鮮やかすぎる色の被写体は色飽和してること多し、彩度をあげちゃぁダメなんだよなぁ。



公園の花壇の鮮やかすぎる花です。
皆さんは、鮮やかな花を見てつい写真を撮りたくなったりしませんか?
ちなみに私は、鮮やかすぎる花は好んで写真を撮ったりしません。本当に嫌です。できれば避けます。

それでは、派手花を嫌う理由をご説明しましょう。
写真に黄枠で囲んだところを、フォトショの「情報ウィンド」の「RGB」の数値を見てみると….


Gチャンネル(グリーン)が「0」であることが確認できます。
これはどういったことを示しているのか?
Gチャンネルはこれ以上の階調を表すことができないということです。色飽和 と呼ばれている現象です。さらにざっくり説明すると「一色でベタ塗りしているような状態」なんです。※Gチャンネルだけがベタ塗りですが..



この激しいピンクの花も、


見事に色飽和しています。



この黄色い花の青枠部分も、


色飽和です。

これらの例は花全体ではなく、狭い部分的に色飽和をしているので、まぁ良しとしましょう。だって、鮮やかすぎる花は写真に撮れる許容を超えているのですから、部分的には許してあげましょう。(鮮やかすぎると、実は肉眼でも階調を見ることができないし、)

まぁ、そーゆーわけで、鮮やかすぎる色は写真にとって、ある意味「敵」なので、私は好んで撮らない、いや、むしろ避けてしまうというわけです。


最後に、、黄色い花写真を、フォトショの「色相彩度」で、彩度を+20(20/50) あげてみました。(+20は無茶苦茶あげてるってわけではない)

すると、色が破綻し分離してまだら状に変になりました。
でも実はですね、、RGBの数値を測ってみると、変になった部分はかろうじてBチャンネル数値が残っていて、その他の黄色部の多くが「B=0」になっていました。まぁ、とにかく絵が破綻してるってことです。

えーーーーーー、というわけで、
鮮やかすぎ被写体の「彩度」を上げると、すぐにエラーが出ちゃうよ! という教訓をお伝えしたわけなのであります。

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ソニー製カメラの水準器表記、チルトの上下黒線(限界線)は何度なのか?



ソニーのカメラ(α7R4)水平(チルト軸) に構えています。
つまり、この状態は、俯角0° です。


レベルが合うと、カメラのモニターに表示される水準器は、緑線 になります。



ここまでは、トリセツに記されいます。
※どうでもいーけど、1°も誤差があるって、今日初めて知りました。。


しかし、
このチルト限界の黒い線が何度か?ということには触れられていません。。

なので、自分で検証して調べてみました。※この黒い線の内側しか針は動かない仕組み


俯角側にチルトして、ギリのところで止めました。(オレンジ色の線)
iPhoneの簡易的な傾斜計では、21° と表示されました。(ちなみに液体式のアナログ水準器を使い、俯角0°にしてからRESETしたので、可能な限り合わせている)

ただ、あまり当てにならないし、21°という半端な数値をソニーさんが設定するはずもないはずと予想。(トリセツにあった誤差か?)


カメラを横から撮った写真で水平線を引き、フォトショ操作で線を20°傾けました。
これでみる限り、わりとぴったり。

というわけで、ソニーカメラのチルト限界線は20° という結論に至りました。ただこれは、公式な数値ではありませんので、堂々と人に言いふらさないようにしましょう。。

てか、この数値がわかってなに?って話ではあるんだけどね。
※撮影技術伝承のために、精密に俯角90°まで測れるようにしてほしいですよぉ。
そーなったら、かなり意味がでてきます。

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カテゴリー: カメラ&レンズ, ソニー α9 & α7 & α7R & α7R II & α7R IV & RX0 | 2件のコメント

【必見!】透過ボトル撮影、黒の写しこみテク!



透過しているボトル飲料キリヌキ写真 です。
AとBを比べてみると、なんだか Bが締まって見えるでしょ!?
そして、立体感も増しているよう。。

実は、AとB、基本ライティングは全く同じ。
少しだけ..変えたところがあります。さて、いったい、何を変えたのか?


キリヌキ前の状態がこれ!
ズバリ、これが答えです。

ん? どーゆー状況?? まだ意味が把握できない。。



わからない人のために、
セットの引き絵を見てもらいましょう。

だいたいの状況はわかっていただけたのでは?
ん?まだわからないって?


トップライトを外して、よく見えるようにしました。
被写体の白床の写りを、ギリギリまで「黒」で攻めて無くしてます。
また、被写体の後方(← これ大事) に黒筒を立てて、ビンのエッジに黒を写し込んでいるわけです。
※黒は筒じゃなくても良いんだけど、円筒だと自立するから便利なのだ!


で、これがキリヌキとトリミング前の写真。

輪郭に黒を写し込むと、エッジが立つのでカッコ良くなる というわけ。
被写体に黒を被せちゃうと、エッジが溶け込み、キリヌキができなくなるから、
エッジ外の白は必ず残すことがポイント。


ブツ撮りをやってるカメラマンなら、フツーは知ってる技法です。フィルム時代から、切り抜き写真の黒攻めは常識レベルだったかも。プロの撮るキリヌキボトル写真は、なんか違うよなぁ…って思ってたアナタ!謎が解けたんじゃないですか??
※これは仕事じゃないので、そんなに繊細に黒攻めをやったわけではありません。お仕事だったら、もーちょいシビアに頑張ります。という、言い訳もいっとかんとね。。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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カテゴリー: LEDライト機材, 【ブツ撮りの基本】(EC事業者様必見!), プロ用LED照明機材, 商品撮影初心者向けLED | コメントする