背景への光モレには気をつけろ!



本日の話は、プロでもやりがちな失敗の話。
人物に対しての「ディフュザー越しサイド光ライティング」を組みました。

すでにエラーが起こっています。わかりますかね?


無背景で撮ろうとしてるのに、
これじゃぁ、さすがにあかんでしょ?


LED電球の直の光がモレてるというエラーが発生しているのです!
ただ、ここまで派手にモレていたら、気がつかないわけがないので対策を考えるでしょう。

この直光モレ問題を最も簡単に解決する方法をやってみましょう。


標準乳白DFを外し、
ShPro用のバーンドア(Sh-B4)+バーンドア用リング(Sh-B3)を取り付けます。


バーンドアの扉を閉めて、DF枠内に光を絞ります。


で、撮ってみるとこぉなりました。
これ一見、うまくいっているようにみえます。さっきみたいな派手なエラーじゃないので、いーといえば良いんですが、ちょっとこれをみてください。


少し横から全体を見ると、モレの疑いのある光がうっすら見えます。
これは、厳密にはバーンドアだけでは完全に遮光できていない ことを意味してます。
この分かりにくさが、プロでもやらかしがちな失敗となるわけです。


実は、この時のモレの原因は、バーンドアの扉と扉の隙間 です。
だから、バーンドアの大きさに合わせて、小さく切った黒ケント紙を用意しました。


コの字の形に折り込んで、背景側を覆います。
※黒紙がなければ白紙でも良い。(スキマの直モレがなければよし)


というわけで、背景が完全にDF透過の光だけ になりました!
胸がスーッとした気分です。


左がバーンドアのみ、右がスキマモレ対策をしたもの。
背景左を比べてみると、濃度にわずかな差があることが分かります。

ということは、「①バーンドアのみ」の背景左右のグラデーションが少し狂っている可能性があるということ。

対して「②バーンドア+スキマ遮光」は、正しく階調豊かな左右グラデになっています。(はず..)




今回はさほど気になるエラーにはなっていませんでした。しかし、悪い時は光モレの変な文様が背景に写り込むこともあります。定常光ではなくストロボ使用の場合はもっと分かりにくいですし、、
ディフュザー使用ライティングの場合、「背景への光モレは起こるもの」と常に考えてセットを組むようにしたいものです。




ここからはオマケ。

今日のバーンドア使用は「光モレをライト側で切る」方法でしたが、「ディフュザー側で切る」という方法もあります。(ライト側切りより、DFの全面が面光源になるというメリットがある)

ただ、「ディフュザーより大きな遮光板」と「別スタンド(+クリップ等)」が必要なので、より大げさなセットになります。(遮光板は黒出なくてもよし)

やっぱ、ライト側切りの方が楽かもしれませんよね。

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