秀逸なイチおし定番アイテム「NTカッターA-300」が、偉大なる進化を遂げていた件。


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スタジオアシスタントだった頃、ジーンズの後ポケットに必ず入れていたもの、それはカッターナイフです。黒ケント・背景紙・トレペを切る道具として欠かせないものでした。(持ってなければ仕事にならない)カメラマンになった今でも、とにかく撮影によく使うマストアイテムなのです。


様々なカッターを使ってみましたが、耐久性に優れ実用的で使いやすいカッターが、NT Cutter A-300 NTカッターという結論に至っております。(念のためお知らせしますが、ウチの商品ではございません・・)



【プチうんち君!】

カッターといえば、日本のメーカーであるOLFA(オルファ)が世界ではじめて作りました。「折る刃」式カッターナイフというのが会社名の由来だそうです。OLFAとNTカッター両社とも大阪にあり、当初OLFAがNTに製造を依頼していたそうです。


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スタジオマンやアシスタントの頃、カッコいいヤツとか、でかいヤツなど、色々なカッターを試してみましたが、いずれも実用性・耐久性ではこのA-300にはかないません。



【A-300の優れている点】 ←私的感想

・カチカチと刃の出し入れが素早くできる。(アシスタントは素早く紙を切る必要があったため)

・先刃でも、腹刃でも使いやすい。(アシスタントは紙を切るのは、ほとんど腹刃をつかう)

・いつまでたっても、ロックが使える。(多少緩んでくるものの、ちゃんと使える)

・丸みのあるデザインなので、力を加えても手が痛くない。ジーンズの後ポケットに入れていても、角張ってないので穴があきにくい。(それに手に馴染む)

・絶妙のカラーリング、アイボリー。使いこなすと汚れじゃなく味に見えてくる。

・一見なんてことないデザインなんですが、使えば使うほど愛着がわいてくる。

・片手で刃が折りやすい。常に新鮮な刃を使うため、上品にエンドの刃折クリップは使わない。←※上級者向けの話なので、皆さん真似しないように!



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最後のヤツ、、↑こーやってやります。※初心者の皆さんは、流血したくないなら、真似しないように・・・。


カッターの刃は、脆いのですぐに先刃はダメになってしまうため、このような技を会得しました。定規で直線を切るときには、ひとさし指をカッターの上部にあてがうのですが、A-300以外のカッターだと、どうも気持ち悪い。





例えばOLFA製で、↑こんなのがあるんですが、シンプルなデザインでカッコいいと思い、昔買いました。。直線切りはあまりよくないですねぇ。それに角張っているので後ポケットに入れておくと、すぐに穴があいてしまいます。







で、この記事を書いている途中に気がついたのですが、ウチに5本以上あった愛しのA-300が、わずか1本しか見当たりません!!!5本くらいないと落ち着きません。。。(おかしいなぁ、昨日は少なくとも2本あったハズなのに・・・10年ほどまえ10本ほどまとめて買ったのに・・)


というわけで、早速、2駅先にあるホームセンター、■ー■ーD2に自転車に乗って向かうことに、、、、すると、なんと!OLFAだらけで、NTカッター系が一つもない!!(そーゆー感じが■ー■ーD2なんだよなぁ・・)仕方なく、白金台に戻り、スーパー2件をあたるが、ヘロいヤツしかありません。セブンイレブンしかりです。よもやと思い、百均を覗きますが、やっぱりダメです・・・。


目黒の駅ビルの文房具屋まで行かねばならぬか?念のため、百均の隣にあるドラッグストアーを覗くと、、、、


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ありました!NTカッターA-300!!店にあった3本買い占めてきましたぜ!(やるなぁ・・ツルハ薬局・・・)


ホントはあと3本くらい欲しいところなんですが・・。



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使い古されたのも味があっていいけど、新品もフレッシュで良いよね・・・。ん?先っぽのところよく見ると・・・。


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RIGHT、LEFT等と、刻まれてます・・。前にはこんなのなかったのに・・・。


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パッケージを見ると、「左右両用設計」と記されています。それにA-300RPとなってますよね。マイナーチェンジしたのかしらん。


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右利きの場合

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左利きの場合


なるほどなるほど、どっちでも使えるんですね・・・。てか、前はどーだったのかな?


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うげぇ!先端の形状が、シンメトリーになってる〜!!!つまり前は右しか使えん仕様だったのね。。こんなことで、左利き対応になるなんてゴイスー!!それに待てよ、クリックの間隔が細かくなっているような気が・・・・。。


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なる〜!!!クリックの間隔を半分にすることで、カッターの刃が折れないところでも止まるようになったみたい!!!こりゃ、ものスゴい進化だぁ〜!!NTカッターさん、すごいすごい!定番で売れ筋商品のはずなのに攻めてる攻めてる・・・。(最近の文房具は侮れないぜ!)


つか、これ、もはやMoMAもんじゃねーの?


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このブログ記事を読んでいる若いスタジオマンやアシスタントの皆さんに進言します!違いの分かるカメラマンになりたきゃ、カッターはNT Cutter A-300RPにしなさい!(きっぱり断言!)本当に良い道具というのを知っておくのも勉強ですから!300円くらいなんだし・・・。


私がスタジオに撮影でいったときには、スタジオさんのカッターを見ますからね!今風のカッコ良さげなカッターはダサイかもしれんよ〜。(A-300使えば、私のいってること、そのうち分かりますよ・・)


余談ですが、カッターの刃を買うときは、同じメーカーの刃を買うことをオススメします。OLFAならOLFA。NTならNT。いちお、使えることは使えるんですが、私の記憶では、メーカー毎に切れ目(折れる場所)の位置が微妙に違っていたような・・・。少しでもズレてると、変なところから折っちゃうよ!(ウラはとってない話なので、確証はないのですが・・・)





※あーーーー 、、、文章書いたり、写真撮ったり、買い物いったり、、どんだけ手間かけてるつーんだ!ウチの商品でもないのに、ごっつ濃いブログになっちゃった・・・・!(書きはじめは、こんなつもりじゃなかった・・)この記事読んで「ヘー」と思ったひとは、積極的に「いいね」「リツイート」「シェア」をしていただければ、せめてもの救いになります。。








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3 Responses to 秀逸なイチおし定番アイテム「NTカッターA-300」が、偉大なる進化を遂げていた件。

  1. Nathan のコメント:

    NTカッターA-300は2本持っていて、ボディの微妙な膨らみが手に馴染むので気に入ってますが、2本のうち1本はスライドが金属製の古いバージョンです。買ったの小学生の時だったかな。
    ちなみに、替刃はケース入りのBA-160を買ったので、刃を折るのには、替刃ケースの半分が折った刃をためるようになっている部分を使っています。ごみを捨てるとき手を切ったりしなくて安全。

    つい先日も、シャープペンシルが自動繰り出しのあとさらに進化(芯が回転するとか)していてびっくりしましたが、カッターも現状に安住するでなくちゃんと進化させているんですね。すごい。

  2. himajin のコメント:

    A-300Rがオートロック付きの両用仕様、A-300が以前のままの仕様ですね。Pが付くとブリスターパック、Pが付かないと紙箱入りのようです。

  3. himajin のコメント:

    そして型番にGがつくと金属ボディになります
    R=オートロック、シンメトリー
    G=金属ボディ
    P=ブリスターパック

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