点光源ライティングと面光源ライティングの目的の違い



本日は「点光源のライティング」と「面光源のライティング」の違いについて、簡単に整理したいと思います。

まず、点光源ライティングのお話。

そもそも「点光源ライティング」は照度を与えるだけのライティング です。つまり、ホントに暗いところじゃ写真が撮れないから、明かりを与えるっていうイメージです。クリップオンストロボをカメラのホットシューにつけて直向けに当てるのがこれにあたります。

本ブログでは、被写体にライトをギリまで寄せろ!と口すっぱくいっておりますが、それはあくまで「面光源」での話。
これを混同すると、話が理解できなくなるので注意しましょう。

点光源を仮想被写体(ボール)寄せると「照射範囲」が狭まります。ちなみに、ここで示す 照射範囲の定義 ですが、照度差が少ない、もしくは、照度差がない範囲のこと とします。(±0.2EV=差が少ない)


ライトを離すと、明るさは減りますが、均一照度の照射範囲が広がります。
繰り返しになりますが、あくまで点光源は「明かりを与える」という役割のライトです。ですので、均一に照射したい場合は「被写体から離す」ってことがポイントです。(ただ、離しすぎると「光が届かなくなる」という不具合が発生します)


対して、面光源ライティングをご説明いたします。

面光源ライティングをざっくりいうと、美しい光で被写体を演出するライティング です。もちろん先の点光源ような使い方(明るくするだけ)をした場合、同じく離せば照射範囲が広がります。

しかし多くの場合、光の演出目的で面光源を使うわけでして「できるだけ近づけて使う」が正しい使い方 です。人物撮影などで使う場合はある程度離して使いますが、それでもフレームインギリまで寄せて使う、ってのが正しいとおもいます。

ここからは「被写体からの目線」で考えてみてください。
この高さからでの照射だと、赤枠の範囲からしか光源は見えません。つまり、そこがこのライトがカバーしているところといえます。(キレイに照射されているところ)


次にライトを近づけてみると、被写体(高さ側)の全体をカバーするようになります。
カバーするってことのざっくり説明としては、被写体全体がムラなく照射されたうえに、グラデーションがキレイな薄い影を作ることができるということ。かな。

これが「面光源が被写体をカバーする」ってことなのです。

光がカバーすることと、露出差のない均一な照度を与えることとは違います。それなら、点光源でもできますもんね。
説明写真で使用の 50cmソフトボックス なら、幅30cmほどの被写体までだったらカバーできます、ってことでして、例えば幅50cmの被写体はカバーできません。。これ、わかりますかね?

説明が難しいことを今日は頑張ったつもりですが、伝わりましたかね?(今日はこれが限界…)

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