ざっくり部屋を広く明るくしたきゃ天井バウンス(天バン)が良いと思ふ


白い天井がある部屋では、スタンドなどでライトを高く上げて、真上に向けて照射する「天井バウンス(天バン)」というライティング手法を使うことがあります。(ここは部屋ではないですが、部屋として見てください)
天板とはつまり「間接照明」。天から降り注ぐ、柔らかな光です。
高演色LED電球Sh50Pro-S を点灯してみるとこぉ。
光が照射されている白天井部分が広い面光源 となっているわけです。この写真の現場は晴天昼間の外光の露出に合わせているので、少しだけ明るくなっている程度に写っていますが、外光部分をぶっ飛ばすような露出設定にすれば、まぁまぁ明るくなっているとおもいます。

傘立てのところを比較してみるとこぉ。ちゃんと上からの優しい光があることが分かるでしょ!?
部屋などをざっくりと広く明るくしたい場合、手っ取り早い方法です。この写真では照明が1セットですが、左右2セットで天バンを組み、そのスタンドの間の被写体を撮る、なんてことをすると、さらに効率良くお部屋の中を明るくできます。(スタンドが写り込まないようにする)

つまり、天井の照明が無い部分を間接照明化する ってこと。
なにしろスゴく簡単ですから、素早くセットが組めることが天バンの最大のメリット ではないかとおもいます。

※「Sh50Pro-S」を使って天バンをする場合、外側の乳白ディフュザーを外してご使用ください。光のロスも減らせられますし、横からの「直光漏れ」を防ぐことができます。(純粋にバウンス光だけになる)

 高演色LED電球 Sh50Pro-S

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4K動画から”切り出した写真”の印刷物使用、どのくらいの大きさまで耐えられるのか!?


撮影案件のプライオリティーが「動画 > 写真」となったとき、「写真撮影」だけの時間が与えられることが少なくなることが予想されます。そうなると、動画から静止画(写真)を切り出すことが、一般的になってくるかもしれません。

そこで今回、動画から切り出した写真というものは、どのくらいの大きさの印刷物に耐えられるか? を考えてみたいと思います。

ミラーレスカメラの動画機能は、現在では「4K動画」がスタンダードになっています。「4K動画(UHDTV)」の記録ピクセルは「3840×2160px」。つまり、829万画素(アスペクト比 16:9)の静止画を切り出すことができるということ。
TOP写真は、4k動画(フルサイズカメラ+24mm)から切り出したものです。(クリックすると、オリジナル記録ピクセル画像が表示されます)

普段の写真の感覚と合わせるために、写真(デジイチ等)に合わせてアスペクト比を「3:2」にクロップしてみました。
これで「3,840×2,160px」に「700万画素相当(7MP)」の写真ということになります。

Nikon D1Xが530万画素機(5.3MP)でしたから、それを軽く超える写真が切り出せるということになります。(単純にピクセル数だけで比較するとですが..)

これを一般的な4Cオフセット印刷(175線)に掲載するために、解像度を(真面目に倍数の)「350dpi」に合わせてみると、「幅23.5cm × 高さ15.7cm」となります。

つまり4K切り出し画像は、
「雑誌片ページの半分掲載」は余裕だったのです!
(ピクセル数だけでいうとですが..)

※ちなみに、印刷物の片ページ半分の写真というのは掲載写真として、まぁまぁ大きい方なのね。
最後に同じ写真の上のほうを「幅1200px」でトリミングしてみました。(ページ表示は600px表示)WEBページで使う用途だったら、4K切り出し画像をかなりトリミングしても使えたりするってことですね。

私だって、本当は写真をちゃんと撮りたいと思っています。なので、こんなやり方はイヤに決まっています。だけど、「動画 > 写真」となった時、写真撮影専用の時間が十分いただけるとは限りません。ですので、このような「4K切り出し」の限界を予め知っておくことは大切だとおもいます。

【御注意!】
・ 動画撮影時の「シャッタースピード」はある程度、「速くする(ex.1/125sec)」必要があります。
ただし速くしすぎると「動画」の動きがカタカタするようになってしまいます。
この塩梅は、ご自分で調整してください。
・ 切り出し写真は、三脚固定したカメラで撮影した動画でないと、ブレた写真になる可能性があります。
・ 動画モードは写真モードより、高感度性能が悪いです。(ISO感度をあげると荒れやすい)

全ての写真が動画でまかなえるわけではありません。表紙や見開き、はたまた大型ポスターなどでは、写真撮影が当然必要でしょう。今回の話は「A5より小さな掲載が小さなの写真」についての話です。また、動きの速い被写体にも適していません。
それを踏まえた上で、動画&写真の撮影計画を作ってください。
※予めご自分で事前に試されることを強くオススメします。

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カテゴリー: 【スチールカメラマンの動画修行】, プロカメラマンに役立つ話。 | コメントする

動画はとにかく音が大切!なのに写真屋の苦手分野なのであります..(マイク・レコーダーの選定私的歴史)


私中居は、2012年から一眼動画の撮影を始めました。パンフの仕事をしていたところから「低予算でやってくれ」的な依頼があったのがきっかけです。こうして、右も左も分からないまま「お一人様動画撮影」が始まりました。

この頃は、Nikon D800EのFHD(1080P)記録の動画を撮っていました。動画素人ながら、さすがにD800Eのボディ内臓マイクで録音するっていうのは無いなと思い、とりあえず、オプションのNIKON純正マイク(アナログケーブル ミニピンプラグでカメラに入力)を買って、動画撮影に挑みました。
今だったら分かるのですが、「アナログケーブル カメラ本体録音」ってのはダメです。 ホワイトノイズが多いうえに、音声が明瞭に聞こえないのです。

