たとえば料理写真、俯角の角度別の効果を考えてみる





500円玉大の小さなタルト(の消しゴム)を料理と見立てています。
ピントを一番手前の苺に合わせて、フォーカスリングを固定。(全て同じピン位置と距離)
俯角30°、俯角45°、俯角60°の3種の斜ふかんアングルで撮影してみました。(ちなみに、絞りはF8)

俯角の角度別の効果を考えてみることにします。


【俯角30°】
ピントの深さ : 手前並びの苺にだけピント。中心以降はボケている。
写真の印象 : 薄い角度の料理写真はカッコいいが、乗っている具材は、奥側がわかりにくく、やや曖昧。

【俯角45°】
ピントの深さ : 後方並びの苺は軽くボケてているものの、概ねの具材にピントあり。
写真の印象 : カッコ良さをある程度キープしつつ、乗っている具材は、全てが分かる。

【俯角60°】
ピントの深さ : 後方まではっきり合焦。
写真の印象 : 具材全てが明快に分かる「説明重視写真」。しかし、カッコ良さはかなり薄くなった。
※ファミレスのメニュー写真は、このアングル多し。

俯角が大きいほど、具材がよく見え説明的になりますのでメニュー写真には向いています(味気なさが気にならなければ…)。俯角が薄いほど、カッコ良くはなりますので「イメージ写真」に向いています。ただ、具材情報が説明不十分になることもあるので、説明重視の場合は向いていません。

今回の比較は、ベストを決めるのものではありません。この結果を軽く覚えて、目的に合わせた俯角アングルを選ぶと良いとおもいます。ちなみに、私は説明不十分にならない程度に、角度を薄してカッコ良くするのが好みです。 (ギリギリ薄く攻める..てな感じです)


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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3WAY雲台の3軸、独立可動図(サイドチルト・パン・チルト)


昨日の記事 で、まず「サイドチルト(サイドティルト)」の水平を合わせろ!といっちゃいましたが、そもそも、3WAY雲台の3軸とはなんぞや? と理解されていない方がいらっしゃることに気づきました。

そこで、3WAY雲台の特徴でる、独立可動できる「3軸」の動きを理解しやすい図(写真) を作ってみました。※3軸 = 「サイドチルト(Side-Tilt)」「パン(Pan)」「チルト(Tilt)」




3軸の動きが一発で理解できる渾身の図 であるとの自負がございます。そして一応の正しい操作順、①②③も記しています。

なお、一般的な3WAY雲台ではない独自機構の、弊社自慢の 高精度3WAY雲台プロスパインP-N75ALP を使いましたが、動きの軸は一般的なものと同じと考えてください。

自由雲台は、全ての軸の調整を素早くできるというメリットがありますが、ロックを解除すると3軸の全てが動いてしまうので「チルト軸だけ微調整したい..」など独立軸調整ができないというデメリットがあります。(一部、パン軸だけ独立可動できるものもあります..)

一方の3WAY雲台は、サイドチルト軸とパン軸をキープしたまま、チルト軸の微調整が可能です。(サイドチルト軸+チルト軸KEEP → パン軸調整、パン軸+チルト軸KEEP → サイドチルト調整も可)

つまり、構図の微調整が必要な撮影には、3WAY雲台が適している・・・いやいや、それどころか 3WAYじゃないと作業がはかどらない。と考えるべきでしょう。



さらに直感的に理解してもらうために、つないで動かしてみました(動かない場合は画像をクリック)

もはや、3WAY雲台の動き軸の記事としては完璧! じゃないかなぁ!?

補足情報をひとつ。安価なビデオ雲台では「サイドチルト」がないもの、つまり、2WAYが一般的です。写真撮る用としては使いにくいので、間違ってビデオ用を買わないように注意しましょう。

PRODUCT BLACK【白ロゴ仕様】
高精度3WAY雲台 prospine P-N75ALP
【Custom Logo Edition】現在、絶賛売り切れ中。次回は5月中旬入荷予定


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3WAY雲台のスタンバイ調整。まずはサイドチルトの水平を合わせよう!



本日はビギナー様にも怒られそうな基本すぎる話。でも大切なのであえて書きます。
3WAY雲台のスタンバイ操作というべき調整、サイドチルトの水平調整 についてお話しします。

これが狂っていると、のちのパン・チルト操作に影響します。サイドチルト調整は「正しく使用するために雲台を整える」ともいうべき調整といえます。プロなら全く意識せず、無意識にこれをやってるはずです。このサイドチルト調整が完了してこぞ「雲台のスタンバイができた」といえると思います。(特にブツ撮りでは重要)


少しでも傾いてると、のちのチルト・パン操作で不具合が起こることがあるので、正確に水平を合わせることを心がけましょう。カメラ内臓の水準器を見ながら、傾きを整えてください。(近頃のデジイチだったら、たいてい搭載されてる..はずです)


サイドチルトの水平が整いました。
3WAY雲台では、サイドチルトが合ってこそ、正しい「チルト」「パン」操作が行えるようになると考えてください。※縦位置かまえでも、考え方は同じで良い

それでは3WAYではなく「自由雲台」ではどうでしょう? 自由雲台には、そもそもサイドチルト調整という独立したもの存在しません。パン・チルト・サイドチルト、全部が一気に動いてしまうからサイドチルトだけの調整は不可能です。(パン軸だけ独立して動かせるものはあります..)だから、自由雲台は「ブツ撮りには向いていない」ということがいえるとおもいます。

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓

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