ライカレンズで撮る「京都メシ」(3日間の記録)


実は本日、東京に戻って参りました。なので、ネタ不足につき、よくある巷のブログっぽい「めしネタ」というのをやるしかありません。。ただ、お店の名前や所在地は、はっきり言いませんのでご了承ください。(だって、写真のブログなんだもん…)


2017年8月15日

LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

上京区・西陣にある「お料理 お寿司 仕出し」のお店の「さばずし」です。(京都では江戸時代から「鯖寿司」が好んで食されている)
脂がのっているにも関わらず、絶妙なにシメ方で、あっさりといただけます。ちなみに、醤油を付けずにいただきました。(テーブルの上に醤油がない..)



LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

今の季節なんといっても外せないのがこれ。「はもずし」 最近じゃ東京でも食べれますが、やはり京都は本場ですから、、


LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

この「はもずし」の特徴は、、、、、


LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

はもの下には、「木の芽(山椒の若葉)」が敷かれていること(隠されている)。食べてから、ほのかに広がる山椒の香り。とても繊細で美味しいです。東京だったら、木の芽をはもの上に置いちゃうのではないですかね? (京都では山椒を料理ですごくよく使う..東京では、鰻くらいしか使わないイメージなんだけどね..)


LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

「お吸い物」。椀物の良し悪しで、その店の味が決まると言われております。ここは、仕出し屋さんもやっておられるので、舌先ではなく胃に美味しいです。(お吸い物で、「あれ?」って思うところの料理って、やっぱイマイチだったりしますしね..) 今回は「鰆(さわら)」の身が一切れ敷いてありました。


LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

「ぐぢの塩焼き」 ぐぢとは甘鯛のこと。ぐぢは、香りが引き立つ「塩焼き」が一番いいと個人的には思っています。ちなみに東京では滅多に見ることがない食材。(どーしてかな?)

このお店はそこそこ値段はしますけど、内容からすると、かなりお安いのではないかと…。(東京でちゃんとした焼肉屋さんに入る覚悟があれば大丈夫..)



2017年8月16日

LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

左京区にある古い店(昭和23年創業)の「中華そば(ラーメン)」。鳥だし、醤油、背脂味(どろどろっぽい)のにさっぱりいただけます。京都のラーメン店の一つの源流と言われているそう。中居が生まれて初めてラーメン専門店のラーメンを食べたのが、まさにこれ! ここのが基準になってしまったので、以降ラーメンにはうるさくなるという不幸が訪れる。大文字登山の前には必ず食す。近年では、並ばなければ食べられないのがアレですが…。


LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

当然、スープは全部飲み干します。ちなみに中居は必ず「麺固め」「ねぎ多め」で頼みます。(ねぎ多めでも、値段は同じ。店内には「カスタムオーダー」のことは一切書かれていないので、有益な情報かも..)


で、昔から、ここの丼(外側)は、べとつきます。(それがここの流儀ですから..)それと、東京にもここと同じ名前のお店があります。確かに味は似ています。でも、結果、全然違うのでご注意を。



2017年8月17日

LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

この日は、友人達と「上京区」にある某ビアガーデンに来ました。

写真は突き出しですが、京都の「豆腐レベル」は本当に高いです。なので、ネギとか鰹節とか生姜とか乗っていないのが普通です。(お豆の濃度を増した価格の高い豆腐とはぜんぜん違います)


LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

豆腐のほかに、お漬物もハイレベルです。茄子の漬物は、旬ですよね。


LEICA SUMMICRON-R50mm with SONY α9

実はこの日は、京都出身ではない友人もおりまして、このビヤガーデンを選びました。。。和洋折衷なロケーションは、なかなか気分が良いです。(その他、中庭に設置された野外の席もあります。)


LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

専属の修行中の舞妓さんもいらしゃいます。気軽に記念写真にも応じてくれます。ちなみに彼女は17歳らしいです。(15の時から舞妓さんの修行をされてるそう..)


LEICA  ELMARIT-R28mm with SONY α9

ビヤガーデンとは思えないエントランス。まったく京都力高いロケーションです。その分、お値段はそこそこお高めです。でも、値段分以上は楽しめるのでは!? それが証拠に夏場は予約でいっぱいになります。(この地区は、祇園より格上とされてる地区なので、仕方ございませんよ。。)



この日、この後、タクシーで5分ほどの近くの店(同じく「上京区」)に移動しました。




LEICA SUMMICRON-R35mm with SONY α9

お次のお店は、うって変わって庶民的な価格設定。昭和9年からやっておられる居酒屋さんです。初代のお孫さんが、現在のママをやっていらっしゃるよう。(お店もその間、内観とか変えてらっしゃると思います)


LEICA SUMMICRON-R50mm with SONY α9

現在のお店では、ジャズやソウルが流れる「居酒屋」らしからぬ雰囲気。そして、来られる常連さんも、なんだか個性的な人たちが集まるお店ということが、初見で感じられます。写真はお隣にいらした「水墨画」の作家先生だそうです。今から夜行バス(格安)に乗って東京で知人の個展を見に行くとおっしゃってました。(先生は携帯電話とか持ってないらしい。。かなり自由人な感じでした…..)



LEICA SUMMICRON-R50mm with SONY α9

この居酒屋は、和洋中はもちろん、エスニックまで、多彩なメニュー揃えておられるそうでして、ただ「素材がないものはできんから聞いてぇ〜」とおしゃってました。写真で大量に切っているのは「九条ネギ」。ちなみに京都では、フツーのねぎが「九条ネギ」です。(スーパーでは、いちいち九条ネギとは書かれていない)



LEICA SUMMICRON-R50mm with SONY α9

このグリグリされてるのは、パルメザンかなぁと思っていました。(酔ってたしね…)



LEICA SUMMICRON-R50mm with SONY α9

「ガーリックライス」。後から、写真を見て気がついたのですが、グリグリしてたのは黒い粒。。。ってことは、トリュフか!? こんな、庶民的な居酒屋さんで? すげー美味しかったことは覚えています。(酔っ払っていたので、詳細は忘れました…)



LEICA SUMMICRON-R50mm with SONY α9

さっきの九条ネギは「ねぎ焼き」になりました。ソースはツバメソースらしいです(京都のソース屋さん)。京都人じゃない人が、美味しい美味しいといっていましたよ。(私も同意)

左隣にあるのは「おから」。豆腐の絞りかすですから、京都のおからもレベル高しです。



京都というところは、伝統的なことを受け継いでいる町だということは、周知のことでしょう。ただ意外と知られていないのは、それだけではなく、同時に革新を求めている町でもあります。おそらく、1200年前も、今もそうではないかと、、(千利休も前衛だし、古田織部はパンクだったかもしれないし、利休好みの長次郎さんのは、樂焼となり、現15代目樂吉左衛門の茶碗は400年攻め続けた結果の超前衛茶碗になったわけでして…)






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