離れた背景(紙)の被写体への影響



白背景と黒背景の被写体に与える影響を調べてみることにした。(今回は白い被写体で検証)もちろん、ライティングはいずれも同じ。

「離れた背景色を替えても、被写体は何も変わらないんじゃない?」
と、思ってしまったあなた。次の結果をみてほしい。



比較目的の写真なので、変な構図になっていることは許してほしい。
白いカメラのラウンドした形のグリップのところに注目したいところだが、
白と黒の背景(そのまま)では正しく比較をすることはできない。


そこで、正しく比較するために一旦切り抜いて、背景に素ヌケの白を塗ってみたものをクロップして並べてみる。


そして、同じ部位を拡大。

白背景では手前から連続してエッジは同じ濃度だが、
黒背景は、ギリギリエッジが暗く(黒く) なっていることがわかる。
つまり、黒背景では被写体のアウトラインはフチどられ、よりシャープに見せることができるのだ。(黒い被写体以外)

このシャープに見えるという効果を利用して、キリヌキ用素材を撮るときのフィルム時代に多く使われていたプロ技もある。
キリヌキのための輪郭がわかるように白背景を使い、その白が見えるギリまで、黒ケント紙で攻めるという技法だ。(被写体輪郭に黒がかからないように..)


とまぁ、偉そうな口調で解説してきましたが、
これは白がいい黒がいい、という話ではなく、

離れた背景でも、被写体のエッジのアウトラインに少なからず影響するんだぜ!

ってことがいいたかったのでございます。。。。

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純黒背景でタンポポの綿毛を撮ってみた



昨日の記事 の”純黒”背景(ウールペーパー) がそのまま残っていたこともあって、玄関に飛んできた「タンポポの綿毛」と思われるものを撮ってみました。
残念ながらすでに種はついてませんでしたけど..。
純黒背景は、このような写真にこそ、適しているようにおもいます。(誤魔化しのない描写で観察しやすい)


こちらはより精細に見えるようにクロップしてみたもの。
太い方の綿毛でさえ、極細なのにそこから枝分かれして、数倍細い枝毛?が生えています。わずかな気流の動きでも飛んでいける仕組みに感服しちゃいます。


で、今日のライティングですが、これも 昨日 と全く同じ。なので説明は割愛します。

というわけで、気まぐれでタンポポの綿毛を純黒背景で撮りました。
ってだけの記事でございました。。。

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黒締めはライティング技法の一つ。決して気をぬくな!



背景が「完全黒」のゴルフボールの 黒締め 撮影をやってみました。
完全な黒にするために、背景から離したところにいつものトップライトを設置しました。
漆黒を目指すため背景紙は、念の為より黒い「ウールペーパー」を使用。徹底していますよね。

で、どのように写ったのか!?


おーー、宇宙に漂う惑星のよう。いーんじゃないですか!?
結果的に良い出来だと思います。

しかしながら、黒締め撮影としては、ちょっと脇が甘いところがあります。
それは 「床の反射」の処理がなされてないこと!

たまたま、ここは薄汚れたグレーのタイルカーペットでありますから、さほど反射しないのであるから助かっております。これが白木の床材なんかだったら、もろに反射を喰らうところです。白木の色によっては、木の色に色被りすることだって十分ありうる。


完全なる黒締めを遂行するには、床に黒布などを敷いて反射抑制対策が必要です。
かつての野村先生(恋写ボーイ)のセットは、壁床全てをでかい黒布で囲うことからセットが始まりましたもん。(黒の準備だけで2時間かかった)


床の黒締め対策を施して撮ったのがこれ!
薄汚れたグレー床が功を奏して、さほど差がない。よくみないとわかんないレベルかな。


でも下の部分だけ比較すると、Aは輪郭が分かるけど、Bは輪郭が分からない。ってことがわかる。つまり、薄汚れたグレー床でも、少しは反射してたってことになるよね?

原盤がシャレオツカフェのオーク材フローリングだともっと反射し、色被りもすることが想像できます。

教訓、黒締めは徹底的に!です。


もっと細かいことをいいますと、
被写体の近くにある「光るもの」は、小さくても大きく影響することがあります。そーゆーところは、黒で蓋をしとかんと後で気づいて悔やむことになりますからね。。

黒締めはライティング技法のひとつ でありますので、くれぐれも気を抜かないようにしましょう。

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