面光源はできるだけ寄せよ!なんだけど、背景照射のバランスも考えようね。





トップライトを徐々に高くした3枚のセット写真です。
まずは、背景照射範囲だけに注目 してください。※今回は被写体の照射具合はみなくても良い

上に上がるほど、照射範囲が広くなっている ことがわかりますよね。(ライトの距離が離れるほど、)

本ブログでは常々「面光源はできるだけ被写体に寄せよ!」と云っています。一般的にライトを寄せた方が被写体照射の品質が高くなります。でもこの「できるだけ」の意味は、絶対ってわけではありません。商品写真は被写体照射だけってわけではないからです。


ライトをもっとも寄せた仕上がりがこれですが、背景上部が暗いグラデーション背景となっています。背景がこのようなグラデでもよければ、これでも構いませんが、商品写真として一般的なのはやっぱり「白の無背景」です。

被写体照射のことを考えて寄せすぎると、背景全体の照射ができなくなることがあります。


それぞれの仕上がりをみると、
「近」だけがグラデができてしまって、「中」「遠」は白の無背景な仕上がりです。


背景の白無背景をクリアしつつ「できるだけ寄せよ」の条件にあってるのは「中」ということになります。

できるだけ寄せよ。の「できるだけ」の意味、お分かりいただけたでしょうか!?

先日も言いましたが、
ちょっと無理をしている1灯ライティングでは、全体のバランスを考えての、ライト配置の調整が必要なのであります。。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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1灯&水平アングルで背景濃度調整のワザ



今日は簡単にいくでぇー。

水平アングル&1灯(今回はトップライト)で、背景の濃度を調整したいときのワザ をお伝えします。

カメラを水平アングルに構え、白壁を背景に写真を撮るとします。(壁の代わりに白背景紙を使用)

被写体から背景白壁の距離 を変えて撮ってみました。(被写体へのライティングとカメラ設定は同じ)




背景の濃度は、ライトの距離が離れると当然暗くなります。つまり、濃くなるということ。逆に近づけると白に近づきます。

被写体と背景の距離をコントロールすることで、白壁を淡いグレー背景や濃いグレー背景にもできるということ。うーーーんと離すと、黒にすることだってできます。白壁だからって、常に白に写るものではない!ってことです。(頭の中で白って決めつけてるだけなのね)

水平アングルでは、白背景さえあれば、お好きな濃度のグレー背景にもできるってことですね。今回はブツでやりましたが、こ水辺アングルなので、バストショットの人物撮影(足切り人物) でとても役立つ知識です。

ちなみに、元がグレー背景の場合でも、距離を離すと、さらに濃度を濃くすることができます。(濃度を元の色より明るくすることはできないですが、)

えーー、今日は以上。。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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真ふかんアングルの料理はデザイン的であって美味しそう感が伝えにくい!という、ささやかな主張



これ、真ふかんアングルで撮ったスウィ〜ツの写真。
編集担当者は、真ふかんオーダーを良くしてきます。

レイアウトしたときにデザイン的にオシャレっぽく見えるからってこともわからなくはないですが、私は常々思うのですが、やはりフードの写真は美味しそうに見えることが一番じゃないのかなぁ。。


こっちのアングルの料理の方が、圧倒的に食べたいですもん。


ほら、これも、


これも、


これも、


これも、、、、、、
薄いアングルの方が、美味しそうに見せるのに明らかに有利です。


真ふかんアングルが絶対ダメってわけではないですが、
真ふかんは、美味しそうに写りにくい というデメリットも頭に入れておきましょうね。。

※実は、真ふかんは美味しそうにライティングしにくい。
※本日の掲載写真は、すべてお店の中の自然光(窓の光)で撮りました。(ただし、秘伝のレフ板 は使っている)

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓
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