デジタル・プロジェクター投影画像の写真撮影でフリッカー喰ったときの対処法



学校の近頃の授業では、黒板に デジタルプロジェクター で画像を投影することも多くなってきました。そのため、その投影画像を撮影する状況もあります。

上の写真(A)は何も気にせずプロフェクター画像を撮ったものです。アバンギャルドな配色の画像に写っていますが、実際は「背景白・文字黒」です。


次の写真は、少し工夫をして撮ったもの。少しまともになったものの、まだ上下の色が少し違いがいますかね、

この現象は、撮影の基本中の基本の話です。
実は(A)と(B)は、
そこそこ 高速なシャッタースピード(SS)で撮影 しました。
詳しい設定値は、(A)=1/2000秒 (B)=1/250秒 です。

つまり、プロジェクターのフリッカー(チラツキ)をもろ食らってる状態 だと考えられます。


でまぁ、この現象の回避策。
ここ東京(50hz地域)では、フリッカーの同調スピードのSS1/50秒を使うとフリッカーバグが回避(C)できます。ちなみに富士川と糸魚川以西の中部・関西(それより西側も)は電気の周波数が60Hzです。したがって SS1/60秒でフリッカーと同調させることができます。(1/50・1/60以下のSSでもムラは目立ちにくくなります)

テレビやPCのモニターも同じこと。50Hz地域では「1/50秒」、60Hz地域では「1/60秒」でバグ回避ですね。※リフレッシュレートの高い高級モニターでは、更に速いSSでもフリッカー回避が可能。(表示Hz数に合わせたSSでOK)

えーー、今日は撮影の基礎中の基礎の話をしました。ここの読者のたいていの人には物足りない話だったでしょうが、今日は朝早くから学校入りしているので、こんなもんでどーにか許してくださいな。



【緊急追記】どうやら、私の考えは間違っていたようです。
テレビのリフレッシュレートはNTSCの規格で全国統一60Hzで統一されているというご指摘を頂きました。ですので、この場合、1/60秒が正解でしょう。(1/50秒はそれより遅いので、たまたま同調しているように見えた)
思っていたのと全然違いましたね。勉強になりました。
そして、ご情報をお伝えしたことを謹んでお詫び申し上げます。

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