プロが使うディフューザー越しライト!光源の位置で詳細コントロール



ディフュザー越しのライトは、光を詳細にコントロールすることができるので、プロなら使うライティング技の一つだとおもいます。
今日はご覧の「自作のディフユーザー(ユポ)」を使い、「光の調整の方法」をざっくりとご説明したいとおもいます。


・光源の方向の調整

左サイドに「ディフュザー(DF)」を、顔に見立てた被写体(例のデスマスク)に対して「逆ハの字」に配置します。「カメラ寄り」「DFの中央」「背景寄り」 から、高演色LED電球を被写体に向けて照射します。前後の光源の位置による変化をみてみましょう。


それぞれの光が当たっている率は、
「カメラ寄り =80%」「DFの中央 =60%」「背景寄り =40%」といったところでしょうか。カメラ近くの角度だと、顔全体に照射でき、向こうに回り込むと照射できる範囲は狭まります。確かに向こうにいくと、影になる面積が大きくなりますが、強く立体感を表現することができます。


・DFと光源の距離の調整

次は「光源」と「ディフュザー」の距離を、「0.3m」「0.5m」「1.0m」に変えてみましょう。


DFまでの距離が近いと「影が濃くなり硬い印象」になります。DFまでの距離が遠いと「影が薄くなり柔らかい印象」になります。距離を離すと照射されている面積が広がり、DF全体の面光源になるから、このような結果になりました。


・DFと光源の距離を離すときの注意点

実は、先の結果は少々問題がございまして、、トリミングしてお見せしたので、その問題はわからなかったですが、全図をみせると、こぉなんです。


「DF越しの光」なはずでしたが、背景紙に盛大に「直光もれ」をしておりました。面光源を大きくしようとして(距離をとる)と、照射範囲が枠からはみ出てしまい「光もれ」を起こしてしまうということ。実は、この失敗はよくあります。特に光源がストロボの場合は瞬間光なので、見逃すことが多くなります。


・背景への光もれの解決法

背景への光もれ対策としては、漏れてる光を何かで遮ればいいわけです。例えば、カポックやケント紙などで、漏れている部分を塞いじゃうという作戦です。漏れている範囲が上下左右に広いと、かなり大きいもので塞ぐ必要があります。(← こーなるとかなり面倒..)


全ての距離に対応できるわけではありませんが、使用ソケットを「50cmソフトボックス(DF非装着)」にかえると楽に解決できることもあります。この条件ではDFから50cm離れた条件まで対応できました。実はこの四角いSBは、垂直と水平のランプシェードをつけたようなものですので、このような使い方で便利なこともあるのです。




出来合いのソフトボックスなどでは、「光源とディフュザーの距離」が固定されているので、このような細かい調整はできません。「光源」「ディフュザー」が別だと自由に調整できるので、よりレベルの高い調整が可能なのです。今回は光源の位置を変えるだけの調整でしたが、やろうと思えばディフュザー自体の面積を広げることだって可能なわけです。ま、その場合、光源が複数必要な可能性もありますけどね…。

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