ハデ色背景のライカレンズ4本真ふかん写真(明日撮影で携行するレンズ)



昨日お伝えした「真ふかん撮影では、ハデ色背景が使える」ということを受けて、ライカレンズ4本の正面写真を撮ってみました。(ボディはα9)

春を意識してピンクの背景を敷いています。被写体にハデ色背景の影響(色かぶり)がないことが分かるとおもいます。(真ふかんアングル + 被写体の形状が要件を満たしている)

全体はやや暗めに仕上げ、画像処理でレンズ部分だけマスク選択で別処理をして、レンズが目立つように調整しています。

4本のレンズは、ライカ ズミクロン-R90mm・ズミクロン-R50mm・ズミクロン-R35mm・エルマリート-R24mmです。

実は明日、ちょっとしたロケ撮影がございまして、明日の携行レンズを考えつつ、ついでに今日の記事に落とし込んだわけなのです。明日の撮影では、ソニーα9ボディ1台と、このレンズ4本だけを持っていく予定です。(予備ボディは重くなるので持っていかない)

ちなみに、エルマリート-R24mmだけがレンズが「グリーン系」に見えるのは、ミノルタのコーティングだから。(ミノルタ設計レンズ)エルマリート-R24mmの後期型では「ライカ・コーティング」になり、他のライカと同じく「パープル系」となります。
※ちなみに他の中古ミノルタレンズは安価なのに「ミノルタ MD24mm」だけ、すごくお高い。


さて、それでは今回のライティングのセットをご説明しましょう。
ライトは、自作DFフレーム(トレペ貼り) 越しに 美しキット×1灯 で、逆側にレフ板、といういたってシンプルなもの。ポイントは、DFの上揃えでライトを照射してること。(撮影カメラの近くを明るくするため)


被写体から見たライティングはこぉ。
「逆ハの字状」に光と白に囲われてイメージですね。


で、このカメラはモニターの平面より、EVF(ファインダー)が出っ張ってるので、そのまま置くとまっすぐ上を向いてくれません。そのため、1.5cm幅のマスキングテープでかさ上げしました。

このかさ上げの仕掛けは傾き回避だけではなく「ドロップシャドーをまろやかにする効果」も兼ねており、一石二鳥の働きをしてくれるのでありました。
(影まろやかの詳細は、→コチラ



今日は、こんなもんでよいかな?


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ハデ色背景が使いやすいのは真ふかん撮影だった!



まずは、被写体への敷き色背景の色かぶりを調査 をします。
色背景紙を敷いて 斜俯瞰撮影(俯角45°) をおこない、被写体への色かぶりの影響を見ていきます。被写体は、昨日に引き続き、白いゴルフボール。球体を被写体として選んだ理由は最もシビアに色かぶりをひろいやすいためです。


敷く背景紙は、「青(彩度高め)」「淡い緑(彩度低め)」「クリーム(彩度低め)」「白」の4種類。それぞれの色かぶりを比べてみましょう。(色かぶりがない「白」も比較対象にいれました)


写した写真を並べるとこぉ。まぁ、こんなもんか、とお思いでしょう。
しかーし、背景を黒で隠してみると..。


はい!これが被写体への「色かぶり」の真実です。

彩度高めの青背景なんかは、白いはずのゴルフボールの色が違う色にみえますもんね。常々「敷き背景の色は派手色を使わないように」といってるのは、こーなるからなんです。今回の場合、地味色の「クリーム」の軽い色のかぶり程度なら許容範囲かな。

斜ふかん撮影の敷き色は、できだけ彩度が低い淡い色が好ましいわけですね。とりわけ、初心者の人には「白」、もしくは「グレー」「黒」の無彩色背景を使うようにオススメしております。(黒は別の意味で難しいですけど、)
※なお今回の条件では、俯角が浅くなればなるほど、敷き色のかぶり面積が広がります。


ただ、カメラアングルを 真俯瞰(真ふかん) にすると、話は別。


真ふかんの写真はこぉ。



そして、背景を黒でマスクしたのがこれ!エッジに色かぶりが残るものの、
色背景のかぶりは劇的に軽減されたことが分かります。

色かぶりに最もシビアな球体という悪条件では「軽減」ですが、
背景色を受ける面がない形状の被写体であれば、ハデ色背景でも色かぶりしない撮影が可能 なはず!


試しに被写体を球体ではない形の「白いACアダプター」に差し替えて撮ってみると、
ご覧の通り、色かぶりが全くない写真 に仕上がりました。(ACプラグの金属部にチロっとかぶりがあるけど不問にしてね)

被写体の形状にもよりますが、
真俯瞰撮影ならハデ色背景も使える!
といっても差し支えないとおもいます。

関連Blog記事:【プロ㊙︎撮影技!】被写体の「かさ上げ」で影に高級感をもたせる


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イメージのブツ撮りは、大胆な敷背景で攻めてもいーんじゃね?(うまくいくかは知らんけど..)



ゴルフボールのイメージカットです。
ちなみに、正確な商品の情報を伝えるのが「商品カット」。情報の正しさよりもカッコ良さが求められるのが「イメージカット」と覚えてください。

上のゴルフボール写真は、それなりにカッコ良く撮れているとおもいます。ですが、実はライティングは、いつも私がやっている「商品カット」とさほど変わりません。


ライティングをお見せすると、ごらんの通り、いつもの1灯トップライト・スタイルです。強いて申し上げるなら、いつもより「逆トップ」具合が強めかなってところかな。(それとWBを青めに狂わしていることと..)


今回、いつもと大きく違うのが「敷背景」として、光を反射する「銀色塗料が塗られた和紙」を使っている ことです。たったこれだけで、クールな感じのイメージ写真になったわけですね。

つるんとした銀ではなく「和紙のテクスチャー」がある銀だったので、結果いい味となったと思います。攻めてるかんじするでしょ?(トップライトを敷背景に受けさせて光を反射させる狙いもありました)

このようにイメージ写真の場合は、攻めた背景を使うと、思いもかけずにカッコ良くなることがあります。ただ攻めてるといいながらも、無彩色の「銀」を使っているのは、やや保守的な考えからなんですけどね。(経験上、守るべきところは守らねばならないことを知っているため)

攻めた敷背景を使った撮影はそれなりの経験が必要で簡単ではありません。最初は失敗の連続になるとおもいます。ですが、ぜひぜひ攻めた敷背景に果敢にチャレンジしてほしいです。それがクリエーティブってものでしょ? そしてその失敗経験は、やがての撮影スキルの糧となるはずですから…。


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