハレ入ってますってこと..)

レンズ前でハレ切りすると「小さい黒」でできるという手軽さはありますが、ライティング撮影の場合ライトをギリまで被写体に近づけている場合が多いので、ハレ切りが正確にできないことが多いです。
「大きな黒」が必要にはなりますが、緻密にギリまで攻められるのが「ライト前ハレ切り」のメリットなのです。(原因を元から断つ的な..)

というわけで、「完全なるハレ切り」を目指して明日からもがんばりましょうね。。


※先日の記事では、サイド光前のハレ切りを使っていましたよ。
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