白背景(天板)を極めるために素材を考えてみよう。





TOPの3枚の写真は、
背景の白の素材だけを変えて被写体(パイプレンチ)を撮りました。


それぞれの白背景の素材は次の通り。
白背景① = 白ケント紙
白背景② = 白アクリル板(マット面/艶消し面)
白背景③ = 白アクリル板(グロス面/艶面)
※②と③は、同じアクリル板の裏表(リバーシブル仕様)
ちなみに照明機材はいつもの「美しい光の撮影照明キット(+ 26cm横棒」を使用。


パイプレンチの下(見えない部分)に仕掛けを作り、背景効果の違いがわかりやすいように、おおげさに1cmほど浮かせています。(いつもだったら、この大きさのものを浮かせるのはせいぜい5mmほど..)
関連記事→ 影活かしの本のふかん撮影、ぷちプロテクをひとつ..。


あらためて、TOP3枚の写真の一部を比較しやすいように並べて表示してみましょう。

ぱっと見、③のグロスが違うのはわかるけど、①白ケント紙と②アクリル(マット)の違いがわからないよぉ..

はいはい、そー言われると思って、拡大した写真を用意しておりますよ!

ページ表示じゃまだわかりにくいかもなので、クリックして拡大表示してみてください。

拡大してよく観察してみると、①白ケント紙は「紙の繊維」が写ってしまうので、白背景が「粗い」感じに見えます。一方の②白アクリル(マット)は素材がサラッとしており、白背景が滑らかに見えることがわかります。

存在するものを正確に描写するのが写真というもの。つまり、このミリ単位、いやマイクロミリ単位のテクスチャーの違いが、写真の仕上がりを左右するということなのですぅ!

プロカメラマンの写真のレベルが違うのって、こーゆー些細なことの積み重ねだったりするということですね。


で、一番わかりやすい白アクリル(グロス)背景が、下に写ってカッコイイから真似したい!と思ってらっしゃる人は多いと思いますが、実はこれを使うのは、無茶苦茶スキルの必要な難しい技です。(プロカメラマンでも、ブツ撮りに慣れていない人だったら、悩んじゃう案件)

ビギナー様は白アクリル使用は諦めてください。どーしても、アクリル使いたいよう!って人は、それなりの覚悟が必要ですからそのつもりで。。(導入にかなり高価というハードルから始まります…)

まずは、白ケント紙や白背景紙(バックペーパー)から始めましょうね。

※この3×6サイズ(910×1820mm)の白アクリル板に興味のある方は、弊社からでも手配は可能です。ただし、配送地域によっては、とんでもなく高い送料になることも予想されます。そのことを踏まえたうえで、弊社までご相談ください。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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