プロのレンズフードに貼られた「黒テープ」の意味


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写真のレンズフードは、SyareOtsu LensHood「斜」52mm を使用、( 43.5-52mmのステップアップリング使用。※このステップアップリングは、弊社取り扱いなし )









SONY α7RIIライカ ズミクロン-R50mm(1cam)です。シリアルを調べてみると、1966年製のレンズです。ちょうど半世紀前のレンズですね。

当時のレンズは、レンズコーティングの技術もあまりなく、ハレーション(逆光)にとても弱いです。(今のレンズはマルチコーティングが施され、ハレに強くなっている)

ストロボ光がフレーム近くにある場合、フレームにハレーションが影響することがあります。

そこで、トップ写真のように、フレームギリまで「黒テープ」を貼って余計な光の影響が出ないようにしています。(不細工かもしれませんが、結果を考えると仕方ありません)この場合、光源が上と左にあるということです。

仮に右側にもライトがある場合、右もテープを貼って、ギリまで攻め込む方が良いでしょう。また、白バック飛ばしもある場合は、上下左右4面をフレームギリでまで、黒テで攻め込む方が結果は良いでしょう。










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上のメタルフードをエルマー90mmF4をつける方法が書かれた→ ブログ







TOP写真は、さらに古いレンズ、1951年製のライカ エルマー90mmF4(L39)を使って撮影されました。トップと左サイドにストロボを配置しています。トップと同じように、レンズフードの上と左に黒テープが攻め込んでいます。






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では、「レンズフードに黒テープをつけた」ものと、「フードのみ」で比較してみましょう。






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↑ いずれもRAWで撮って無調整の絵です。(コントラスト調整なし)







黒の締まりが全く違いますよね! 特にオールドレンズはフードだけでは、ハレーションを防げないことが多くあります。

現代のレンズは、コーティング技術が優れているので、このような差は出ないかもしれません。しかしながら、「画像の劣化」は必ずおこっています。(ほんの少しかもしれないですが..)

完璧を求める人は、フード以上にハレーションを切ることを考慮されても良いかとおもいます。








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これは撮影の仕事の時に必ず持参する「カメラバッテリー&SDカード」のケースです。この蓋に、黒テープ(黒 パーマセル(シュアー)テープ)のかけらを貼っています。こんなちょっとでも、十分役に立ちます。(ないと、困る)







レンズフードは、どのフォーカスの距離でもケラれないように、かなり甘めに作られています。それに、四角いフレームに対して、丸いフードをつけてるということは、まだまだ攻める余地があるということですよ。。(特にズームレンズのフードは、アマアマです..)







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