面の反射の犯人は「平面ミラー(鏡)」を使うと探しやすい!



商品をライティングしてみたら、被写体の特定の面がライトやレフ板に反射して「白茶けて」しまうことはよくあります。白茶けしたくない面の場合、回避する対策をとらなきゃいけないわけですが、まずはその「出どころ」を探ります。

というわけで「面反射の出どころ」、つまり反射の犯人の簡単な探し方 をお伝えしようとおもいます。


カメラを水平に構えて撮ってみたら、時計の透明アクリルが少し白茶けました。この例では「文字盤をちゃんとクッキリ見せたい(という想定)」ので、反射の犯人を探ることにします。


パッと見た感じでいうと、左に立てたレフ板が犯人ではないかとおもいました。


今回は、確実に反射元が分かるように「平面ミラー(鏡片)」を使います。
※東急ハンズの素材コーナーなどに売ってるとおもう


平面ミラー(鏡片)をブツの反射面にピッタリとくっつけて置きます。


レフのありなしでこのように結果に。むっちゃ分かりやすいでしょ!?
パッと見、予想はあたってましたね。


対策した結果、文字盤がちゃんとクッキリ見えるようになったでしょ?
※今回はあくまで文字盤をクッキリ見せるためだけのお題。商品全体のライティングは良し悪しは無視しています。


最初のは、鏡がなくても解けるような簡単な問題でしたね。それでは続けます。
被写体の角度は同じで、少し見おろしアングル(俯角30°くらい)に変更 してみました。


同じく、透明アクリルがなにかに反射して白茶けています。


探り方は同じ、反射面に鏡をピッタリくっつけています。
被写体の角度が変わってないから同じじゃないの?というわけで、またまた怪しいかもしれない横に立てたレフ板を外してみましょう。


あれぇ〜〜〜〜? 鏡に写ってる白は少し薄くなったけど、黒になってない!どーゆーこと???

えと、つまり、「犯人は左のレフ板ではない」ってことが確定したってことです。


横じゃないってことは下かぁ?
とりあえず、床に敷いてある白の上に小さな黒ケントを敷いてみましょう。


半分が黒で半分が白。。。これは半分成功ではなく、失敗です。
ただ、犯人の居場所の見当はつきました。


試しに黒ケントの位置を、被写体に寄せてみました。


ビンゴー!


床に犯人がいるなんて盲点でした。まぁ、見おろしているから当たり前なんですけどね。

でも、これじゃぁ、白背景イキの写真が撮れないじゃないですかぁ…。はい、そのとおり。写真の構図内の白床が写り込んでいるのですから、文字盤白茶けを除去をした背景イキの写真は不可能なんです。でも、「絶対できない」ことがわかったことが「大収穫」だと考えるべきだとおもいます。

というわけで、
商品撮影の面反射の犯人を探すツールとして、小さな鏡片(平面ミラー)が役立つという知識をお伝えした記事でした。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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学校パンフ、メインカットの天候バリエーション再撮影の日。



今年の学校パンフ撮影が今週、始まってから曇天続きで、今日が初めての終日の晴れ日となりました。




んでまぁ、学校のキャラ登場。一年に一度ほどしか現れないので、撮影に関係ない生徒にまで大人気の模様。


キャスティングされた生徒さんとキャラの記念写真的カットを3カットほど撮ります。写真のついでに、ワンポイントで使うかもしれない短い動画も撮りました。ソニー ショットガンマイクロフォン ECM-B1M を装着して、簡単に音声を収録)


その後、屋上に移動。
実は一昨日、ここでのカットは撮了しているのですが、曇り空で元気のない写真となったおりました。その撮了写真もしっとりとして悪くはないのですが、今回パンフで一番大きい見開き扱いのため、どうしても晴れた夕方に撮りたいとの申し立てをしており、生徒さんの了承を得て、再撮することができました。


中野の街と空が背景。ド逆光写真となりました。来年営業を終了する「中野サンプラザ」もボケとして入れ込みます。特徴的な三角形状の建物なので、ボケてもサンプラザということは認識できる写真となります。

こんなド逆光でちゃんと撮れるか?って思うでしょ?


そこは私の信頼厚き「ライカ ズミクロン-R90mm」。
空気に溶け込むような滲むハイライト。期待以上の魔法の写り。結果、とんでもなくドラマチックな仕上がりとなりました。。(← お見せはできないけど、ホントすごいよ!)

このレンズを使うとうまくいく。ってことは、ある程度計算済みだったんですけど、、、再撮も3度目はさすがに頼みにくいし、天候勝負だし、とにかく今日で決められてホッとしましたとさ。。。(その分、疲れが一気にでております)

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カテゴリー: ソニー α9 & α7 & α7R & α7R II & α7R IV & RX0, ライカレンズ | コメントする

自転車で目黒〜中野。そして屋上から俯瞰でみる登校シーン撮影








今朝の6時50分、目黒駅前で朝食を済ませ自転車で今日の撮影現場に向かうことにしました。というのも、電車を乗り継いで現地にいく所要時間とほぼ変わらないことに気がついたからです。

自転車は、目黒から恵比寿南に抜けて駒沢通りを進み、鎗ヶ崎経由し旧山手通りで代官山方面に向かいます。そのまま、旧山手通りを進み、松濤あたりで山手通りと合流。富ヶ谷交差点を抜け、甲州街道・方南通りを通過。中野坂上を左折し、青梅街道をしばらく走り、ほどなく右折すると、中野区中央にある学校に7時25分に到着。距離は11kmほど、所要時間は35分。予想していたより、早かったかな。(今日、初めて自転車でここまで来ました)

8時より学校に入り、登校シーンの撮影。地上で写真撮影を終わると、すぐさま校舎屋上へ向かいます。


屋上から俯瞰の登校シーンの動画撮影。うんうん、これはすごく分かりやすいぞ!
この撮影は10年以上続けておりますが、登校シーンを屋上から俯瞰で撮ったのは初めて。どうしてもっと早く気が付かなかったのか!?と、少し悔やみます。。

もっとも、ドローンを飛ばせば、さらなる自由度の高い映像になるんでしょうけど、まぁ、ここからのフィックス映像だけでも、絵の変化としては十分、、、って負け惜しみをいっときます。
まぁ、絵のバリエーションに困ったら「屋上から俯瞰」、という絵の引き出しが一つ増えたことは確かですから..。

で、夕方に撮影を終えると、やはり来た道を自転車で戻るしかないわけでして..(白金台着18:30頃)。所要時間は変わらぬとも、電車移動より遥かに疲れることも分かりまして、、、、明日はやっぱり今まで通り電車で行こう! と、一日で挫折してしまう中居なのでありました。。(なんでも試してみないとわからないものです..)

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