のちに「動画は(絵よりも)音が大切!」ってことに気がつきます。
考えてみりゃ、テレビ番組はよそ見していても「音(音声)」が聞こえているから、内容が入ってくるんですもんね。このため、テレビの撮影のクルーには、マイクブームを持つ「音声さん」が必須なのでしょう。

ただ、スチールカメラマンが受ける低予算の動画のお仕事では、全て自分一人で行わなければなりません(音声さんを雇えません..)
そんなわけで、このあと、数年にわたり「音録り」の試行錯誤が始まります。

このあと、ショットガンマイク(それほど高価なものではない)を導入し、カメラ本体にアナログ入力。インタビューマイク(映像に写し込み)を使い、リポーターぽい撮影(カメラ本体アナログ入力)
それでも、なんだかなぁ..な結果だったので、それらのマイクをリニアPCMレコーダに入力し、音声を別録り。(動画編集時に同期させる方法)こんなことをやりました。

ただ、ここまで機材が増えちゃうと「お一人撮影」では、しんどくなってきます。なので、次第にこれらのマイクを使わなくなりました。。。。

とはいえ、リポーター風撮影(インタビューマイク映し込み)では、「XLR→3.5ミニピン変換(アナログ)」を使い「カメラ本体記録」が一般的な模様。(2021.1.18加筆)
この中で、現在でも動画撮影でも使う道具があります。
それは「リニアPCMレコーダー(内蔵マイク使用)」です。写真は外部入力(XLRコネクタ)でも使えるTASCAM DR-40という、未だに販売中のロングセラーPCMレコーダー。ちなみにハイレゾ録音(96kHz)対応のやつです。
これをスタンドの先端などに取り付け、カメラ付近に置いて「音の別録り」をしています。(レコーダーの裏に1/4インチねじ穴保有)

ただ、外部入力用のXLRコネクターがついているため、かなり大きいのが最近の悩み。今では内蔵マイクしか使わないんだから、もっと小さくて軽いレコーダーにそろそろ替えたいと思っています。(例えば、TASCAM リニアPCMレコーダー DR-07Xとか、)

先のPCMレコーダーは、指向性が高い種類ではありますが、正直、人間の「音声」の録音は向きません。
そこで導入したのは、音声録音のテッパン機器、「ピンマイク リコーダー」です。写真は「TASCAM ピンマイクレコーダーDR-10L」で、この小さな本体で録音するもの。なお、ワイヤレスではありません。(比較的お安い機材というのも大きなメリット)
音源にできるだけ近いところにマイク!という録音の鉄則に従うと、ピンマイク(ラベリアマイク)がとにかく確実! ま、演者に装着してもらわないといけないという手間はありますが、装着後すぐに「RECオン」にしておけば良いだけなので、動画撮影に集中できます。(最初にレコーダーが録音していることの確認は必須)
そーいや、TVに出ている人(ドラマ以外)は、みんなピンマイクをつけていますもん。うんうん、言葉がちゃんと聞こえないと、話になりませんからね。
で、今では、これを2台所有しています。(演者の人数だけ必要なのね…44kHzだけど音声録音は問題ないとおもいます)

 ← コレ別売ね。野外じゃ必須!

演者が予め分かっているときはピンマイクを仕込めますが、例えばドキュメント風のそーじゃない場合、「ショットガンマイク」が必要。マイクブームを持ってくれる人がいないお一人様動画撮影の場合、カメラのシューにつけるタイプのマイクという選択肢となります。過去にショットガンマイクをシューにつけ「アナログ カメラ本体録音」をやってダメだったこともあり、悩んでいたところ、「TASCAM ショットガンマイク リニアPCMレコーダー DR-10SG」が発売されました。

簡単にいうとこれは「ガンマイクがついたPCMレコーダー(すごく軽い)」です。距離の近い音声であれば、それなりに録れます。(こちらも44kHzモノラル)

一時はこれを使って「音声別録り」をしておりましたが、のちに、これを使う必要がなくなるイノベーションを起こす機材が発売されることになります。

それは「SONY ショットガンマイクロフォン ECM-B1M」というもの。
私、これには衝撃を受けました..。
だって、「ケーブル・バッテリーなしで使えるショットガンマイク」ってだけでもすごいのに、α9II、α7R4、α7S3以降発売のSONYのMIシュー装備のカメラなら、デジタル音声の本体入力ができちゃうー!
※それ以前のSONY MIシュー装備カメラでも「アナログ入力」だが、同じくシュー装着だけで使用可能。
SONY機所有者以外は関係ない話で申し訳ないです。
こんな簡単な状態で、良質な「音声本体録音」ができるなんて夢のようなこと!!(編集で音声同期の必要がない)。その証拠に、このマイクでデジタル入力ができることもあり、それがきっかけで「α7R4」を購入してしまったくらいですもん..。

ちなみに、このマイクで録音した動画がこれ↓。

私の動画の録音に関するアプローチが正しいかどうかはわかりません。ですが、今から動画撮影を始める方々にとって、少しは有益な情報ではないかとおもいます。

繰り返し申し上げます。
動画は(絵よりも)音が大切!」 極端な話、絵が多少ボケてようが、ブレてようが、音さえちゃんとしれてば動画は成り立ちます。(逆に音が聞こえなきゃ、なんだか分からないですよ)

※今日の話は、「お一人様動画撮影」に向けての話です。音声さんがつく仕事なら全て任せてくださいませ。

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