「最小限の光源面で攻める」ということ。


NakaiNakaya-pics_001














昔撮った茶器を並べてみました・・。5年位まえかなぁ・・。


ところで「光源面は広ければ広いほど美しい・・・」と思ってませんか?まぁ、確かに正しいんですが、デカい光を照射すると、全体にむらなく光がまわってしまい、フラットなライティングしかできません。まぁ、とはいえ、失敗が少なく無難なんですけどね。。。



この時は茶器ということもあり、光の面積を必要最小限して攻めています。「闇の中から茶器が朧気に浮かびあがる・・」というイメージですかね。そもそも「茶湯(ちゃとう)」というものは、攻めてなんぼ。実はアバンギャルドなんですよね。(織部焼にいたっては、もはやパンクですよ・・)



この時は専用のソフトボックスらしきものを自作しました。25cm×25cmくらいの光源面だとおもいます。(この写真の中にはもう少し大きい光源もある・・)ライトはクリップオン。近づけるので、クリップオンでも十分なのです。(モノブロックじゃ光がありすぎでしょう・・)光源が小さいと背景を暗くすることが容易になるメリットもあります。


今だったら、携帯便利なソフトボックス(Godox社製)とか、ライトソフトBOX for ClipOn! [KAKU 20×15cm]を使うかなぁ・・・。自作しなくてもいいんだし・・・。QuickSoftBox for ClipON!(クリップオン用ソフトボックス)の35cm角ってのもいいサイズかも・・。



背景になる壁から離れたところに茶碗を置き、小さなソフトボックスを茶碗に近づけて撮ると、同じようなイメージのものが撮れるとおもいます。まぁ、ちょっと慣れが必要かもなぁ・・・。見せるところと、見せないところの境界線がポイント。見せなさ過ぎても、なんだかわかんないし、見せ過ぎると説明的になり、味わいがでないだろうし・・・。「闇の中から茶器が浮かびあがる・・」というのが、すっごく重要かも・・・・。




※おんなじ用にやっても真似できなかったよう・・・・!とお嘆きに貴方。写真で一番大切なことを忘れておられるようですな・・・。今回の被写体は、そんじょそこらに転がってるような代物ではないです。スーパーベッピンさん揃いなわけでして、、、普通は触ることすら出来ない・・・。(撮影時もボクは触っておりません・・・恐ろしや〜恐ろしや〜。。。)




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