シビアな白磁撮影で使用した「自作・大型円形障子紙ディフューザ」の話



10年前、白磁撮影ために作った「障子紙ディフュザー」のお話。(ってことは、当時の使用カメラは「Nikon D3」だったかな..)


これは「 写真電気工業 」さんが作っておられるストロボ用の「ソフトライトボックス80cm」。当時、ビニール製の付属ディフュザーの素材感がどうしても好きになれなかったので「自作障子紙DF」を作りました。通常の「正方形タイプ」と「円形タイプ」の2種類です。※弊社商品ではありません。


ちなみに、このソフトボックスは、モノブロックストロボの傘穴に挿して固定する仕組みです。


「正方形の障子紙DF」を装着してみた様子。ディフューザの材質が和紙になりましたが、ビニール製の付属DFと光のカタチは変わりません。


次に苦労して作った「円形タイプDF」を装着してみました。


直径約80cmの見事な丸の光源になりました!※端から直光が漏れがないように注意が必要..


円形DFは「黒ケント紙」を円形にくり抜き、障子紙の上に糊で貼り付けたという構造。四隅にハトメ穴、DF端のいくつか「マジックテープ」でソフトボックス本体に固定する仕組みです。収納時は、TOP写真のようにソフトボックスにロール状に巻きつけます。10年前に作りましたが、シワがあるものの、まだまだ使えます。(障子紙などの和紙は、思った以上に耐久性があります)

で、10年前、これを持って佐賀県有田市の作家さんの工房に赴きました。。



その時撮影の刷物がこれらです。円形の光を使っている意味、お分かりですよね!?

高さが40cm近くもある、巨大な球体に近い白磁の壺。全面写り込みがするものですから、とんでもなく難易度が高い被写体です(周りの目に見えるもの全てが、壺に写り込みます。なので、周辺のものを黒布で写りを隠したと記憶しております)。この円形DFを持っていかなきゃ、四角くてみっともないハイライトが入っていたことでしょう..。

「円形の光」が必須!という被写体ってのもあるってことですね!

※とはいえ、最終的には画処理でハイライトの写り込みを少しボカしたかも….

↓ 当時これがあったら、もっと楽できたんだろうなぁ..。
撮影用【丸型】フラットパネルLEDライト Rpad-450【白色】
※ラストの1台です。。



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