本日、Nikonの新型フルサイズ機(FXフォーマット)のD610の発表がありましたね。。なんでも、軽量自慢のD600の後継機種で、連写が得意になったみたいです。
フルサイズカメラがどんどん身近になってくる様子です。
さてさて、新製品情報は、デジカメWatchさんとかにお任せいたしまして・・・・・・・・。
あまり考えたこともなかったですが、一眼レフで主流な「APS-C」と「フルサイズ」のセンサーサイズの面積比どれくらい違うのでしょうか?ちょっと計算してみました・・・。
フルサイズ = 24x36mm = 864㎟
APS-C = 23.6×15.6mm = 368.16㎟
864㎟ ÷ 368.16㎟ = 2.36
APS-C = 23.6×15.6mm = 368.16㎟
864㎟ ÷ 368.16㎟ = 2.36
ゲ!今まであんま意識してなかったけど、2倍以上も違ってたのか・・・。よくよく考えてみるとフィルムのハーフサイズ(18mm×24mm)より小さかったのね・・・。
この面識の差は大きいなぁ・・・。(Nikon D1から使っているけど、もうAPS-Cに戻れないなぁ・・・)
話はころっと変わりまして、デジカメ(レンズ)の仕様に35mm換算と書かれています。これはフィルム時代から一番オーソドックスなフォーマットである35mmカメラ(つまりフルサイズ機)のレンズの画角に換算すると、、何ミリってことでして、、
まぁ、この辺りの話は皆さんよくご存知でいらっしゃるでしょう。
で、同じくらいの画角にして、フルサイズ機とAPS-C機で撮ってみたら、どのような差が出るか実験してみました。
計算上同じ画角に揃えたかったのですが、フルサイズ機(D800Eに50mm)APS-C機(D7000に28mm→35mm換算42mm)と完全に合わせきれていませんが、その分を差し引いても面白い実験結果が出ましたのでご覧いただきたいとおもいます。
被写体までの距離は、よく使いがちな3mに設定。ラジオレリーズのRF-603/Nを取付けて同時にシャッターを切ります。(Canon用のRF-603/Cはコチラ)
暗いほうのレンズ、ライカ エルマリート-R28mmの開放値F2.8に、フルサイズにつけたライカ ズミクロン-R50mmを合わせます。同じ絞り値ってことですな!※「つか、純正ニッコールで試せよなぁ!分かりにくいだろうが・・・」あいにく純正レンズの持ち合わせが少ないものでして・・・。
2台、同じ瞬間に撮ってみます!さてさて、結果は?
APS-C機 + 28mm(42mm相当)/F2.8
フルサイズ機 + 50mm/F2.8
この比較は42mmと50mmですから、画角が少し違いますが、背景のボケ方が全然違います!APS-C機の方がボケていません。。立体感の表現にかなりの差がでてしまいました。。。やはりフルサイズの絵は優雅です。
それに、8mmの差を差し引いても、背景のパースもかなり違いますよね。
フルサイズと同じような立体感が欲しい場合、F値のより明るいレンズが必要になってきますよね。だけど、考えてみると一般的にワイドになればなるほど、明るいレンズを作るのは難しいですから、、、
「35mm換算」は画角だけ同じ!でも、35mmで撮ったのと同じにはならないのだ!
重くて大きくて高価なフルサイズ機ですが、「背景ぼかし命!」の人は頑張って大きなフォーマットのフルサイズ機を買ったほうがよろしいかと・・・・。(ピントいっぱい合ってていい人や、望遠ぼかしでいい人はAPS-Cでもよいかもだけど・・・)
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おお、流石!気づきましたね。35mm換算の罠。私は中版デジタルを使い始めた頃、35mm換算はあまり意味が無いことに気づきました。仰るとおり移る範囲が同等であるだけで、その焦点距離特有の奥行きや画面上での大きさのバランスは、変わらない事が分かりました。APS-Cの場合35mmの画面構成はやはり35mmのままでフルサイズの標準である50mmレンズの画角=移る範囲程度に狭くなる。
用はフルサイズ35mmで撮影した画像をフォトショップでフルサイズ50mmで写る範囲にクロップしたのと同じ・・。この辺の数字のマジックはベイヤー配列のセンサーの本当の解像度は公証解像度の4分の1(RGGB各センサーで取得したデータを4個1に計算している)が事実であるのと同じですね。
すみません「写る」が「移る」と「要は」が「用は」と変換が間違ったままアップしてしまいました。
通りすがりですが、こんばんは。
フルサイズとAPS-Cどちらにしようか迷っているもので、いろいろと調べていてこちらのブログを拝見したのですが、ご指摘のレンズの焦点距離とパースペクティブの関係については誤解されている方が大変多く、気になったので指摘させて頂きます。
写真のパースペクティブのかかり方についてですが、パースは被写体と撮影者との距離によってのみ変化し、レンズの画角、焦点距離とは実は関係がないです。同じ位置から焦点距離を変えてそれぞれ撮影し、広角側で撮った写真をトリミングして比べたら分かるかと思いますが、極端にいえば18mmで撮ろうが200mmで撮ろうが被写体と背景との遠近感、パースのかかり方は、撮影位置さえ変えなければ一緒なんです。
これは言い換えるとAPS-Cで焦点距離35mm(35mm判換算約50mm)のものとフルサイズ50mmのものとでは、撮影位置が同じである以上背景のパースのかかり方は同じであり、従って写真に写り込むものも同じということを意味しています(もちろんボケ感等で違いはでますが)。センサーサイズ差による立体感の違いや、異なる焦点距離で被写体を同じ大きさにして撮影したときの望遠側の圧縮効果との混同等、いくつかの要因によって誤解を招きやすいみたいなので、参考にして頂けたらと思いコメントさせて頂きました。ぜひ再度実験をして検証なさってみてください。
乱文&長文失礼いたしました。