【写真の基礎】ピントは面で考えろ!



本日は写真の基礎、ピント(合焦)の基礎です。(超ビギナー向け記事でーす)

オートフォーカスでみると、ピントって点で示されたりするじゃないですかぁ。例えば、そのレンズの開放絞り(ピン浅)で撮るとして、その示された点だけにピントって合うのでしょうか? さすがに実際はそーじゃないことにはお気づきでしょう。


ブツ撮りではよくやる「俯角45°アングル」を例にしましょう。(あくまで考えさせるための例)


正解を申し上げますと、レンズの向きに対して直角の面にピントは合う! です。(面を横からみた「線」で記している)


例えば、一番ピントが浅い(被写界深度)絞り開放で、赤線上の黒丸(目玉)にピントを置くとします。その時、「フォーカス面」にはないボールの一番手前にはピントは合いません。

レンズの絞りを絞っていくごとに、奥と手前にピントの合う深さ(被写界深度)が深くなり、ボール手前にもピントがあってきます。(白線は、被写界深度が深くなる面のイメージ)


先の「レンズの向きに直角」とは、すなわち、
センサー面(フィルム面)とフォーカス面は平行 と言い換えられます。

被写体が近い「ブツ撮り」の場合、被写界深度が浅くなりがちです。ですので、この「フォーカス面」という意識がとても大切になってきます。今回は球体のボールを45°で撮るという例でしたが、球体なので、どのアングルで撮ってもピントを合わせる難易度は変わりません。

イメージしてください。俯角45°で「四角い箱」を撮るとするとどうでしょう。箱の全て(大部分)にピントを合わせたい場合、どこにピントを置けば良いか悩みませんか?
そんなとき、この「フォーカス面」をイメージすると、ちょっと分かりやすくなると思います。

ピントは面で考えるべし! を覚えてくださいね。。

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「26cm横棒」が妙〜に短い理由



美しい光の撮影照明キット をトップライトを組むことができる 26cm横棒 ですが、実はこれ、一般的に流通している商品ではなく、わざわざ弊社で作ったものなんですよぉ。。。

「なるほど、そーだったんですね」
「でもこれ、いくらなんでも短すぎるような気がするんですが・・・・」

良いご指摘です。そーなんです。こんなに短い横に突き出る棒機材がなかったので、わざわざ作るしかなかったのですよ〜。
それでは、なぜ妙〜に短いのか?


プロの世界では、トップライトを組むときは「ブーム」という機材を使います。ブームは、横に長く突き出すことができます。

横に照明機材を突き出すとなると、かなりの強度が必要になります。だから一般的なブームは頑丈にできており、ゴツく重いです。機材装着の先端はブームの自重も加算され、安定させるために、逆側にウエイトをつけてバランスを取らなければならなくなります。ウエイトをつけるのでブーム全体は更に置くなります。それを支えるためには、頑丈なスタンドが必要になります。頑丈なスタンドですから、それなりに重いです。。。。。※写真のブームは、ブーム機材の中でも軽微な類です。

とまぁ、通常のブーム機材を使うと、どんどん大げさなものになり「重いうえに場所をとるもの」 と化していきます。

ここで整理しましょう。美しキットのヘッド部分(ソフトボックス+高演色LED電球) の重さは「1kg弱」と、さほど重いものではありません。さほど重くないものに頑丈なブームを使う必要があるでしょうか?

ただ、軽めの1kgの照明といえど、突き出し量が長くすると、先端にそれなりの負荷がかかり、上記のような悪循環の渦に巻き込まれてしまいます。

実は私、前々から「50cmのライトだったら、その半分の25cmテーブルから突き出せれば、トップライトはできちゃうじゃん」と考えておりました。突き出し量を短くすることで先端の負荷が減り、軽微なスタンドでも耐えられますし、正しく使えばウエイトも不要 です。

美しキットの場合、照明ヘッド部が1kg弱。スタンド+横棒で約1kg。つまり、トップライトを組める機材の総重量が2kgという、トップライトシステムとしては、とんでもなく軽量な機材となるわけです。カメラ機材と合わせても電車移動が十分可能な重量で、プロとしても大変ありがたい機材なのであります。

横棒を短くすると、携帯便利というメリットだけではありません。
小さくセットを組んでいるおかげで、狭いスペースでもトップライトが組めること。 これはビギナーの皆様にとっても、何よりの朗報ではないでしょうか!? それに全体が軽いので、ビギナー様でも扱いやすいでしょうしね。


思った以上に文章が長くなっちまいましたが、
横棒を自社で作らければならなかった理由、そして、棒が妙に短い理由をおわかりいただけたでしょうか?
※この横棒がなかったら、こんなに簡単に(かつ安価に)トップライトを組むことができない、ってわけなのであります。

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)


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トップライトの背景紙への照明効果だけを考えてみました




ブツ撮り(商品撮影)の王道ライティング50×50cmの面光源の トップライト です。背景は壁からアールをつけた白ケント紙です。

本ブログではいつも「面光源はできるだけ被写体に寄せろ!」という鉄則を申しておりますが、これはあくまで「被写体を美しくライティングするため」の教えであって、背景紙への照明は「成り行き」まかせなのでありました。
そこで今日はあえて「背景紙への照明の影響」だけを考えてみることにします。


左は「真トップライト」を被写体に低くして寄せたセッティング。鉄則の寄せろはこれになりますかね。
対する右は、高くした「真トップライト」。


実際背景になる位置であろう部分のケント紙左側を抜き出してみました。
「低く」は、床面が明るくなっており立ち面がやや暗くなっています。「高く」は全体が均等に照射されます。

背景への照射が均一で光ムラが起きにくいのは「高く」であるといえます。あれれ?鉄則とは逆ですよね?
理由あってとりあえず、このまま話を続けます。


次にライトを振りを変えて試してみました。「逆トップ」は明らかに立ち面背景が暗くなりましたね。


抜き出してみると、こぉ。
フロントトップの振りが、最も均一になっていることが分かります。

背景照射だけをみると、このような結果となりましたが、
実際の撮影では「被写体のライティングがメイン」になります。だから今日の結果をまずは気にしないでください。

ただ、背景込みの絵(切り抜きではない)を作る場合、背景の端が暗くなることなどは、できれば避けたいところ。

背景が落ちるような不具合が出たときだけ、今日の背景照射の結果を参考に、「ちょっとだけ上」とか「ちょっとだけフロントトップ振り」などのライト調整をおこなうようにしましょう。最終的には全体のバランスを整えた「絵作り」を目指すことが大切だとおもいます。(あくまで被写体メインってことは忘れないように…)


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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